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脳・心・人工知能:レビュー

JUGEMテーマ:最近読んだ本 JUGEMテーマ:Book review   東京大学教授・理化学研究所脳科学総合研究センターの所長を歴任された数理脳科学者の甘利俊一氏によるある意味自分のお仕事の整理と思われる著書で、少し領域が離れたものとしては、こういった仕事をされてきたのであったか、と改めで勉強になった。著者自身が数学が好きであって、「学生運動などしていて、・・・点数が足りなくて、・・・東大にできたばかりの数理工学コース」に進んだという。これが幸いしたと著者は振り返る。研究を始めて、当時注目さ...

マインドフルネス・京都 | 2018.12.10 Mon 18:20

エブリデイ禅:レビュー

JUGEMテーマ:マインドフルネス JUGEMテーマ:最近読んだ本 JUGEMテーマ:Book review   シャーロット・浄光・ベックという女性の禅指導者(老師)による講話、法話のまとめ。シャーロットは前角博雄老師、安谷白雲老師、中川宋淵老師から教えを受けているという。前角老師は曹洞宗、安谷老師は曹洞宗から三宝教団を立ち上げ、中川老師は臨済宗であるから、あまり宗派にこだわらないで優れた指導者の教えを受けていたと思われる。安谷、中川老師は公案禅を取り入れているはずであるが、本書では公案に関する記...

マインドフルネス・京都 | 2018.11.13 Tue 15:20

世界を読み解く「宗教」入門:レビュー

JUGEMテーマ:最近読んだ本 JUGEMテーマ:Book review   同志社大学神学部教授の小原克博氏による「ビジネス教養として知っておきたい宗教入門」書である。どうももともとは東京で行われた同志社講座の内容を本にしたもののようで対象はビジネスパーソンのようだ。なぜビジネスに宗教知識が必要なのか。基本的にはこのグローバル化した社会で宗教の知識無しでは相手とまともなコミュニケーションはできない。特にキリスト教、イスラム教など一神教は日本と違って、多くの国で多数派である。歴史的にも我々はあま...

マインドフルネス・京都 | 2018.10.25 Thu 11:14

超越と実存:レビュー

JUGEMテーマ:仏教 JUGEMテーマ:最近読んだ本 JUGEMテーマ:Book review   曹洞宗南直哉師の「「無常」をめぐる仏教史」の副題のついている近著。今年度の小林秀雄賞を受賞。直哉師は仏教私流という講義を青松寺や赤坂豊川稲荷などで行っていたが、そのまとめというようなもの。内容的には直哉師がとらえた仏教史(インド、中国、日本)をベースに最後の章(第9章)で親鸞と道元の仏教へと進むという構造になっている。序章に自分の立場を明らかにしており、幼少時に喘息で死に直面した経験から死と...

マインドフルネス・京都 | 2018.10.19 Fri 10:26

重ね地図で読み解く京都1000年の歴史 (宝島社新書):レビュー

JUGEMテーマ:京都 JUGEMテーマ:Book review   京都本はもう十分すぎるくらいある。どうしたらその特徴を出せるのか。カラー、写真、散策コース入り地図、等いろいろあるが、これらは他の本でもある。おそらく本書が特徴的なのは半透明特殊仕様地図で平安、戦国、幕末の地図をすかしてみることができるので、当時の話しがこのあたりのことなのだと推測しやすい点だろう。散策時に手元に置いておきたい本ではある。

マインドフルネス・京都 | 2018.09.14 Fri 08:51

女系図でみる驚きの日本史

JUGEMテーマ:最近読んだ本 JUGEMテーマ:Book review   中学生ぐらいの時から古典を読むのが好きで、その理解のための系図作りが癖となり、そのまとめが本書。この本を読むと平安時代などは天皇家・貴族には近親相姦が当たり前のように行われていたことが分かる(というか系図のインパクトが強くこの印象が一番残った)。こういうことを知ると性的なモラルなどと言うものはやはり近代になって作られたもの(虚構)なのかと思われてくる。科学的には近親結婚が行われれば、遺伝的に均質化が進み、いわゆる劣性遺...

マインドフルネス・京都 | 2018.09.05 Wed 04:43

ヒトラーと哲学者:レビュー

JUGEMテーマ:最近読んだ本 JUGEMテーマ:Book review   ヒトラーとナチズムは権力を掌握していく過程で、カント、ヘーゲル、ニーチェなどのドイツの哲学者の影響を受けており、フィヒテ、ショーペンハウエル、ニーチェを「国民社会主義の哲学三本柱」とよばれていたようだ。「実際には思想の相反している理論を彼等なりに単純化し政治的に利用した」といわれる。こう言ったドイツ哲学の紹介のなかで指摘されるのはカントの文章の中にも反ユダヤ的言動があるというのは、あまり知られていないのではないか。この...

マインドフルネス・京都 | 2018.09.03 Mon 14:45

新・日本の階級社会:レビュー

JUGEMテーマ:社会問題 JUGEMテーマ:最近読んだ本 JUGEMテーマ:Book review   どんな問題でもそこそこデータをもとに議論ができないと説得力がない。本書はその点では日本の「階級」を資本家階級、新中間階級、正規労働者、アンダークラス(非正規労働者)、旧中間階級に分け、その特性を分析している。主な議論は格差の拡大、階級の固定化(資本家階級と労働者階級に認められる)、女性の階級の夫への依存性について行われており、格差拡大の傾向に対して所得再配分をしていくべきか否か、その考えと...

マインドフルネス・京都 | 2018.08.16 Thu 22:48

「日本」論:レビュー

JUGEMテーマ:最近読んだ本 JUGEMテーマ:Book review   佐藤優の近著である。東西の"革命児”から考える、なっているが、革命児とはルターと日蓮である。ルターの「キリスト者の自由」、日蓮の「立正安国論」をテキストとして、この二人の類似性を明らかにしている。プロテスタンティズムは「他力即自力」だという。ルターのプロテスタンティズムでは全員が聖職者になる。日蓮については「立正安国論」にある「先ず国家を祈って須らく仏法を立つべし」の解釈は注意しなくてはならないという。池田大作...

マインドフルネス・京都 | 2018.07.30 Mon 00:02

「こだわり」を捨てる:レビュー

JUGEMテーマ:最近読んだ本 JUGEMテーマ:Book review   天台大師が著した「摩訶止観」の十境十乗観法によるうつ、神経症の治療法。著者小林信源氏は博多・光薫寺の住職であったときに本書を書いている(現在小林日元師?)。本門佛立宗という日蓮宗系統か。昔研究室にいたポスドクが鬱の傾向があり、自分が読んだ本書をなるほどと思ったので、勧めたことがあった。本人はその後禅宗の坐禅などをやるようになり、問題もなくなったが、最近関係しているところで、やはり鬱傾向のある人がおり、また本書を薦めてみ...

マインドフルネス・京都 | 2018.07.23 Mon 13:36

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