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道端にふとんを敷いて乞食をつかまえる仕掛けをする女。 通りかかって手伝わされる男は会社を休み続けている。 仕掛けを考えた女の夫は実行することから逃げ、 男の妻は三日前に死んだ子どもを背負って女を手伝う。 少しずつ狂っていくバランスの中で、乞食は自ら罠に掛かる。 『病気』とよく似たシチュエーション。 まあ電信柱のある道端っていうのは別役さんの定石だけど。 登場人物全員が常識的で善良なのに少しずつズレていることが 関係性の変化になって話がじわじわ不条理に向かって転がって...
あべゆかり の 回想法ノート | 2020.04.12 Sun 18:12
JUGEMテーマ:読書感想文 桜井千鶴のお客様相談ノート シリーズ 『おもてなし時空ホテル』で両親の『女は結婚』という思想に 反発して『はなぞのホテル』に職を得た桜井千鶴。 過去や未来に行くことが出来るタイムマシンが 置いてある『はなぞのホテル』には、変わった客が来るのですが 今回は、命を狙われた江戸時代の将軍、徳川綱吉が ...
こみち | 2020.04.11 Sat 20:31
JUGEMテーマ:読書感想文 転生したらスライムだった件シリーズ 魔法ギィ・クリムゾンのところに居る白氷竜ヴェルザードは 竜種の長女でナスカ・ナムリウム・ウルメリア東方連合統一帝国に 居る灼熱竜ヴェルグリンドは次女といった感じなのでしょう。 二人の姉に頭が上がらない暴風竜ヴェルドラの描写は実に面白い。 暴...
こみち | 2020.04.11 Sat 20:26
JUGEMテーマ:読書感想文 青春のブタ野郎 シリーズ 『青春のブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』と 同様に本書のヒロインは牧之原翔子。 しかも学生結婚して〇〇翔子となった人物まで 登場しました。ここまでくると牧之原翔子は 『青春のブタ野郎』シリーズ第1章の ラスボスだと言わざるを得ません。 ...
こみち | 2020.04.09 Thu 00:01
JUGEMテーマ:読書感想文 サイレント・コアシリーズ アメリカ海兵隊のF35B及び自衛隊のF35Bが 次々と中国の6世代戦闘機に撃墜される。 AWACSや戦闘機のレーダには映っていないのに 肉眼では観測される航空機。 これでは打つ手がありません。 海兵隊の指揮官クラッシャーキングことデレク・キング陸...
こみち | 2020.04.07 Tue 06:24
狼は人を食べない。くすぐるだけである。 赤ずきんちゃんはくすぐられてもくすぐったがらない。 パパとママにくすぐられたことがないからだ。 森は赤ずきんちゃんの夢の森。 手をつないで誰も消えないようにすれば 魔法使いの魔法で森はクリスマスになる。 なんのことだか分かったような分からないような……。 だけど別役実さんの言葉はとてもあたたかい。 コドモだましじゃない、子どもとおとなのための音楽劇。 JUGEMテーマ:読書感想文
あべゆかり の 回想法ノート | 2020.04.05 Sun 16:50
私は小説をよく読みますが、世界中の書籍の分類の中で創作物語は一部にしかすぎず、ほとんどが何かの知識を記してあると考えて間違いない。図書館での本の十進分類でも、小説は0〜9までの大分類中、9の文学だけで、残り90%の本が実用になり、さらにその知識が分類されているのである。大分類3、社会科学の中の32、法律について書いてあるのがこの本の中分類。なので、この本を手に取った動機は「社会科学的知識を得たい、おそらく法律分野なんだけど、役に立つ知識を身に着けたい」、そう思ったに違いない。 読書感想文はあま...
読書の滴 | 2020.04.05 Sun 16:22
作者の名前がタイトルに出てくるミステリーはいくつかあります。実は私が犯人でしたとか、私が殺されちゃいました、とか。当時は他に例が思いつかず、作者名のついた殺人事件ということで珍しく、手始めに読むミステリーとしていいな、と思い手にしました。理系な私は、子供の頃から推理小説が好きで、初めて読んだ小説も推理小説だったことから、読書生活にはミステリーは必須。特に○○殺人事件は基本ですね。 この読書感想文を書いた当時はネタばれになるといけないから、内容は全然書いていなかったようです。そもそも自分自...
読書の滴 | 2020.04.05 Sun 16:01
JUGEMテーマ:読書感想文 珈琲店タレーランの事件簿シリーズ 毎回読む度に、これで最後ではないかと思う 『珈琲店タレーランの事件簿シリーズ』も遂に6巻目。 珈琲店タレーランのバリスタ、切間美星とは最終的には 良い仲になるけど、次の巻では普通の関係に戻っている サザエさんやドラえもんのように永遠にストーリーが &nbs...
こみち | 2020.04.05 Sun 09:41
エッセイって意外と沢山出版されている。しかし学生の頃はあまり読んでいませんでした。とにかく小説が好きでした。「事実は小説よりも奇なり」と言いますから、小説が好きなら事実、ノンフィクションも面白いはずだ、と思っていましたが。 この本、何が目を引いたかというと表紙です。イラストが漫画家のいしいひさいちさん。後で知った話ですが、著者の土屋さんの小学校の後輩で、土屋さんの著書にちょこちょこ表紙を依頼されていたそうです。本を手にするときはだいたいタイトルか表紙のイメージです。タイトルも良かった。私...
読書の滴 | 2020.04.05 Sun 00:24
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