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朝日新聞社の運営する本のサイト「好書好日(こうしょこうじつ)」のツイッター企画で「小説の中の食べ物」を募集していたとき、真っ先に思いついたのが森瑤子さんの「デザートはあなた」でした。 「デザートはあなた」あらすじ 大西俊介はテレビ制作会社につとめ、親の残したコンドミニアムに住むリッチマン。おまけにインターナショナル・スクール出身らしい。趣味は釣りとバイクとそして料理。それも男の手料理といった豪快なものではなく、イタリアンに中華、厳選された素材と手間を掛けた料理は本格的。 それを気の合っ...
日々の書付 | 2020.06.04 Thu 23:54
政治や芸術で名を残す偉人は大勢います。けれど放蕩で世に名を残した人物というのは珍しく、薩摩治郎八がその筆頭ではないでしょうか。 この人が何をやったかというとただひたすら、好きなことにお金を使っただけなんです。パリの一流ホテルで一晩一千万のパーティーをひらき、最先端の車を購入、日本ではフランス風の豪邸を建て、社交界で浮名を流す。 蕩尽王、パリをゆく―薩摩治郎八伝―AmazonKindle楽天楽天Kobo リアル版・ヤングインディー・ジョーンズ 90年代、若きインディー・ジョーンズの活躍を描いたドラマありました...
日々の書付 | 2020.05.17 Sun 15:44
JUGEMテーマ:Book review JUGEMテーマ:最近読んだ本 著者のハンス・ロスリングは公衆衛生の活動を行う過程で、いろいろな世界の現実を実は知られていないことに気づき、息子夫婦とともに、「現在低所得国にクラス女子の何割が初等教育を修了するでしょう」などといったクイズの3択の正解率がチンパンジーにも及ばない事実を突きつけ、そのように判断してしまう理由について検討している。そこでわかってきたことは「世界は分断されている」と思い込むといった「分断本能」など10の「本能」を指摘し、そう...
マインドフルネス・京都 | 2020.05.09 Sat 21:53
JUGEMテーマ:最近読んだ本 「わたしたちは銀のフォークと薬を手にして」島本理生 幻冬舎文庫 久しぶりに江國香織の文庫買ったなと思ってた。本気で。 書店員にあるまじき間違い。 完全なる言い訳だけど、婦人公論を年間定期購読していて、 掲載されていた江國さんと山田詠美さん、川上弘美さん3人の対談を 購入直前に読んだためだと思う。……そう思いたい。 途中まで読んで、なんかこれ江國さんというより島本理生さんぽいって思って 調べたらそうだった。...
a*diary | 2020.05.04 Mon 17:36
JUGEMテーマ:Book review JUGEMテーマ:最近読んだ本 この本はかなり印象的だった。なぜか。一般に教科書的な事実になってしまったことについてはどうやってその事実が発見されたかがよくわからなくなる。熱心な研究者は原著論文を読もうとするだろうが、それでもその当時の学問的な背景がよくわからない。本書はHodgkin&Huxleyの活動電位の計算式が導かれる過程に至るケンブリッジを中心とした神経生理学者達の活躍を研究者達の相互関係を含めてよく記載している。この本を読むと学問は個人とその環境、...
マインドフルネス・京都 | 2020.04.08 Wed 15:58
JUGEMテーマ:Book review JUGEMテーマ:最近読んだ本 韓国人学者による反日運動の根拠の批判。なかなか面白い。ここまでいうかという感じがする。日本人が書いているのか、とか思ってしまう。しかしよく読むとこれだけのことを書くことができる学者がいる国はまだ大丈夫かとも思う。本書の帯に、「反日種族主義とは?」の説明として「韓国の民族主義には、自由で独立的な個人という概念がありません。韓国の民族はそれ自体で一つの集団であり、一つの権威であり、一つの身分です。そのため、むしろ種族といっ...
マインドフルネス・京都 | 2020.04.03 Fri 14:31
JUGEMテーマ:Book review JUGEMテーマ:最近読んだ本 華厳経の入門書で、最近読んだ「華厳の思想」より、華厳経にフォーカスしている。もともとNHKラジオの「宗教の時間」で著者が話した内容に手を加えたというもののようで、第12講までからなり、第3講までは華厳経全般の説明、第4講以降は経文に従った、展開を説明している。これが歌劇的な展開だというが、実際には独立した経文として存在していたものもあり、大乗仏教の展開とも関連していそうだ。ただ個人的にはこういった物語的な展開はあまり好き...
マインドフルネス・京都 | 2020.03.21 Sat 18:36
JUGEMテーマ:Book review JUGEMテーマ:最近読んだ本 鎌田茂雄氏による華厳の思想の総説。日本の華厳経の受容の流れ、中国における華厳宗の展開をまとめている。著者の本来の領域は禅であるからだろうが、禅との関係がよく整理されている。もちろん禅に対して華厳経の与えたインパクトの大きさによるのではあるが。 大乗仏教の展開における華厳経の位置付けを学ぶには良書だと思う。理屈でなく体験が重視されるのではあるが、それでもやはり理屈がわかる本がほしい。
マインドフルネス・京都 | 2020.03.20 Fri 09:49
JUGEMテーマ:Book review JUGEMテーマ:最近読んだ本 今や法華経で有名な植木雅俊氏による仏教関連随筆で西日本新聞に連載したものをベースに100話にしたもの。この本を読んで伝わってくるものをまとめると1)中村元先生はすごい。在野研究者の著者に博士論文を勧めたのが中村先生であり、著者がこれから仏教研究において果たす役割を見抜いていたのだろうということが強く伝わってくる。また著者が中村先生の生き方を、その尊敬が故に学び、なりきろうとしているのがよく伝わってくる。2)著者の周りに...
マインドフルネス・京都 | 2020.02.22 Sat 20:45
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