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死が怖いのなら、死と一緒にいることです。それがまず全ての始まりではないでしょうか。 私が納棺師の仕事をしていた頃、辛かったのはご遺体の腐敗や損傷を目にしたりそれに触れたりすること、ではありませんでした。 本当に怖いのは、死を忘れられなくなることです。 普通私たちは、例えばお葬式に出て誰かの死を悲しんでも、葬儀が終わって一日二日、繰り返し睡眠を取るたびに「死」というものの存在を頭の中から追い出していきます。 死を忘れてしまうということ。...
夜ルコト 営業日誌 | 2018.09.21 Fri 10:44
お迎え現象。 死期を悟った人や、重大な事故に巻き込まれた人などの元に、すでに死んだはずの誰かが『迎え』に来る現象。 洋の東西を問わず、人間全般にある程度共通してみられる現象であり、集合無意識的な何らかのシステムによるものと考えても良いだろう。 不思議なのはこの『お迎え』は多くの場合、光や愛、安心感などと形容される多幸感を伴うものであり、場合によってはそれが末期患者の死への恐れを取り除くものである、ということだ。 こうした体験の意味を詳...
夜ルコト 営業日誌 | 2018.09.08 Sat 20:07
「死」は不思議なものだ。 私たちはいつか死ぬ。この身体も朽ちる。それはすごくはっきりわかるのだけれど、死を事前に経験したり、体験して準備しておくことはできない。 もしも死が「無」に繋がっているのなら、私たちの生は夢のようなものだろう。だとすれば、不思議なのは「生」の方かもしれない。私たちがこうして生きていることが、そもそも大きな不自然に思える。 さて、誰が死を教えてくれるか。 死そのものを直接学ぶことはできない。が、間接的になら。 &...
夜ルコト 営業日誌 | 2018.08.31 Fri 09:30
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