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JUGEMテーマ:書評 折口信夫によれば、秋津島の人の霊魂観は「マナ」であり、 セジ、スジ、イツ、ケ ヒと言はれ、ミチ(マナとアザラシの呼称)、シャチ(は外来魂を指す語)とかの形で居ると説明された。 で、ぽわぽわしたもの、カプセル状の物、スプーンのやうなものに沸くとされ、さういふものがイコンぢゃなくてフェティッシュとして拝まれた。 で、憑き物。 谷川健一『魔の系譜』 差別は、「高い物へ向けられる」と説く。マナが多いものに対する恐怖と差別を論ずる。 「蛇を恐れる」信仰が、だんだんもふもふになった...
書評とか | 2014.11.02 Sun 20:16
JUGEMテーマ:書評 ハリネズミのハンス グリムの パパが「ハリネズミみたいなのでいいで子が欲しいなあ」と「呪ひ」をかけてさういふ子を造る。ハリネズミのハンスはちゃんとお父上へ「バグパイプください」とか言ふ。で息子は鶏へ蹄鉄付けて家畜連れて独立。まづ愚王が助けられ、馬鹿なそいつが救出後ハンスを適当にあしらふと ハンスは王の娘を強奪し、「針で体中血だらけに」して返す。で、次の王様に会ふ前「豚を育て」繁殖させまくったソレを連れて実家へ一旦帰る。ドイツ人は**みたいな輩なので、村のみんなで...
書評とか | 2014.11.02 Sun 20:15
JUGEMテーマ:書評 色川地球王『レーシング・ガール』オートレースに挑む、元アイドルのお姉さんの話 郁子匠『レーシング少女』 オートレースに挑むお嬢さんの話。「通称皮ツナギ」と呼ばれるレーシングスーツの描写がちょろっとある。 角野栄子『ラストラン』 年寄りの冷や水でバイクに乗るババアの話。
書評とか | 2014.11.02 Sun 20:13
JUGEMテーマ:書評 荒俣宏「図像探偵」 探偵ものの雑誌に掲載されたものらしいので、バスカヴィル家の犬とか、まだらの紐とか、を構ふ。 まだらの紐は、尺取り尺取りしたかもとか、エドガー・ポォはオランウータンを知らなかったとか。 カツオノエボシ図像をあげ、「普通のクラゲ」の絵を上げ、普通のには支那のぢぢいみたいな顔が出るのに、カツオノエボシとかアオノウミウシは、人間の顔が出ないと言ふ奇怪な現象が起こると説く。 エビス図像に関する「やばいなぁ」は21世紀初頭風である。 吉田初三郎が、伊勢...
書評とか | 2014.11.02 Sun 20:11
JUGEMテーマ:書評 「俺が昨日言ったことと今日いうことは違うんだっ!!」 とかの理不尽なことが大爆発。 宮崎駿御大が「百姓民族としてのエミシ」を散々こいてゐるのにもかかはらず、叶氏はその説を解く本を広げながら、 「縄文時代は農耕をしなくてよかった」 と、農耕民族としてのエミシを無視。
書評とか | 2014.11.02 Sun 20:10
JUGEMテーマ:書評 荒俣宏作 風水なので東京と言ふ都市と墓(陰宅といふ)を構ふ小説『帝都物語』。御嶽山でなくて浅間山がアレする。 昭和六十年代後半はサーフィン用ドライスーツが街著。お姉さんが著てゐる。 政所なんとか姉妹がレザーのぴっちりスーツを著て加藤と戦ってゐるが無視する
書評とか | 2014.11.02 Sun 20:08
深見真「ヴァーティゴ」 未来の建築がけっこうよろしい。 来たるべき近未来 サイボーグのお姉さんが警官やって、戦時中のトラウマを抱へながら、相棒と共に悪を打つのであった。 こんなもんでいいと思う 著者の格闘技関係に関するうんちくが暴走。レズビアンも登場。 JUGEMテーマ:書評
書評とか | 2014.11.02 Sun 20:07
JUGEMテーマ:書評 乾いて候〈上〉 (道草文庫) 乾いて候〈中〉 (道草文庫) 乾いて候〈下〉 (道草文庫) 劇画「乾いて候」のノヴェライズ てふか原作みたいな。 冒頭 「じごいいン!じごいいン!」 とかいふ、鐘の音が出る。多分ギャグぢゃない。ひたすら、絵で見ると面白いけど文章で読むとなんだかなー表現がいっぱい。 主人公が「勃ッて七尺八寸」を大奥でかます。絵で見るといいけど文章で見ると嫌。 とかの書評を唐沢俊一先生がやってて、それを読んだ小池一夫先生が唐沢先生へ次の作品を送ったさうである。 あ...
書評とか | 2014.11.02 Sun 20:01
1Q84 村上春樹 JUGEMテーマ:書評 ◎ あらすじ 青豆には、スポーツインストラクターという表の顔の他に裏の顔を持っていた。 それは、高い社会的地位をもっていながら、女性にひとつ間違えば死に到るまでのひどい暴力などをふるっている男たちを、誰にも気づかれないように死を与えることだった。 それは、人間の体の機能を知り尽くした青豆にしかできないことだった。 ところが、あることをきっかけに、青豆は自分が一見するとわからないが、何かが違う別の世界に迷い込んだことを認識する。 予備...
奄美・沖縄の店 ガジュマルとうさんのなんくるないさあ | 2014.09.20 Sat 22:02
松永弾正久秀 黒部 享 JUGEMテーマ:書評 ◎ あらすじ 浮浪児の耳助は、三好家ゆかりの寺で使用人として拾われる。 その寺で、三好元長になぜか気に入られた耳助は、松永久秀と名を替え、三好家の跡取りである三好長慶の守役に引き立てられる。 元長の死後、家督を引き継いだ三好長慶をもり立てようとする久秀であったが、三好長慶の持ち合わせている優しさと優柔不断さに愛想を尽かし、見切りを付ける。 その後、邪魔者を排除しながら、三好家を乗っ取りつつあった久秀に、天敵といっていい人物が立ちは...
奄美・沖縄の店 ガジュマルとうさんのなんくるないさあ | 2014.09.16 Tue 00:12
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