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JUGEMテーマ:創作童話 3人は、辺りを見回しました。 さっきまで輝いていたシャボン玉が、 残念ながら消えていることに気がつきました。「そろそろ、おやつよー」 本物のお母さんの声が、聞こえてきました。 3人は、ニコッと、かおをみあわせて、「はーい。いま行きまーす」「曇っているのに、お外に出て、なにをしていたの」「ママ、あのね、 シャボン玉ママになってね、 シャボンだまの妖精さんにあったりね シャボンだま畑にいってね、 おいしそうなぶどうをつくったの・・・」「ふーん」 お母さ...
童話作家TOMOKOの世界 | 2008.10.09 Thu 15:56
JUGEMテーマ:創作童話 ふーふーふー おままごとで使っている、プリンのカップや、お皿に、 3人は、そ〜っと、シャボン玉を吹いてみました。 すると、 おいしそうなシャボン玉プリンや、 シャボン玉2個がくっついたシャボン玉ケーキが きらきらとできました・・・・。「いただきまーす」 一番小さなシャボン玉ママが言いました。「これこれ、これはシャボン玉の妖精さんにあげなさい」 くんちゃんがちょっぴり威張って言いました。ふーふーふー さてさて、3人のシャボン玉ママ、 今度はどんなシ...
童話作家TOMOKOの世界 | 2008.10.09 Thu 15:50
JUGEMテーマ:創作童話 ふーふーふー 3人で一斉にシャボン玉を吹きました。「わあー。きれい」 不思議なことに、ぬれた灰色のアスファルトの上を シャボン玉が、半分に割れずに、一面に残りました。 シャボン玉が、七色にひかって、 それはまるで、春のお花畑のように輝きました。 くんちゃんたちは、とても楽しく、ものも言わずに、 次から次に、シャボン玉を吹きました。 さっきまでの暗い気持ちが、ぱーっと、明るくなりました。「おねえちゃん、 ひなちゃんも、ハルちゃんも、 シャボン玉ママになれたよ」「そ...
童話作家TOMOKOの世界 | 2008.10.09 Thu 15:43
JUGEMテーマ:創作童話 「久しぶりのお外は気持ちいいな。何して遊ぼうかな。」 くんちゃんは、外の空気を胸いっぱいに吸いました。 「おねえちゃん!シャボン玉しよう!」 「いいね。しゃぼんだま」 くんちゃんと、妹たちは、仲良くシャボン玉遊びを始めました。 ふーぶーぶー 3人は胸いっぱいに空気を入れて、思いっきり空気をふーぶーとふきました。 あれあれ力いっぱい吹きすぎてシャボン玉ができません。 「なんでできないのよ」 下の妹が、べそをかいて言いました。 くんちゃんは考えました。「おかしいな...
童話作家TOMOKOの世界 | 2008.10.09 Thu 15:22
JUGEMテーマ:創作童話 「あめやんだかな」 何気なく、くんちゃんは、空を見上げました。 厚い雲に覆われていましたが、さっきまで降っていた雨が、うそのように、やんでいました。 「あ、いまだ。おかあさん、おそとにいってくる・・・」 くんちゃんは、特急電車のようにお外に飛び出ました。 「おねえちゃんまってー!」 妹たちは急行電車のように、くんちゃんの後を追いかけました。
童話作家TOMOKOの世界 | 2008.10.09 Thu 15:16
JUGEMテーマ:創作童話 しとしと・・・・しとしと・・・・ 昨日も、今日も、雨が、ずーっと、降り続いています。 くんちゃんの口から出るのは、ため息ばかり。 「あーあ、早く雨がやまないかな・・・ きょうも、おそとで、あそべないや。あーあ・・・」 くんちゃんは、退屈で仕方がないので、ごろんと、床に寝そべって、 また、ため息をつきました。 「お姉ちゃん、あーそぼ」 やってきたのは、くんちゃんの妹たち。 くんちゃんは、めんどくさそうに、「後で!」と答えました。 「おねえちゃんのけちんぼ。 ...
童話作家TOMOKOの世界 | 2008.10.09 Thu 15:10
JUGEMテーマ:創作童話 皿にとり出されたケーキは、ひしゃげたシルクハットにそっくりでした。「どうして、こうなったのかなあ。シフォンって、気むずかし屋でね。きれいに焼きあがって見えても、とり出しにかかったら、こうなることって、よくあることなんだ」 瞳は、ひどくがっかりしたようすでした。「メレンゲが原因なのかな?」と、紘平は気の毒そうに聞きました。「その点は、失敗ないと思うの。メレンゲは、あわ立てかたが足りなくても、あわ立てすぎても、よくなくて、そうすると、ケーキはしぼんでしまうのね。でも、タイ...
マダムNの児童文学作品 | 2008.05.03 Sat 19:41
JUGEMテーマ:創作童話 瞳につづいて入ったキッチンには、あまいにおいがただよっていました。 テーブルに、空きびんと、それにささった筒がありました。筒は、逆さになったケーキの型でした。 キツネ色に焼けたケーキが、筒の下からはみだしています。「シフォンケーキよ。おかあさんが作ったんだけれど、わたしも手伝ったの。メレンゲ作りをね。このケーキ、メレンゲのおかげで、こんなにふくらんでいるのよ」と、瞳はいいました。「メレンゲって、なにさ?」と、紘平はききました。「卵のしろみに、砂糖をまぜてあわだてる...
マダムNの児童文学作品 | 2008.02.26 Tue 20:28
JUGEMテーマ:創作童話 しかし、もちろん、そのねたは使えませんでした。 あしたは、工作より、放送の原稿をさきにすませることになるでしょう。 そして、きっと、工作をする時間がたりなくなって、どうしようもないできそこないを、提出するはめになるのでしょう。先生の首をかしげさせ、クラスのみんなからは、わらわれてしまうでしょう。 がんばらなくちゃ、と思うと、かえってやる気のうせることがあります。かれは、カーペットに寝ころがりました。――ああ、それに……。 紘平は思いだしました。どのみち、ボンドがきれている...
マダムNの児童文学作品 | 2007.12.22 Sat 16:50
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