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マンションの切れかけてジリジリと鳴いてる電灯に、小さな羽虫がひゅんひゅんと飛びまわっていた。エントランスには先日購入した量販店の服を着た少年が座 り込んでいた。さぞかし、マンションの住人に不審がられただろう。マナミはその姿が目に入ると立ち止まって、微笑んだ。安堵と優越と・・・・必要とされる 喜び。嬉しくない、とはもう言えない。 歩幅を狭めて、歩き出し、扉をあけ、寝かかって頭を上下に揺らしているトーイの前に立った。 「風邪ひくよ」 「う…うん…」 寝ぼけているようだ。 「お姉ちゃ...
コウスケの官能小説 | 2009.01.16 Fri 20:16
二人は会社の外で待ち合わせ、駅を二個分ほど歩いた先のちょっと洒落たバーに入った。 「ここにはよく来るんですか?」 「いや、初めてだ」 「そうだと思いました。」 バーは薄暗く、青白い照明が、数個灯って、宙を横切り、天井からぶら下がった複雑な構造体の硝子に当たって辺りに乱反射していた。二人以外には何組かのカップルが座って、それぞれ楽しそうに話をしていた。それを見回してマナミは先輩の頬をつねった。 「ここは私たちが来る様なお店ではないですねぇ」 「そうだね。そう思ったよ。変えよう...
コウスケの官能小説 | 2009.01.16 Fri 20:15
「最近キレイになったね」 最近バツイチになったひとつ上の会社の例の先輩が、廊下のすれ違いざまに、声を掛けた。 「それはセクハラですよ」 「褒めてるんじゃないか」 「そういうことにしときますよ」 「前みたいにツンツンしてないし、今だって、大人のかわし方だったろ?今までとはなんか違う。彼氏が出来たのか?」 「いーえ。そんなことはありません。」 そう言いながら、マナミはトーイのことを考えていた。きっと、そういうことなんだろう。認めるわけにはいかないし、認める気もないが、二人がや...
コウスケの官能小説 | 2009.01.16 Fri 20:14
「外に出しなさい」 「う…うん…」 マナミの手のひらの中の少年の顔が快楽で、苦しそうに歪んでいる。眉間にしわを寄せて、目を瞑ると、長いまつげが、ユラユラと揺れた。夜の闇の中で少年の顔は更に白く浮かんで見えた。 「もう…だめ…」 少年の瞳が、宙を彷徨い、マナミをどうにか見つめていた焦点が彼女のずっと向こう側に飛んだ。 「きゃう…」 まだ声変わりもしていない高い、女の子のような声で喘ぐと、その残響が辺りにこだました。刹那、トーイはペニスを腰を落として抜き、右手でその根本を掴んで、木の...
コウスケの官能小説 | 2009.01.16 Fri 20:14
少年がマナミの腕の中で必死になって、腰を突き上げ、かき回している。 「ン・・・あぁぁぁ…」 トーイが苦しそうな顔をしてマナミにしがみつく。射精が近いのだろう、ペニスは彼女の中でピクピクと痙攣し、そして少年の体液を先っぽから、ちょっとづつちょっとづつ滲ませている。 「あぁぁ…」 マナミの奥を大きな海綿体が、グリュグリュと押し上げると、体の芯が温かく重いもので満たされ、強い幸福感で頭が真っ白になる。 「はぐぅ…ううぅ…」 声を殺そうと、唇を噛む。でも、喉を絞るような低い喘ぎがどうし...
コウスケの官能小説 | 2009.01.16 Fri 20:13
みなさんこんばんは。 当ブログのキラーチューンであります「赤い失踪」 (永ちゃんでゆうと、「止まらないHa〜Ha」のようなもの) 少し解説させていただきますと、 このコーナーは、 謎の失踪を繰り返す天勉也氏(記述者ではない)と、 在日台湾人のリンさん(もちろん架空の人物)との 場末の昼ドラ再放送のようなものであります。 よって劇中に登場する ストリップ劇場やポルノ映画館、 オンボロアパートなどもすべて架空のものであります。 はい。 それで今回はですね、 架空だからってどんな写真でもい...
JERRY-LOVE 天勉也の 「愛と死を見つめて」 | 2009.01.15 Thu 14:26
「ぅ…」 大きな海綿体が彼女の入り口を押し広げ、内臓の隙間を音を立てて入り込んでくる。立って向き合ってセックスするなんて初めてのことだから、マナミ は腰の角度が分からず、もぞもぞと試行錯誤したが、ペニスが子宮の入り口手前で突っかかって、マナミが一番好きな場所まで来ない。 「ん…はぁはぁ…」 トーイもいつもと勝手が違うせいで、上手くいかないことを気にしているみたいで、ときどきマナミの顔を見上げて来る。 「う…上手く入らないね…おねえちゃん」 「…うん…」 トーイがペニスの根本を掴んで...
コウスケの官能小説 | 2009.01.14 Wed 22:52
「…んぐ…ん…」 右手の人差し指の腹を歯で噛んで、声を殺した。くぐもった自分の声が鼓膜の奥で温かい震えを作る。頭がトーイの舌の愛撫を追いかけていた。温かく て、ザラザラしている舌先が、クリトリスと、陰唇を優しく撫で、時折、モモをなぞった。風がマナミの頬の横を通り抜けた。イチョウの木の枝がなびいて、月 光を揺らした。 トーイの細い指がショーツに割り込んで、するっと膝まで下ろした。 「あ…」 トーイが嬉しそうな声をあげる。 「いやらしい匂いがするよ」 「もう……アンタのせいでしょ…」 ...
コウスケの官能小説 | 2009.01.14 Wed 22:50
公園の東の隅(すみ)にはイチョウの林があった。その中には、大人が数人手を繋いでやっと、外周を回るような太いイチョウもある。かなり整備された人工林 だ。アパートを借りてから、何度か来たことがあるが、もちろん、こんな暗くなってからは来たことは無い。薄暗い林は、得体の知れない不安を掻き立てる。風 が走って、枝を揺らし、葉っぱが擦れて、音を立てた。 「お姉ちゃん、こっち」 「え…」 辺りには誰も居ない。気配が無い。見えないだけじゃなく、土を踏むザラザラした雑音も聞こえない。風がまた走った。木の無...
コウスケの官能小説 | 2009.01.13 Tue 18:19
駅の改札を抜けると、切符売り場の近くの柱に寄りかかってトーイは待っていた。薄汚れたシャツとジーパン。細い手足に凹凸の無い身体。白い肌は女の子のようにも見えた。 「お待たせ」 マナミが手を振ると、見つけて、駆け寄ってきた。 「どうしたの?」 「早く来ないから、ナンパされた」 「ナンパ?」 「おじさんに」 どういう意味だろう。ホモだろうか。女の子と間違えたのだろうか。どちらにしてもロリコンであることに違いは無い。 「早く、行こうよ」 怪訝そうな顔でマナミを見つめる。腕に絡...
コウスケの官能小説 | 2009.01.13 Tue 18:18
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