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『仕事がしたい! 発達障害がある人の就労相談』 (梅永 雄二 (著) 明石書店・256ページ 2010/1/30出版)という本の中に、アスペルガー症候群の診断基準の表がいくつか載っているのだが、その表のすべてに「友だちがいない」という1行があった。 実にそうで、友だちが欲しくないわけでは決してない!が、<他人と一緒に何かをするのは考えただけでも疲れる・・(自分がいる部屋に自分以外の人間が1人でもいるとどっと疲れる)>から、交流の場からどんどん遠ざかってゆき、年齢にしてはおそろしく友人が少ない。社交...
Piles of Debris | 2010.03.25 Thu 11:09
精神科デイケアに通っていると、好きなプログラムとそうでないプログラムができてくる。出席をうるさく言うところではないので、好きなプログラムだけ出席するようになる。 私の場合は好きな順から、音楽鑑賞(各自好きなCDやDVDを持ってきて音楽室で流す)、お茶会(お茶をたてて飲むだけだが、まったりできてグー)、外出カラオケ(2〜3曲しか歌えないかな)、お料理(DCには、かなり立派な調理施設と器具が備わっているので、たいして気合を入れて作らなくてもそれ相応に美味しい)・・と言う感じ。あと「編み物」。...
Piles of Debris | 2010.03.24 Wed 17:03
幼児期に親から虐待やネグレクト(育児放棄)を受けた子どもは「被虐待児症候群(虐待に抵抗する意欲を失い、甘受する状態)」を示し、思春期以降になっても感情や社会性の発達が損なわれ、しばしば、解離性同一性障害、うつ病、摂食障害、パーソナリティ障害、性非行、反社会的行動、各種の依存症・嗜癖行動などの精神障害を示すことが知られています。[略] 近年、杉山登志朗医師が「第四の発達障害」として提唱していますが、幼児期の著しい虐待やネグレクトによって社会性の発達が障害され、しばしば自閉症と類似の...
Piles of Debris | 2010.03.13 Sat 14:54
いや、『ドキュメント高校中退―いま、貧困がうまれる場所』っていう本を読んでないので、本の悪口を書くのは差し控えたいと思う。こういうタイトル困るかも。世間は偏見に満ち満ちているから「高校中退→人生終わり→貧困・・」みたいなシークエンスでしか想像できないんだろうなって思う。 わたしの十代のおわりは対極的なシークエンス。孤立→いじめ→高校中退に追い込まれて、高校中退そのものは「傷」以下でも以上でもない。 高校中退→開放感→病気が治る→友だちできる→家族との関係も回復した→学...
Piles of Debris | 2010.03.09 Tue 16:56
テンプル・グランディンの無駄に長い本はやっとこさ読みきって(400ページ以上あるが200ページにできる。本気で日本のHFPDDに読ませようと思うのならページ数を3分の1にするべきだ!彼らは薬漬けにされていて集中力を大幅に欠いている)、気分一新したければ、グニラ・ガーランド『自閉症者が語る人間関係と性 』(東京書籍 260ページ:2007/07)を読めばいいと思う。この本は200ページちょっとで活字大きめなので、読書が苦手な方でも手に取りやすい。 『自閉症者が語る人間関係と性 』も、「アスペルガーがい...
Piles of Debris | 2010.03.08 Mon 11:53
こどものころ、敷き布団と畳のあいだにもぐって寝るのが好きだった。好きだった、というより、気がついたらいつもそういう寝方をしている。 普通は、畳の上に敷き布団をしいて、毛布しいて、掛け布団、タオルケットと重ねて、敷き布団と毛布のあいだにもぐって寝る。わたしは畳のちょっとひんやりとした、かたい感覚がものすごく好きなのだった(冬でも夏でも)。好きなので、いつも敷き布団と畳のあいだにもぐって寝るようになり、家の人に「ちゃんと寝なさい!」と怒られた。しぶしぶ敷き布団と毛布のあいだに戻る。しかし、子供...
Piles of Debris | 2010.03.07 Sun 12:06
通院日だったので主治医のところへ行った。 バイトを探しているという話になって、障害者雇用枠で募集しているのはフルタイムばかりだ、短時間のバイトは一般枠しかないと言ったら、「清掃はどう?清掃員なら短時間じゃない」と主治医に水を向けられた。 障害者雇用枠での就労って考えるとユーウツ。職種的にぱっとしないというか、食指が動かないというか: 「清掃」(これが一番多い)、「マッサージ」(盲の人向けだけど)、「電話受け付け・応対」(人前に出なくて済むからか。コールセンター。でも...
Piles of Debris | 2010.03.06 Sat 11:23
こどものころから嘘ばかりついていた。そしてその嘘がすぐにバレていた。そういう人間なので「アスペルガーは根っから正直なのです、遺伝的に常に正直にしかなれないのです」と言わんばかりのテンプルの気迫に負けそうになってしまった。 アスペルガー症候群のある子どもが本当のことを言っている(または言うだろう)可能性は年齢に比例します。発達年齢の低い子どもほど、きかれれば、あるいは質問されなくても自分から、絶対的なありのままの真実を言います。(244p) 私(テンプル・グランディン)自身は...
Piles of Debris | 2010.02.28 Sun 11:08
テンプル・グランディンが「アスペルガー症候群の人が中学時代に人間関係や集団適応に挫折する傾向」について力説している部分があったからメモ: 多くの自閉症スペクトラム障害のある子どもが、中学時代に退行したり落ちこぼれていったりするのは、そのせいです。一般の子供は社会的能力が急速に発達する時期なのに、自閉症スペクトラム障害のある子どもはそれについていけなくなるのです。親や教師が何らかの手段で悪循環を断ち切り、安定感を取り戻す手助けをしないかぎり、差異はますます広がっていきます(...
Piles of Debris | 2010.02.27 Sat 16:55
ご自分が(あるいは家族が)“アスペルガー症候群ではないか?”と思うのだが、どこかで検査してみたい。正式な診断を出してもらえないだろうか?と考えておられる方へ。ご質問を受けたので(専門家ではない)わたしが回答できる範囲で回答させていただきます。 精神科(もしくは心療内科)を受診されて、医師に悩みを相談すれば、本当にHFPDD(高機能広汎性発達障害)かどうかの診断は出してくれるでしょう。ただどのような専門医であっても、初診ですべてを判断するのは難しい。親が呼ばれて、5歳ぐらいまでの患者の生育...
Piles of Debris | 2010.02.26 Fri 19:44
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