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俳句
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俳句スパイスインターネット句会

俳句スパイスインターネット句会 7月 結果   兼題:こつ   数字は得点 *はそのうちの特選の数     1 コツコツと努力は苦手茗荷の子 玉子 1   2 茗荷の子突っ張り通すイヤイヤ期 はるくん 2   3 百合の花着物の裏の草書体 マヨマヨネーズ   4 骨酒の岩魚の香り回し飲む すみれ   5 甘い水苦い水ありみづすまし 蘭丸 1   6 骨盤も弛みぬ溽暑あぁ溽暑 Rin   1*   7 待たれた...

俳句スパイス | 2018.07.27 Fri 12:43

粟津松彩子『句集 花よりも』(永田書房)より

    湖何もはじまつてゐず朝曇 雲水の行く秋風の姿して アルプスの景色の中の林檎捥ぐ 落葉掃く音小きざみになりて終ふ 水を翔つ一瞬鴨の重さあり 梟の横向けば貌なくなりぬ スケートを楕円に廻はす曲ワルツ 杖として借りる女人の肩小春 黒もまた夏の色なり烏蝶 大空に無きが如くにある冬日 チューリップよりも短き児の脚よ 船形の火に逆縁の子の乗るや 銀河汲む北斗の柄杓ありにけり 砂日傘あまた一つの太陽に 湖の天を指したる蘆の角 啓蟄の大地みづうみつ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2018.07.23 Mon 23:43

俳句スパイスインターネット句会

JUGEMテーマ:俳句 俳句スパイスインターネット句会 7月 兼題「こつ」   5句選で、うち特選一句お願いします。   最下段の「 Add a coment: 」 より name:    にネット俳号 commentos: に句番号と句     ↓ 「コメント送信」をクリック    その他選評・感想・質問・意見などご自由にお書き下さい。 選句締切:7月26日(木)正午 結果発表:7月27日(金)予定   ******************************   ...

俳句スパイス | 2018.07.23 Mon 22:31

紫さいたま句会

紫さいたま句会   「紫」の二つある本部例会のうちのひとつ。  毎月第二土曜日、武蔵浦和コミュニティーセンター (JR埼京線武蔵浦和駅西口徒歩二分)で 午後1時から4時30分に開催しています。 各自自由題で3句出句・8句選。会費1,000円。   次回は8月11日(土)です。 山崎十生主宰選 天 副交感神経優位青田風         宣代 地 正体のことはさておき冷やし桃     のぼる 人 東京の浮かんでゐたるプールかな    伯子   秀逸   噴水の高みは己がた...

俳句スパイス | 2018.07.17 Tue 13:14

現代俳句50則

関口比良男・現代俳句五十則 22   一段と高い次元からものを見るときに、 諧謔が生まれる。      

俳句スパイス | 2018.07.12 Thu 13:15

「紫」2018年7月号・2

「紫」2018年7月号 大道無門(「紫」7月号抄)    山崎十生 選・評   春の宵張り切るサランラップかな      田中のぼる(無門集)   サランラップが張り切るのだという擬人化が秀れている。 擬人化を好まない俳人も多くいる。失敗すれば惨めなことこの上もない。 しかし、掲句のように見事な比喩が成立していると読者は自由奔放に イメージを拡散できる。サランラップの張り切りようが凄い。   春時雨切り取り線の自尊心        藤井とし子(無門集)   夕桜黙って降...

俳句スパイス | 2018.07.10 Tue 21:20

粟津松彩子『句集 月牙』(永田書房)より

    以前紹介した『あめつち』に続き。 こちらも同じく、ザ・ほととぎす。 ザ・花鳥諷詠。 花篝風がちぎつてゐる焔 蜻蛉の力を抜いてゐる葉先 秋日和とは歩いても憩ひても ビール飲む自由が嫁にあるわが家 水底に景色が生れ水澄める 口漱ぐとき眦に神の梅 蜷といふものの重みのひけるみち 拝観といふ心にて見る紅葉 川上の消息伝へ秋の水 飛んでゆく蝶にまかせてゐる視線 かたわらといふ場所があり蚊遣置く 大琵琶の景を一羽の鳰がなす 膝抱いてゐる手を春の風が解く ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2018.07.09 Mon 22:01

黛まどか『ら・ら・ら「奥の細道」』(光文社)より

    20年前に書かれたもの。 俳人の黛さんが奥の細道の行程をたどりながら、自身の俳句と軽妙な文章を綴っている。 とにかく芭蕉愛があふれている。彼女の写真も豊富。 もうそれなりのお年にはなっているだろうが、俳人でこれほど美しく華やかな人はそうはいないだろう。 今は知らないが、メディアの露出度が高いのも頷ける。 行きつけの店の店主が一度来たことがあるよ、と。でも普通の人でしたよ、と。 高齢化甚だしい俳句界で、やはりこういう人が出て来ないと若い人は入りづらい。 俳人をやって...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2018.07.05 Thu 21:46

紫川口句会

紫川口句会 「紫」の二つある本部例会のうちのひとつ。  毎月第一日曜日、川口市立西公民館(JR川口駅西口・徒歩5分)で 午後1時から4時30分に開催しています。 各自自由題で3句出句・8句選。会費1,000円。 次回は8月5日(日)です。 山崎十生主宰選   天 経本の内なる紙魚の歓喜かな    都 地 断捨離をじっと見てゐる守宮かな  壽賀子  人 くるり鳶の輪時間伸びたり縮んだり 紀子   秀逸 でで虫にしては急いでをりにけり    紀子 噴水は水ぬげるまで上がるか...

俳句スパイス | 2018.07.05 Thu 19:51

「紫」2018年7月号・1

「紫」2018年7月号 龍門集より   ゐない人にも新茶淹れ供へけり     山崎十生 掌中にあるのは朧だけである 鎌倉の海眼前に木の芽和 身にあまるあまたの支へ若葉風     若林波留美  いつの日か踏みたき大地花は葉に 逆風といふ春風だつてあるだらう    渡辺まさる 永遠の未完兜太と散る桜   今宵スピカへ梯子をかける一会かな   鈴木紀子 木の芽風身八口とふ通りみち 森羅万象の一点となり花吹雪く     関口晃代  湖は鏡花はひそやかにはなやかに &...

俳句スパイス | 2018.07.05 Thu 19:35

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