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限界状況に直面して絶望し、回生するとき何が起こるのだろうか。回生は、どのような意味において存在意識の変革なのだろうか。 数千年来、中国やインドやヨーロッパの哲学者たちは、たとえ伝達様式においていろいろ異なっていても、如何なる場所においても、如何なる時代においても同じような意味のことを語ってきた。すなわち、人間は、主観−客観の分裂を超えて、主客の完全な合一へ到達することができる、そしてそこではあらゆる対象性自我も消滅するというのだ。 主客合一を経験した人にとっては、それことが本来の目覚めであ...
精神世界と瞑想 | 2008.07.30 Wed 22:11
ヤスパース夫妻は、1937年にナチスによって大学を追われた。それからの8年間、つまり1945年のドイツ敗戦による解放の日までは、まさに死と向かい合わせとなる限界状況の連続であった。 ナチス・ドイツによるユダヤ人連行と虐殺という暴風の中で、身を潜めていたが、いつ踏み込んで来るかもしれないゲシュタポへの不安と恐怖の中にあっても、なお人間の尊厳を失うまいと、枕元にはつねに青酸カリのアンプルを用意したという。 幸いにしてアメリカ軍のハイデルベルク解放の日がきた。ヤスパースと妻ゲルトルートは辛くも...
精神世界と瞑想 | 2008.07.29 Tue 22:26
◆内山興正 「なんとか少しでもウマイ方へころんで,損をしまい」 という小さな我の分別を投げ出してしまって, かえって「どっちへどうころんでも出逢うところわが生命」 という坐りに坐ることが大心です。 (『人生料理の本』) お願い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ★現在、ブログなどで 「はだしのゲン」を世界へ!! という取組みを行っています。アニメ『はだしのゲン』を世界中の人に少しでも多く見てもらい、原爆の実態を知ってもらおうという運動です。IMDbという映画情報サイトでアニメ 『は...
精神世界と瞑想 | 2008.07.28 Mon 21:13
掲示板に止と観の違いに触れた投稿があった。それを紹介する前に、自分への確認のためにも、おさらいをしておきたい。 ヴィパッサナー瞑想は、ブッダ以来続けられた原始仏教の瞑想システムで、その技法は完成しきったものと言われる。ヴィパッサナーとは、あらゆる現象をありのままに観るという意味である。細かいテクニックや強調点の違いから、いくつかの流派がある。ミャンマーのマハーシ長老は、ヴィパッサナー瞑想を学ぶのに初心者に最適といわれるマハ ーシ・システムを世界中に広めた。『ミャンマーの瞑想―ウィパッサナー観...
精神世界と瞑想 | 2008.07.27 Sun 16:11
◆坂村真民 《本気》 本気になると 世界が変わってくる 自分が変わってくる 変わってこなかったら まだ本気になっていない証拠だ 本気な恋 本気な仕事 ああ 人間一度 こいつを つかまんことには (『詩集 念ずれば花ひらく』) お願い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ★現在、ブログなどで 「はだしのゲン」を世界へ!! という取組みを行っています。アニメ『はだしのゲン』を世界中の人に少しでも多く見てもらい、原爆の実態を知ってもらおうという運動です。IMDbという映画情報サ...
精神世界と瞑想 | 2008.07.27 Sun 13:35
◆方法について 日常的な思考のあり方を学問的な研究の対象にするにあって方法として採用できるのは、現象学であろう。 その際参考にするのは、現象学的な心理学、そして現象学的な社会学。前者では、マズローやロジャーズに代表される人間性心理学などがあり、後者には、アルフレッド・シュッツの日常生活の社会学がある。 もちろん最近の認知科学の知見もそのつど参照されていくが、日常的な思考の世界全体を、その全体的な構造のままに把握するには、近代科学的な方法だけではどうしても限界がある。 一方、ロジャーズな...
精神世界と瞑想 | 2008.07.27 Sun 11:45
◆鈴木大拙 禅は、毎日、毎時間修するにつれて、人の心を大いなる神秘へと開く。 人をして、エデンの園を歩くように世界を歩かせる。 その理由は説明できない。また説明を要しない。 だが、日が昇るときには全世界が慶び踊り、誰の心も至福に満ちる。 JUGEMテーマ:精神世界をめぐって
精神世界と瞑想 | 2008.07.26 Sat 10:46
◆認知行動療法 このテーマを作った最初の書き込みで、すでにメールをいただきました。あくまでも自分の覚え書き程度のつもりで、それほど人に読まれることは期待せずにスタートしたのですが、少しでも公にすれば、こうしてヒントをいただけるので、ありがたいですね。 前回、散漫な日常的な思考そのものを研究対象とした心理学は、ないのではないかと書いたのですが、メールでは「認知行動療法」はどうですか、と助言をくださいました。さっそく少し調べてみました。 「認知障害プラザ」http://www.fuanclinic.com/p_plaza/...
精神世界と瞑想 | 2008.07.26 Sat 09:25
ゴエンカ ‥‥『わたし』という大きな執着の対象がある。 自分、自我、自分のイメージに対する執着だ。 だれにとっても『私』は世界じゅうでいちばんたいせつな人間である。 『わたし』は、まるで砂鉄のなかに置かれた磁石のような行動をとる。 磁石はいつのまにか自分を中心にして砂鉄をならべえ、きれいな模様をつくりあげる。 『わたし』もまた、いつのまにか好きなものを引き寄せ、嫌いなものをはねのけ、 本能的に自分の好みにあわせて世界をならべかえようとする。」 『ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門―豊かな人生...
精神世界と瞑想 | 2008.07.25 Fri 22:42
ここで「限界状況」というのは、現代ドイツの実存哲学者ヤスパース(1883〜1969)の言葉である。彼は、人間には超えることもできず、回避することもできない絶対的な状況があると考えた。それは、人間が突きあたり、そこで挫折するほかない壁である。具体的には、死、苦しみ、争い、罪悪感、偶然の運命などである。このような、人間の力ではどうすることもできないぎりぎりの状況を、彼は「限界状況」と呼んだのである。 この限界状況において人間は不安や絶望を抱えて挫折するほかない。しかし、その挫折を通じて自分の無力さを自...
精神世界と瞑想 | 2008.07.25 Fri 22:33
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