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JUGEMテーマ:恋愛小説 なんだかとても『痛い…』そんな物語だった 悠子は複雑な家庭環境に育ったために 自己を抑圧して生きてきた 20歳を過ぎた彼女は かつて家庭教師だった初恋の人 一希に再会する 心の拠りどころを得た悠子だけれど 一希には婚約者がいた… 悠子は 一希を失わないために さらに自己を抑圧してゆく… 一希も 悠子がそうせざるを得ないことを充分わかっている 正直 『ずるいな…』って思うけど わかる気がする… 人間はずるいんだ 平凡な妻であり平凡な母になることに憧れた悠子は かすかな記憶に残る母...
蒼色の空 | 2008.02.17 Sun 12:02
亮が、寝苦しそうに体勢を変える度、目が覚めた。 薄暗い部屋で亮の横顔を確認する。 そしてまた目を閉じると小さくうずくまった。 今、自分が何処にいるのかわからなかった。 わからなくなる程、浅い眠りの中で何度も同じ夢を見た。 私は、誰もいない月明かりの海に一人、 たぷんたぷんと浮かんでいた。 いつの間に深い眠りに落ちたのか、携帯のバイブ音で目が覚めた。 無意識に通話ボタンを押し、耳にあてる。 外の雑音が一気に耳に飛び込んできた。 「美風?寝てたん?」 その声は侯久だった。 「...
君に綴るもの・・・ | 2008.02.14 Thu 00:27
ダリア/野中柊 彼女のニックネームはハナコ。アメリカからの帰国子女。幼なじみの太郎に恋心を抱き、眠る前に料理レシピとポルノ小説を読む17歳。少女時代特有の、痛みと孤独、戸惑い、甘やかな予感に満ちた日常のなかで、彼女はふと考える。父と母の生き方、太郎がバイセクシャルであること、自分が女であること、自分が自分であるということを―。“わたし”とは誰かを問う、咲きかけの花のような物語。 JUGEMテーマ:恋愛小説
juju* | 2008.02.13 Wed 18:37
放課後の音符/山田詠美 大人の恋に憧れるあなた。そして、素敵な放課後を送りたいあなたへの贈物です。 大人でも子供でもない、どっちつかずのもどかしい時間。まだ、恋の匂いにも揺れる17歳の日々――。背伸びした恋。心の中で発酵してきた甘い感情。片思いのまま終ってしまった憧れ。好きな人のいない放課後なんてつまらない。授業の終った放課後、17歳の感性がさまざまな音符となり、私たちだけにパステル調の旋律を奏でてくれる……。女子高生の心象を繊細に綴る8編の恋愛小説。 JUGEMテーマ:恋愛小説
juju* | 2008.02.13 Wed 18:31
JUGEMテーマ:恋愛小説 ロッキン・ホース・バレリーナ/大槻ケンヂ 十八歳で夏でバカだった!バイト暮らしの耕助は、仲間のザジ、バンとパンクバンド「野原」を組み、生まれて初めてのライブツアーへ出かけた。行く先々でグルーピーを引っかける予定が、謎のゴスロリ娘のヒッチハイクで旅は思わぬ方向へ。彼女、七曲町子の正体は?ツアーファイナルは成功するのか?耕助と町子の恋の行方は?爆笑と感動、大槻ケンヂの青春ロック長編小説。忘れることなんて絶対にできない最高に熱かったあの季節。
juju* | 2008.02.13 Wed 18:27
JUGEMテーマ:恋愛小説 嫉妬…それも 起こっているともいえない不確かな憶測から 生まれる嫉妬に翻弄される愛の物語 主人公は恋人の浮気を疑い その相手の男性と目される、同じく夫の浮気を疑う妻と 起こるであろう未来の関係に対して復讐するために関係を持つ… 誤算は 復讐を超えて 愛し合ってしまったこと そして その結果もたらされた真実… でも 前回の『サヨナライツカ』より 引きずらずに読み終えたのは 主人公の未来が きっと光に照らされていたから… 正直 恋人のミノリや早紀が主人公の哲士になんでそこまで惹かれるのか...
蒼色の空 | 2008.02.12 Tue 22:34
JUGEMテーマ:恋愛小説 『嫉妬の香り』を読み終わった昨日 Book・offさんのオンラインショップを覗いて さっそく注文してしまいました ぁたしはしばらく凝る性質なので 当分辻さんを読みまくるかもしれません 今回買ったのも 4冊 この前買ってきたのも まだ1冊しか読み終わってないのに…どうすんだ 『恋するために生まれた』 これは 辻さんと江國さんの対話形式で綴られている恋愛論ということなんですが… そういえばこのお二人は『冷静と情熱の間』を それぞれ男性側と女性側から 共著してるんですよね 映画は観たかなぁ...
蒼色の空 | 2008.02.10 Sun 13:16
戸籍上の本名を、好き勝手に変えるのって言うのはね、難しいんだ。 まず、家庭裁判所で手続きをしなければいけないんだけど、さすがに裁判所だけあって、名前を改めたい理由にね、ちゃんとした理由がないと、認めてもらえないんだよ。 だからさ、たとえばアタシがね、スピリチュアルカウンセラーを自称するお客さんからさ、ある日、 「きみは…、前世がマリーアントワネットの友人が飼っていた犬で…」 「い!? いぬーーーー!?」 「…海辺に行ったときに、尖った貝を尻に敷いて …後日、痔で死んでるねェ」 「ぢ...
Translizer | 2008.02.09 Sat 10:34
タクシーがマンションの前に着くと、何も言わずにお金を出した。 「ええて別に」と言う侯久に、「また明日」とだけ言うと、 既に開いていたタクシーのドアから降りた。 しんと静まり返ったマンションの前。 侯久の「美風」と呼ぶ声が、閉まるドアに掻き消された。 部屋に入ると、チェストの上に鍵を置いた。 コートのボタンを片手で外しながら、ソファーの上に鞄を放り投げる。 そして、そのままキッチンに向かい、冷蔵庫のドアを開けた。 ビールを取り出しプルトップを引く。 私は、一気にビールを流し込むと、乱暴に...
君に綴るもの・・・ | 2008.02.07 Thu 00:46
……ネットは広大だわ。 大学のときね、男子寮に入っていたんですよ。 ま、あたしは戸籍上、男子だからね。 当然なんですけれども… だから、今、なにかの間違いで、下着泥棒の容疑で誤認逮捕とかされてね、留置所経由で裁判所に通う羽目になって、運の悪いことに、裁判員がたまたま揃いも揃ってアタシに好感を抱いてない面子ばっかりだった上に、裁判官がさ、昔アタシが出会い系でネカマしたオッサンだったりした日にゃあね、 「あたし女物のパンツなんか盗りません!」 …って主張も認められず、 弁護...
Translizer | 2008.02.05 Tue 17:12
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