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子どものころから、ひとりきりで過ごす時間が、同年齢の女の子に比べて異常に長い。女の子とは“話があわない”と思っていた。同じクラスの女の子の会話を聞いていても、退屈で全然面白くない。わたしは彼女たちみたいに生の他の生徒に対して興味が無い。興味や関心の対象が離れ過ぎ。周りの女の子のようにスムーズにいかない自分が嫌いで、こんなことで大人になったらどうするのだろう?、こういう自分はダメなのだから自分は将来絶対に子供なんか作らないことにしよう、こういう変な遺伝子は自分で終わりにしよう・・(と、小学生のと...
Piles of Debris | 2010.02.23 Tue 10:24
ひとり絶賛中の星野仁彦『発達障害に気づかない大人たち』(当事者の皆さんは読みましょう。当事者でなくてもPDDに関心のある人は買って読んでも損しません。素晴らしくコンパクトに知るべきことがまとめられている新書です)ですが、発達障害者がしばしば低い低い低い低い自己評価しかなくて、ネガティブ思考に陥りやすいのには、ほとんど遺伝的な理由があるらしい。この本を読んでADHDとアスペルガーの相違点についてはじめてわかった(ような気になった)。わたしは“片づけられない女”でもないし、“やるべきことの優先順位がつけら...
Piles of Debris | 2010.02.21 Sun 18:19
少なくともこの1年間で読んだ発達障害関連の新書のなかでは出色。 新書でベストセラーになっているのは岡田尊司『アスペルガー症候群』だけどこっちのほうがいいと思う。アスペルガー当事者のわたしが読んでみて、得られる情報の興味深さや、なんというか・・ある種の心温まる“励まし”はこっちのほうが上でした。 最新の症例研究もまじえて、非常に分かりやすく、注目すべき情報や考え方についてコンパクトにまとめてある。 ADHDとアスペルガーの相違点について、この本を読んではじめてよく理解できた。特に大人の発達障...
Piles of Debris | 2010.02.20 Sat 13:47
“アスペルガーのキャリア・ガイダンス”という文章にぶちあたって、思わず読んでいた途中の、『発達障害に気づかない大人たち』を置いてしまった。そんなことをやってもらえるアスペルガーも世の中には本当にいるらしい。恵まれてる。私の場合は誰もそんな声をかけてくれなかったので、ひとりで仕事を探し、ひとりで面接に行き、一般就労し、手作り裁判までやる羽目になってしまったが。 先週、通院日だったので主治医のところへ行った。 「就労に関して何か特に考えているとか、準備していることは?」 &...
Piles of Debris | 2010.02.19 Fri 17:34
いちおう専門医の診断が下っているし、手帳も年金も共済も入っているし、いまさら「違ってました」と言われても、社会的にも財形的にも心理的にもかなり困るんだけど。でも診断が下って2年以上経って、そのあいだずっとクリニックに通院して、デイケア法定10期5年通って、 「わたしは本当にアスペルガー症候群なんだろうか?」 わたしこそが“書物起因性の自称アスペルガー” なんじゃないか?(あ、でも本当に手帳とか証書とかはありますけど)。偽アスペルガーバッシングを書くたびに心のどこかでつぶや...
Piles of Debris | 2010.02.17 Wed 17:35
高校って正味7か月しか行かなかったなぁ。途中で退めちゃった。学校の先生とか、うすうす気が付いているわけ。わたしを見て「この生徒には特殊な事情があるんだろうな」って。そりゃあるでしょ。奇形だから。いまから約15年前、あの頃の日本で「アスペルガー症候群」や「発達障害」はいまほど有名ではなかった。 学校の先生ってプロじゃん?10年も20年も先生業やっていて、何万人もの子供を見ていて、そういう発達障害のコを見ると、ぴんとくるんだよ。ぴんとくるから大人同士でひそひそ「あの子、事情があるよね...
Piles of Debris | 2010.02.13 Sat 18:07
子どものころ、小学校中学年ぐらいまでは、誰でも「○○ちゃん」とか「○○くん」とか可愛らしい呼ばれ方をして育つものだが、私の場合、親戚のあいだでは、「地獄」と呼ばれていた。「○○ちゃん」でも「地獄ちゃん」でもなく、ただ「地獄」と呼び捨てにされているのである。 少女時代の記憶。 たとえば、遠い親戚のおばあさんが私の母親に電話をかけてくる。どうでもいいような世間話のあとで、 「そういえば<地獄>ってこのごろどうなの?あいかわらずあのまんまなの?」 ある...
Piles of Debris | 2010.01.11 Mon 14:39
薬学を専門にやった人間じゃないからエントリに不正確な記述が混じるかもしれんけど、このブログは素人の直観ベースなので、正確な情報が知りたい人はそれ専の資料を漁ってみてください。1年以上前、杉山 登志郎氏の本『発達障害の子どもたち』 (講談社現代新書)を読んでいて、かなり違和感があったのは氏がリタリン投与を肯定しているところだった。読んだ当時は「ふうん」という感じだったのだが、その時の違和感がだんだんはっきりした「疑い」のかたちをとりはじめ、自分のなかで頭をもたげてきたというか; 「ADH...
Piles of Debris | 2010.01.10 Sun 16:08
著者はエリート医師でも心理学の教授でもなく、フリーランスのイラストレーターである。山下氏の経歴を読むと高校中退して、外国に美術留学、帰国して「生活のため」、都内のサポート校(成績不振児が通う学校)の教諭となる。そのサポート校A学院での18年間の奮闘を振り返った本である。 普通の学校に通えない子供の居場所として、こういうサポート校のニーズが高まった時期にはA学院の経営も順調だったが、教育界に少子化の大波が押し寄せる。本来なら普通高校へ進学することが難しいような児童でも受け入れる高校が...
Piles of Debris | 2009.12.26 Sat 11:32
過激な発言でブレイクした阿久根市長、議会で反市長派に突き上げられても、その発言のわけわからなさはとどまるところ、なし。(本当にブレイクしてるなこの人・・) 昨日のニュースを読んでどっと疲れを感じた。憂鬱な事実、この阿久根市長のファンは多いだろうなぁ潜在的に。 >ゆうべ、日テレで『アラームにかこまれた命』というのをやっていた。NICUで未熟児で障害児が生まれてしまった。それをどんなことしても生かす医療システムがある。そこで2年間。病院の扱いがひどくて、お母さんが家につれて帰...
Piles of Debris | 2009.12.22 Tue 20:36
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