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JUGEMテーマ:ノンフィクション ○○ ある日のことであった。トイレから出て来ると、カークの部屋から「ボン!」という破裂音が聞こえた。私は、音の正体を確かめるために、彼の部屋に行った。 「今のは、何の音だ?」 「聞こえたか?」 「ああ」 「悪い、扇風機を修理してたんだ。」 「扇風機?この寒いのに?」 「若い頃、病院の近くに住んでて、夜中にいっつも救急車のサイレンの音で起こされてたんだ。それで、サイレンの音を紛らせるために、扇風機を使ってたんだよ。そ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.08 Wed 15:17
JUGEMテーマ:ノンフィクション カークが我らが"International apartment"に引っ越して来てから3日ほど経った頃、彼が、共用部で私を見て言った。 「リュウ、ここの水は、綺麗だね。」 私は、(*´Д`)=3ハァとタメ息をついて、答えた。 「君は、まだ何も見てないだけだよ。ここの水の色は、より取り見取りだよ。茶色・赤・黄色・白、何でもありだ。」 「オー・マイ・ゴッド!」 私は、ついでに、彼の経歴を聞いたときに感じた疑問を解消したくなった。 ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.08 Wed 12:48
JUGEMテーマ:ノンフィクション 7 ロシア人の女の子たちが引っ越してくる話を聞いてから、3日ほどたったある日、仕事から帰ってくるとアパートの中から、話し声が聞こえる。あれ?引っ越して来たかな? ノックをしてから中に入ると、ロンとオフィスで何度も会った事のあるアメリカ人のカークがいた。ロンは、私を見ると、 「リュウ、我らの新ルームメイトに、挨拶しろよ。」 と言った。 「やあ、カーク、君がここに引っ越して来るのか?」 「あれ、僕たち会った事あったっけ?」 「...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.08 Wed 09:34
JUGEMテーマ:ノンフィクション 遺産相続に必要な書類は、既に送ったし、後は荷物を整理して、このアパートを引き払うだけだった。 そんなある日の午後の事だった。午後3時くらいから、L君と会う予定だったので、ブログを書きながら約束の時間まで暇をつぶしていた。すると、ノックの音がした。リリーだった。 「ねえ、リュウ。今から、外出する予定はあるの?」 「ああ、L君と約束してるんで、後1時間ちょっとしたら、ここを出るけど。なんで?」 ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.07 Tue 17:59
JUGEMテーマ:ノンフィクション 私は、一階まで降りて、警備員室に行った。二人の警備員が詰めていたので、 「断水してるんだけど。」 と彼らに言った。すると、彼らは、互いに顔を見合わせて、 「そんな筈はないだろう。」 と実に間の抜けたことを言った。 「そんな筈はないって、現に水は出ないよ。」 と私が言うと、 「じゃあ、明日設備管理の人間に言っとくよ。」 とこれまた間の抜けたことを...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.06 Mon 14:29
JUGEMテーマ:ノンフィクション ※この記事には、やや性的な記述が含まれています。 先ず、私はエイミーとリリーの二人に中国語の声調について説明した。具体的な母音や子音の発音は二の次である。 この声調が、実にややこしい。同じ子音でもちょっと言い間違えると、とんでもない意味になってしまう。ある日本人の男性が、中国人の女の子に、「ペンを貸してくれ。」と言いたくて、 请借给我你的笔。(Qing jie gei wo nide bi.) と言った。正確には、と言...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.05 Sun 23:49
JUGEMテーマ:ノンフィクション キリスト教を信じていたばっかりに、戦時中、思想犯として刑務所に投獄されていた牧師さんの話を聞いたことがあります。彼は、ずっと食べ物も与えられず、独房に入れられてました。信仰は揺るぎませんでしたが、空腹だけは耐え切れませんでした。 ’ ある日、独房でどうしても我慢できなくなって、彼は大声で叫びました。「神様、腹減った!」すると、独房の窓の鉄格子の間から、トマトが飛び込んできました。彼は、トマトをくれた神様は、どんな人だ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.04.26 Fri 22:16
JUGEMテーマ:ノンフィクション ● 食品の裏側2 実態編: やっぱり大好き食品添加物 / 安部司 ● 個人的な評価 ☆☆☆☆ かつて「歩く添加物辞典」「食品添加物の神様」と呼ばれていた男が、 自分の売った添加物でつくられたミートボールを自分の娘が頬張る姿に衝撃を受け、 つとめていた食品添加物商社を退社し、一冊の本を書いたのが2005年のこと。 その一冊の本、『食品の裏側』は日本社会に大きな衝撃を与え、60万部のベストセラーに。 あれから9年・・・。著者の安部司氏が、...
隣り近所のココロ・読書編 | 2024.04.03 Wed 21:56
JUGEMテーマ:ノンフィクション ● 食品の裏側 みんな大好きな食品添加物 / 安部司 ● 個人的な評価 ☆☆☆☆☆ 廃棄寸前のクズ肉も30種類の「白い粉」でミートボールに甦る。 コーヒーフレッシュの中身は水と油と「添加物」だけ。 「殺菌剤」のプールで何度も消毒されるパックサラダ・・・・・・。 食品添加物の世界には、消費者には見えない、知らされていない「影」の部分がたくさんあります。 どんな添加物がどの食品にどれほど使われているか、想像すること...
隣り近所のココロ・読書編 | 2024.03.23 Sat 11:36
JUGEMテーマ:ノンフィクション 中国に渡って、最初の年に教鞭を執ったK学院と言う大学が、かなりヒドイ大学だった。 まず、寮が学生寮と同じ棟にあったので、夜はかなりうるさかった。次に、空軍基地の隣だったので、戦闘機の射撃訓練や砲撃訓練の音がしょっちゅうしていて、かなり恐ろしかった。中国は、戦争やる気満々である。 (この大学の画像は記事の内容とは関係ありません。) 私は、この大学で日本語を教えていたが、学生たちも、かなりレベル...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.03.19 Tue 13:27
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