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review:オトフリート・プロイスラー『小さい魔女』

深い森の奥に、まだ百二十七歳の若い魔女が住んでいました。 そそっかしい彼女は魔法を失敗してばかり、呆れるカラスのアブラクサスにこう答えました。 「腹がたってしかたがないからよ!私だってワルプルギスの夜をしたいのに!」 今日は年に一度のワルプルギスの夜、ありとあらゆる魔女達がブロッケン山に集まり大きな火を囲んで踊る日なのです。大きい魔女達は若い彼女の参加を許してはくれませんでしたが、彼女は自分も踊りたくて仕方がありません。 小さい魔女はほうきに飛び乗りました。もちろん行き先はブロッケン山、彼女...

life log | 2011.07.10 Sun 22:09

ゴールデンスランバー

超監視社会ねつ造陰謀いち市民でいるのが恐ろしくなる!簡単に消されてゆく人々 信じ続ける人々 朴訥な主人公逃げろ。JUGEMテーマ:Book review 

**lanlanlan!** | 2011.07.09 Sat 13:52

review:寄藤文平『ラクガキ・マスター 描くことが楽しくなる絵のキホン』

“絵を描くのに、センスも才能もいりません” 線を描く行為そのものを楽しむ方法、「葉っぱは短冊、枝はトーナメント表」置き換えで絵をずっとカンタンに、人物をイキイキと動かすマスターモデル、物の擬人化、そして頭の中のイメージを形にするには。 JT広告『大人たばこ養成講座』でお馴染みの寄藤文平が自分自身に取材して書き上げた、絵を楽しく描くための本。 * How to本ではありません。これを読んだからと言ってデッサンが上達する事は全くないでしょう。 じゃあどんな本?思わず紙とペンを探してしまう本です。 この本...

life log | 2011.07.05 Tue 22:41

review:なかがわちひろ『小さな王さまとかっこわるい竜』

あるところに雨のやまない国がありました。その国では新しい王さまが王位につくと、王さまからみんなへ贈り物をするならわしがあります。 小さな王さまもみんなへ贈り物をしたいと思いました、でも王さまが持っているのは紙の王冠、それといつも王さまのそばにいる小さくてかっこわるい竜だけ。 なぜなら代々の王さまたちが何もかも気前良くあげてしまったからです。 そこで王さまは、雨のふらない国にあるという空のボタンを探しに大海原へと漕ぎ出したのでした。 * 題名と、太い線で描かれた挿絵の可愛らしさに惹かれて読み...

life log | 2011.07.02 Sat 21:43

review:小川雅史『キン肉マンレディー』

「キン肉マン」のスピンオフ作品。 王位争奪戦終結後、いずれ再び来るであろう悪行超人の脅威に対抗するため超人保存装置で永い眠りについていたアレキサンドリア・ミートは自分を呼ぶ声に応えその眠りから目を覚ます。 そこにいたのはたわわに実ったおっぱいを持つ美少女だった。 彼女の名は《キン肉マンレディー》、なんとそこは超人たちの性別が逆転したパラレルワールドだったのだ。 * 怖いもの見たさで読んでみたら意外にも面白かったです。 絵柄は好みが分かれるかもしれません。正直私はあまり好みではないのですが、...

life log | 2011.06.30 Thu 19:35

review:入江亜季『乱と灰色の世界』

漆間家は世間にはごく普通の家庭で通っている、しかしその実態は、人間世界に紛れ住む魔法使い一家なのだ。 主人公は一家の娘・乱、彼女は二つの姿を持っている。一つは小学四年生の乱、もう一つは美しく成長した大人の乱。彼女は大人サイズのスニーカーを履く事で美女に変身する力を持っているのだ。 乱の母・静は世界を守護する偉大なる魔女、乱はそんな母を慕い強い憧れを抱いているが、小さな彼女はまだ大人の姿でなければ魔法を使いこなす事ができない。 この作品は漆間家の面々、二人の乱の魔法によって引き起こされる様々な...

life log | 2011.06.29 Wed 21:56

review:奥村真理子『光のパンジー』

主人公はジャングルでチンパンジーに育てられた野生少女、若き動物学者マークに保護された彼女は《パンジー》と名付けられ、彼と彼の恋人マーリンと沢山の動物達、そして自由気ままで心優しい少年《エド》に囲まれ人としての暮らしを覚えていく。 しかしアフリカ時代の習性を捨てきれないパンジーは事あるごとに注目を浴びてしまう、人間世界になかなか馴染めず悲しむパンジーを励ましてくれるのはいつもエドだった。 * 数量限定で復刊もされた隠れた名作です。 概ね王道のシンデレラストーリーですが、たびたび陰謀に巻き込ま...

life log | 2011.06.29 Wed 18:35

review:クラフト・エヴィング商會『クラウドコレクター』

クラフト・エヴィング商會初代社長が戦時中に書き残した奇妙な《旅行記》を纏めたものである。 アゾットと呼ばれるその世界は21のエリアから成り、それぞれに特色ある蒸留酒を製造している。人々は一様に物忘れが激しく、過客(旅人)は皆答えを求めている。 この作品は『記憶』をキーワードに、不可思議な世界・アゾットでの出来事(勿論、これは全て空想上の出来事である)を記したその《旅行記》の転載と、孫である筆者により再現されたアゾットの品の写真、更に閑話として《旅行記》に散りばめられた謎の考察などで構成されてい...

life log | 2011.06.28 Tue 23:11

読書記録 ぬるい眠り@江國香織

おはようございますこんにちはこんばんはりさですお久しぶりです頑張って書くと決めていたのにこのざまです。今日は読書記録です。私は江國香織のきらきらひかるがすごく好きなんですが、これの続編が描かれていると聞いて早速買ってきましたぬるい眠り  江國香織あらすじ(Amazonから引用)半年間同棲していた耕介と別れても、雛子は冷静でいられるはずだった。だが、高校生のトオルとつきあっていても、耕介への想いはじわじわと膨らんでゆく。雛子は、大学四年の夏、かけがえのない恋を葬った(表題作)。新聞の死亡欄を見て、見知ら...

Love,Hate,Love | 2011.06.24 Fri 22:18

Smile For All ‐ 君がそう信じるなら、ガラクタも宝物だろ

JUGEMテーマ:Book review 今日は、こどもたち向けの体験学習講座みたいなものをやってきた。こども相手に話すなんていつぶりだろう。こどもはやっぱり好奇心のカタマリ。遠慮なしにグイグイ来る。逆にこっちが勉強になることも多く、刺激的な一日だったなぁ。休日出勤だけど、こうゆう仕事はとってもいい。照れてる子もいれば、親にべったりな子、ずっと話し続けてる子、話つかれてあくびの子・・・いろんなこどもがいたけど、根底にあるのはワクワクする気持ち。この塾では、いろんな著名人を招いてこども達に未来を描いてもら...

too late to die | 2011.06.19 Sun 21:08

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