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口に関するアンケートを読み終えました。

本屋で一目見てすぐに手を取りました。 サイズが小さくて特徴的な表紙デザインの冊子に惹かれました。   ページ数自体は短めですぐに読み終わりました。面白かったです。 インタビュー形式なのが良かったです。想像していなかった展開で、後になって色々判明しますが後味の悪いこと。 うひゃーってなりました。こういうタイプの本結構好きです。 ラストも印象的でした。       JUGEMテーマ:最近読んだ本

mikamall | 2024.10.01 Tue 17:22

読書をしてこなかった人間が「人間失格」を読んだ感想

かの有名な太宰治の【人間失格】を読み終えました。   ハードルが高いイメージがあったけど、青空文庫で太宰治さんの【悶悶日記】という1ページに収まるくらい短いエッセイが面白かったのでこちらも読んでみました。   タイトルを見たとき、相当ヤバいことをしている罪人の話なのかなとか、火垂るの墓のラストみたいなのを勝手に想像してました。 だから、想像していたよりも救いがある終わり方だと思った。   主人公の葉蔵は悪人か?と言われると、問題はあるけど完全に悪い人じゃないし良...

mikamall | 2024.09.17 Tue 20:05

変な家2を読み終えました(読書感想文)

読み終えたんですが、前作は抹茶みたいなほろ苦さがある味わいと余韻がありました。 今作は鋭い切れ味で切り付けられたような、熟した果実がぐしゃっと落ちて潰れたようなそんな終わり方でした。 好きなのは前作、心に残ったのは今作でした。前作でもありましたが読了後、気が付いたら登場人物たちの人生について考えてた。 間取り図が前作よりパワーアップしていて増量していました。今作も謎解きパート面白かったです。 雨穴さん監修の間取り図ミステリーもの有料ゲームアプリ化したりYouTubeの動画を本で出版してほし...

mikamall | 2024.09.03 Tue 18:09

ADHDの整理収納アドバイザーが書いた「片づけられない……」をあきらめない!を読みました。

つい先日買った【「ADHD」の整理収納アドバイザーが自分の体験をふまえて教える!「片づけられない……」をあきらめない!】を読み終えました。   この本をネットで見つけたときすごくうれしかったんですよね。掃除が得意な人目線の本じゃなく、 同じ片付けが苦手だった人の目線で書かれているので読みやすかったです。後半は漫画形式になっています。   床に物を置くといつの間にかごちゃついて散乱する黄金パターンに毎回入るので、読んでいる最中思わず頷いてました。 やっぱり綺麗...

mikamall | 2024.08.12 Mon 20:16

『菓子屋横丁月光荘 金色姫』ほしおさなえ

家の声が聞こえる能力をもつ守人としゃべる家・月光荘との交流の物語『菓子屋横丁月光荘 金色姫』。今回は孤独だった守人に新しい出会いが訪れます。しかし、その一方で大事な人との別れも…。 タイトルの「金色姫」は姫の体から蚕が生まれた神話から。物語を通じて養蚕の歴史と、不思議な家の世界が語られます。 繭玉飾り 友人田辺の祖母・嘉代さんも家の声を聞ける人。守人は嘉代さんと話すと心がほぐれ、時々嘉代さんの家を訪れていた。ある時、知り合いの宿「新井」で繭玉飾りのイベントがあることを知った守人は田辺と嘉代...

日々の書付 感想録 | 2024.01.15 Mon 15:03

乙女の本棚『待つ』太宰治+今井キラ

文豪と現代のイラストレーターがコラボした「乙女の本棚シリーズ」。今回は太宰治の『待つ』を読んでみました。 美麗で儚げな少女が「待つ」のは一体誰なのでしょう…? 『待つ』あらすじ 毎日、駅のベンチに佇んで「誰か」を待つ少女。彼女自身、待ち人が誰かわからない。もし、その相手が現れた時、自分がどうなってしまうのだろう、そんな期待と恐怖を胸に描きながら待ちわびているのだった。 戦争の影が迫る中、少女はなにかしなければと思う一方で、空想の相手を待ち続ける日々を送っている。 『待つ』太宰治+今井キ...

日々の書付 感想録 | 2023.11.14 Tue 21:19

ババーン!『ねこいる!』たなかひかる

ねこがババーン!と出てくる!たったこれだけ。でも最高に面白い絵本でした。 猫が好きな人、絵本が好きな人、そして、お笑いが好きな人におすすめの絵本です。 なんだかお笑いのフリップ芸みたいだなと思ったら、作者のたなかひかるさんは現役のお笑い芸人でした。 この絵本、フリップ芸としても面白いし、読み聞かせで「ババーン!」って叫んだら子どもたちが喜びそう。 パンの中やリコーダーの中、跳び箱の中など、意外なところに「ねこいる?」と問いかけると、次のページに「ババーン!ねこいる!」と猫が飛び出してき...

日々の書付 感想録 | 2023.10.03 Tue 17:44

『楽園のカンヴァス』原田マハ

原田マハさんのアート小説の初期の名作である『楽園のカンヴァス』。アートに興味のある人はより面白く、興味のない人にもミステリのように楽しめる作品です。 『楽園のカンヴァス』はアンリ・ルソーの「夢」を題材にした物語。 ルソー研究者の主人公たちが、コレクターに招かれて不可思議な鑑定に参加することになります。それは、この鑑定対決に買ったものが、ルソーの絵に関する権限を得ることになるというもの。 コレクターから提示された作品「夢を見た」は、果たして本物なのか、それとも…。 事実と虚構の絶妙なデザイ...

日々の書付 感想録 | 2023.04.09 Sun 22:35

『柳宗民の雑草ノオト 春』柳宗民

春はこの本を片手に散歩に出たくなります。『柳宗民の雑草ノオト 春』は、単なる野草図鑑ではありません。柳宗民氏の草花に対する愛情が伝わる本であり、随筆なのです。 この本で名前やその性質を知ってからは道ばたの雑草も、なんだか愛おしく思えてきました。 柳宗民の雑草ノオト 春AmazonKindle楽天楽天Kobo 植物への慈しみ 『柳宗民の雑草ノオト』では、雑草も野草も、国内種も外来種も、同じように紹介されています。 例えば、最近見かけるナガミヒナゲシというオレンジの花。この花は有毒成分を含む他、周りの植物...

日々の書付 感想録 | 2023.03.22 Wed 21:47

ファンタジー作家はホラーもすごい『発現』阿部智里

久々にゴーストハントを読み返したおかげで、ホラーが読みたくなりました。 阿部智里さんの『発現』は、和風ファンタジー八咫烏シリーズとは違う切り口で描かれたホラーミステリです。 戦争中に起こったある事件と、現代の家族が遭遇する怪奇が、時を越えて発現してゆく。じわじわと恐ろしく、そしてやりきれない物語でした。 『発現』あらすじ 昭和40年、兄の自死の真相を探る省吾は、兄の戦友たちから話を聞き、満州で起きた事件の謎に迫る。平成30年、突然、精神に異常をきたした兄を支えようと奮闘するさなえ。しかし、彼...

日々の書付 感想録 | 2023.03.13 Mon 12:14

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