ホーム >

ブログテーマ >

小説 >

ものがたり

このテーマに投稿された記事：1111件 | このテーマのURL:https://jugem.jp/theme/c231/6497/

Tweet
Check

: 「小説」はなんとなく堅苦しい。
もっと気軽に、じゆうな感性で楽しんでほしい。
: 作者のブログへ：「okitarinka」さんのブログ
その他のテーマ：「okitarinka」さんが作成したテーマ一覧(1件)

このテーマで記事を投稿する

たどり着いた答え

「生きる意味」とはJUGEMテーマ：ものがたり

LIPTOM | 2009.11.16 Mon 20:26

詩。

JUGEMテーマ：ものがたり

twiligh | 2009.11.14 Sat 08:53

トワイライト

JUGEMテーマ：ものがたり

twiligh | 2009.11.12 Thu 23:59

　虫郎がおどける。笑いながら、厳しい目を持っていることに、驚く。純粋な興味が、自分以外の誰かには、常識はずれでしかないことに、日々、気付かされているのだろう。松の葉が疎らに遮る視界に、多様なる灯船邸の一片が現れる。そこは石庭だ。ぽつぽつと配置された石を白砂の文様が囲む。その奥に、時代も国も綯交ぜた、ひとりの人間の嗜好を象る灯船邸が在る。ともすれば異様な取り合わせを、白という色が物語めかせた光景にしている。石、磨ガラス、漆喰の壁、タイル、窓の格子も床板も、人が見れば、白だ、という色に統一...

セイメイ　（仮） | 2009.11.11 Wed 23:04

夏休み　５

　「そういえば、手ぶらだけど、持ち合わせあるか？ネオ。」　「午前中、使いに御坂（みさか）の家へ行って、じいさまから頂戴した駄賃が、ここに。」　「何も考えなしに、誘ったんだな、和知は。」　「退屈そうにしてたからさ。」　両親は、決まった小遣いを呉れないので、こうして気兼ねなく友達の誘いに乗って遠出することは、僕にとってささやかな冒険だ。運賃を支払って、一番後ろのシートに三人並んで座る。シートは淡い水色だ。南向きの窓のいくつかに日除が下がっており、これも同じ色をしている。昆虫館が出来たら結局...

セイメイ　（仮） | 2009.11.10 Tue 21:04

夏休み　１３

　灯船邸へ向かうには、いくつかのコースがある。庭園をぐるり迂回する小径は、狭く、舗装されていないために、ひとりで散策する気まま者や、ランナーに好まれている。その道を行く。あけすけな煉瓦道より、剥きだしの土、形の整わない石段、手入れの行き届いていない植物、快適な用意のされていない世界に分け入るのは面白い。もちろん、この小径は人工だ。それでもアスファルトの歩道とは、大いに違う。　「左桜山の登山道から見えないかな。」　「諦めろよ。山登りにつき合う気はないぜ。」　「みたまんまを造る訳じゃないん...

セイメイ　（仮） | 2009.11.10 Tue 21:00

夏休み　１４

JUGEMテーマ：ものがたり　多肉植物用の変哲もない温室の屋根に、猫のシルエットが見える。虫郎は今までの昆虫採集の集大成として、身近な昆虫のポケット図鑑を制作中だという。僕は何を創ろう。僕の思考は自由を知らないんじゃないかと思うほどに、自由といわれると、何も思いつかなくなる。空は爽快な青だ。子どもらは夏の休みに自由な心で、研究す。　「ネオ、難しく考えるなよ。」　「からっぽで振っても何もでない、っていうよりは、雑音が多くて、選びたいものが、どれかわからない感じなんだ。」　「今までは、どう凌いで...

セイメイ　（仮） | 2009.11.10 Tue 20:34

夏休み　１２

　「お仕事中、すみません。建設中の昆虫館は、どちらにありますか？」　「行っても、近寄れないよ。現場の随分手前から立入禁止になっているから、姿形を観るのさえ難しいだろうね。広場でなくて、山へ向かう森の中に建っているんだ。」　「そうですか。ガラスの温室がどのような形なのか、知りたくて来たんです。友達は自由研究の題材にしようと、勉強するつもりで、」　「来年には、オープンするから、その時にまたいらっしゃい。ここいらではみられない昆虫がたくさん集まる予定らしいよ。自由研究に間に合わないのは、残念だけど...

セイメイ　（仮） | 2009.11.08 Sun 18:58

夏休み　１１

　「なぁ、どこから回ろうか。」　「目当ての昆虫館。」　「じゃ、多分あっちだなトラックが向かってる。」　「曖昧だな。誰かに聞いた方がいい。」　「なんでも確かめなきゃ、気が済まないんだな、虫郎は。」　「和知が無鉄砲なだけだ。」　「僕、あのひとに聞いてくるよ。」　つなぎを着た園丁が、公園入り口脇の樹木を剪定している。その背に近づきながら、深い海だ、と思う。案内係のジャケット、給仕のエプロン、警備員の制服、園丁のつなぎ。ここで働く人々のカラーである、プルシャンブルーが連想させるのだ。園丁の巧み...

セイメイ　（仮） | 2009.11.07 Sat 13:42