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ううむ…。 まだ緊迫感…。 この時代はどうかは解りませんが、少なくとも 二人の時代のこの洞窟は、私でも絶対ヤだと思います………。 が、ローフィスはふい…。と顔を前に向け手綱を繰って、目前の道の左へと馬を、促した。 ゼイブンも、無言で続く。 脇の岩道を、少し下る。 ゼイブンは真剣な表情を、崩さない。 崖の、中の洞窟を進むもう一つの道は、入り口は広く、中は広い。 が丸っと平坦で無い上に途中途切れ、突然床が陥没したように無くなっていて、段差を降り、また登る難所があり更に…。 彼らの時代...
アースルーリンドの騎士 | 2011.02.19 Sat 13:28
大人のテテュスの絵が描きたい…。 それは、格好いいです…。 レイファスは…美々しい美青年に成ってますが…。 外見だけは。 ギュンターは小刻みに、興奮と感動で揺れる顔を、下げる。 …体中の血が、沸騰したように、熱い。 そしてこの兵の熱意を一身に受け継ぐ金髪の一族の長達は、だからこそ決まって…一族を勝利に、導いて来たのだと理屈抜きに感じる。 興奮と戦意で高まる感情そのままの顔…顔…顔が、自分に向けられる。 どの顔にも自分に対する“信頼”が、溢れ漲ってた。 ギュンターは兵に応えるよう...
アースルーリンドの騎士 | 2011.02.15 Tue 15:01
こういう時のオーガスタス描くのは 作者の醍醐味。 流石オーガスタス。の格好いいシーンです…。 がギュンターはあんまりレイファスの消耗が激しく、つい唸る。 「…まずいな…。 奴らの攻撃が続けば…お前が先に、ぶっ倒れる」 が、オーガスタスはさっきのレイファスの攻撃に、得物を襲うのを止めて呆然と宙で眺め、動きを止める飛び魔(イレギュレダ)の黒い群れを伺った。 途端、後列に振り向き吼(ほ)える。 「隊列整えろ!」 その声に、光球の威力に見入り宙を呆然と見上げていた兵達が、一斉に息を吹き返...
アースルーリンドの騎士 | 2011.02.10 Thu 07:43
飛び魔(イレギュレダ)に対抗する手段の殆ど無いままの彼ら。 助っ人はいつ そして誰が登場するのか…。 ってまあ、テテュスが出たので 次が誰かは、バレバレですよね。 「剣の予備は後一本しかない!」 アシュアークの言葉に、ギュンターもオーガスタスも馬の進路を、変えたものかどうか、迷う。 隊列は乱れきり、それでも続く列から弾き出された、恐怖に竦む者達は馬を操りかねて速度を落とし、止めた途端馬上からその身を、胴を太い魔の腕に掴まれ上空に連れ去られる。 キィヤァァァァァァァァ...
アースルーリンドの騎士 | 2011.02.04 Fri 14:07
ついにシェーンデューンの勢いを無くすシェイル…。 ディングレー更にピンチ! 援軍は、間に合うのか?! ずん…! 倒れ伏す狂凶大猿(エンドス)の向こう。 開いた門から、まだ狂凶大猿(エンドス)の、こちらに進み来る毛むくじゃらの一群を見つけ、ディングレーは遮二無二剣を振る。 最早…人間の敵は居ない。 狂凶大猿(エンドス)の、毛むくじゃらの大きな姿がそこらかしこで、兵達にその腕を振り回し、薙ぎ倒す光景が広がる。 シェーンデューンが走り行き、また一人、仲間を喰おうと掴み上げる狂凶大猿(エンドス)...
アースルーリンドの騎士 | 2011.01.31 Mon 11:37
35 未来からの助力者達 テテュスはどうしても納得行かなかった。 アイリスを、自分が助けたかった。 ワーキュラスの…金色の竜の背に乗り、時空を飛ぶようにして…テテュスはどんどん成長して行く、未来の自分の時空軸を駆け抜けて行った。 16…17才。 自分はどんどん大きく…そしてアイリスに似て来ていた。 印象は丸で、違ったけれど。 二十歳を過ぎて、乗せて飛ぶ金の竜に告げる。 「…まだ…駄目なの?」 が、竜は目指す場所を知ってるみたいに、時空を駆け抜けて行く。 21……。 自分が...
アースルーリンドの騎士 | 2011.01.26 Wed 06:22
が、扉が突然開く。 その向こうに姿を見せた人物は、黒々とした漆黒の長い髪の、背のとても高い、端正な人物。 が良く見るとその手は扉の、とっ手を握ってはいなかった。 「『闇の帝王』か…」 メーダフォーテは心で呟いたつもりだった。 が、心を読むのか、帝王は軽く頭を傾げ、頷きに変える。 「何のご用か? ガスパス殿は今不調。 私が代わってご用、受け給う」 が、『闇の帝王』はうっすら微笑を、その端正で禍々しい顔の上に浮かべるだけ。 すっ…。 と透けて見える人物に、メーダフォーテは覚えがあった...
アースルーリンドの騎士 | 2011.01.20 Thu 06:16
アシュアークは目をまん丸にした。 「今、口を開けないのにしゃべった?」 アシュアークの口は相変わらず、閉じていた。 ギュンターは微笑って大きく、頷いた。 「だから、口を使わず会話が出来ると言ったろう?」 アシュアークは再びギュンターの声が頭の中で響くのに、目を見開き驚いた。 「俺の声も、聞こえるか?」 アシュアークが背後に振り向く。 英雄サナンキュラスの中にオーガスタスを見つけ、アシュアークはこくん!と頷いた。 「他の奴らの声も、聞こえるぞ! ディンダーデン! 何か言ってやれ!...
アースルーリンドの騎士 | 2011.01.14 Fri 13:35
「敵と交わる!」 ディングレーの雄叫びに、ギュンターは背後に振り向き、怒鳴る。 「急げ!!!」 が一騎、真っ直ぐの栗毛の端正な騎士が、背後から駆け来て叫ぶ。 「今交戦しては、ラスキュラス殿らが間に合いません!」 ギュンターはその名を必死でアーマラスの記憶の中から探る。 がそれが、城に訪れた『光の民』の名だと、突然閃く。 頭の中で大声で叫ぶ。 「誰か教えてくれ! 『光の民』が間に合わないとは、どう言う事か!」 ギュンターの叫びに直ぐ様アイリスの声が響く。 「間に合わない…?! …『光の...
アースルーリンドの騎士 | 2011.01.10 Mon 07:42
…ディンダーデンの他に、超マイペースが居ました…。 それはやっぱり、アシュアーク…。 基本、アシュアークって可愛い。ってとこなんでしょうかね。 ギュンターは馬を駆り、軍を率い両横に並び走る、オーガスタスとアシュアークを交互に見つめた。 オーガスタスは常に頭の中の、ローフィスやシェイル、ローランデらに気を配っている。 アシュアークは相変わらず無言。 言葉が頭の中でしゃべれる。ときちんと認識していないせいか、気が向かないと聞こえない様子で、今アシュアークがしてるのは様子を見る限...
アースルーリンドの騎士 | 2011.01.06 Thu 10:07
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