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俳句
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坂根白風子『句集 旗雲』(角川書店)より

  平成19年 「濱」同人 第2句集   水飲んで都祁びと氷室守めけり   女人堂閉ぢて長き夜始まれり   朝凉や行き会ふ沙彌の青頭   筆塚のうしろのなんぢやもんぢやかな   古き津の古絵図さながら鳥渡る   後円墳梟に良き一樹あり   すかんぽや故郷離れしものばかり   龍穴を訪うて拾ひぬ落し文   一痕もなき雪原へ歩み入る   麗かや鳥の名多き阪和線   菜飯の札吊り下げてあり奈良格子 ...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.06.28 Sun 20:53

石田波郷『句集 大足』(甲鳥書林)より

  昭和16年 「鶴」主宰 第4句集(全句集「鶴の眼」増補改訂)   「後書」より 「連作俳句運動の齎す俳句の新しさといふものは必ず、多かれ少かれ、一句の力言ひ換へれば俳句の本質を弱くするものである。現にそれは、虚構や想望を俳句の中に持ち込んで、その為に食み出した『本質』をつまみ捨てるやうなことをしたのであった。勿論連作をやる悉くの人がさうではないことは事実の世界に於て証されるのであるが、それとても私の連作否定の考へを止めることはできなかつた。」   バスを...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.06.25 Thu 18:44

愛宕神社の大銀杏

JUGEMテーマ:俳句   これまで本部道場近隣のじゅんさい池、弘法寺(桜)、真間の手児奈(万葉集)をご紹介したが、今回は至近にある大木を取り上げてみよう。   道場山門から坂を上り、国際医療福祉大学市川メディカルセンター(旧化研病院)を過ぎた角から200mほど歩けば、大銀杏2本が佇立している。愛宕神社の参道入り口の大樹である。市川市の『市川の自然』(100頁)は「樹高はともに25m、胸高周囲は5.7mと5.4m。共に市の天然記念物。2本とも雄株。」と説明している。枝が道路側にせり出し、道を蓋う...

座禅ブログ | 2026.06.25 Thu 09:01

鈴木達弥『句集 塗畦』(濱発行所)より

  昭和51年 「濱」同人 第1句集   杣人の言葉短し白息に   カンバスに青をかさねて冬館   蓮掘の腹をゆさぶり足を抜く   氷挽き店の暗きへ持ちこめり   冬の日の子の絵いつぱい花が咲く   青葡萄ミサに木椅子と石の壁   虹立てり水を豊かにつなぐ村   花の夜の鼻血に紙を汚しけり   腕に残る棺の重さよ夕蛙   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.06.20 Sat 20:31

後藤比奈男『句集 祇園守』(牧羊社)より

  昭和52年 「諷詠」主宰 第3句集   呂律ややあやし賀客といふべかり   泣くことを止めよと涅槃したまへる   蹤いてゆく目印母の夏帽子   幼なの繪西瓜の種を畫きすぎて   爪先の喜んでゐる踊かな   石よりも固くなりたき新松子   梁を讃へ豊年讃へけり   牡丹雪とははつきりと地に届く   止まることばかり考へ風車   水遊とはだんだんに濡れること   形代として省略を盡したる ...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.06.18 Thu 19:04

角川春樹『句集 補陀落の径』(深夜叢書社)より

  昭和59年 「河」主宰 第4句集 跋:山本健吉   雲海の座に鳥海山(てうかい)は威を正す   山下りていま日盛りの娑婆世界   終ひ湯のひとりに山の時雨れたる   神域に隣る遊郭雁渡し   思惟佛の半眼濡るる寒燈   葱切つて蕎麦打つて年つまるかな   雪の夜の座敷童と自在鉤   馬に嫁す娘は神となる炉辺咄   物の怪に憑かれ通しや花三日   夕ざくらその念力の下にゐて   補陀落...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.06.16 Tue 21:40

山口誓子『句集 激浪』(創元社)より

  昭和23年 「天狼」主宰 第5句集   夏浪の寄せ来る濱に恋もなし   見初めたるあとはや次の蝶来る   城を出し落花一片いまもとぶ   牡丹の昼過ぎて夜にさしかかる   きりきりと渦巻く殻の蝸牛   殻のうちししむら動く蝸牛   殻の渦しだいにはやき蝸牛   巌に附きステツキに着く蝸牛   冷し馬馬首ともすれば陸に向く   冷し馬海に二尺の顔を出し   いなびかり集ひにつどふ海の上 ...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.06.14 Sun 20:07

日野草城『句集 転轍手』(河出書房)より

  昭和13年 「青玄」主宰 第4句集   民草のわれも酔ひけり国の春   印字機の既に喧(かしま)し事務始   外套の累々として面会日   小市民金を預けて出て寒し   陽うらゝ珠みだれたる算盤に   かいまみをゆるさぬ垣の薔薇咲けり   清装の婦女も発汗して臭ふ   居残のみなうつむけり秋の燈に   白き手が来てかさなりぬ冷たき手   寒瀑に上げてひさしき額かな   枯草に家となる木の...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.06.11 Thu 20:15

苑実耶『句集 大河』(角川書店)より

  平成23年 「空」同人 第1句集   真剣のきつ先に立つ博多独楽   初芝居客席も雪降つてをり   担ぎては持ち寄る案山子コンクール   また触る大黒柱冬ぬくし   山羊つなぐ杭はそのまま山眠る   しろがねの青梅となり沈みけり   汗の子を身ぐるみ剥がす勝手口   うねりては声凄じき稲雀   干し柿の父なき軒にさがりをり   葉桜や男同士のカフェテラス   天牛の斑の髯が葉裏より &nb...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.06.10 Wed 19:55

第417回 坐忘会 令和8年水無月句会

JUGEMテーマ:俳句   開催日 : 令和8年 6月7日(日) 場  所  : 本部道場 剣道場会議室 参加者   :  15名 投句者    :   5 名    入梅の候、坐忘会は、新たにお二人をお迎えしました。  お二人とも本部道場の月曜座禅会「耳順会」にも参加されています。  投句は次回からです。  これから、ご一緒に宜しくお願い致します。(^-^)人(^-^)    さて、今月の兼題は、「苺」「梅雨」。  95句の投句があり、最高得点者は、“道薫さん&...

座禅修行だより | 2026.06.07 Sun 22:23

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