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池上彰著「伝える力2」を読んで。

「伝える力」というタイトルですので、読んでいて、とても分かりやすくかかれています。 誰にでも、わかりやすいようにかかれているのが、伝わってます。 伝えるためにどのように話すか、という前に、何を知っておくべきかということが重要のようです。 人に何かを説明したときに、相手はきちんと理解してくれているでしょうか。 理解できないというような顔をしているかもしれません。 それは、相手の分からないことを、こちらがきちんと伝えていないからでしょう。 相手が何を知らないのか。 それを知らないと、相手に...

記録帳 | 2017.08.25 Fri 21:43

正義とはなんだろう――ブロッケンの悪魔

南アルプス北岳に至る三つの林道で崩落事故が発生、一帯は陸の孤島になった。その頃、内閣危機管理センターに集まる閣僚たちの元へ、自衛隊施設からVXガスが盗まれたと報告がもたらされ、やがて北岳山荘に立てこもるテロリストからの要求が届いた! 大型台風の到来で警察も自衛隊も接近不能。しかしそこには三頭の救助犬と山岳救助隊がいた――。(内容紹介より)   『ブロッケンの悪魔』(樋口明雄著 ハルキ文庫)   先日読んだばかりの『ハルカの空』につづいての南アルプス山岳救助隊シリーズである。今回は...

ほんぽ本舗 | 2017.08.23 Wed 22:16

あったかいお味噌汁とほかほかのおにぎりが食べたくなる――むすびや

就職活動で全敗し、家業のおむすび屋を手伝うことになった結。実家の商売に子供の頃からコンプレックスを抱いてきた結だが、おむすび作りに実直に向き合う両親の姿を目の当たりにし、気持ちに変化が訪れる。「結」という名前に込められた、亡き祖母の想いも前途を温かく照らしだす――。一人の青年の新たな出発を描いた成長物語。(内容紹介より)   『むすびや』(穂高明著 双葉文庫)   本著者作品は、『かなりや』と『月のうた』という2作品を読んでいる。本書は、ほんわかとした温もりが感じられる、まさにひ...

ほんぽ本舗 | 2017.08.21 Mon 21:50

国芳の弟子たち『おもちゃ絵芳藤』谷津 矢車

幕末から明治にかけて、激動の時代を生きた絵師たちの物語。『おもちゃ絵芳藤』は、歌川国芳の弟子・歌川芳藤の視点で国芳の4人絵師たちの生き様を描いた物語。 『おもちゃ絵芳藤』あらすじ 歌川国芳が死に、弟子の芳藤は師匠の葬式を出すため国芳の娘たちや兄弟子たちを訪ねる。喪主をつとめるよう声をかけるが。色好い返事はもらえない。 しかたなく戻ると、そこには三味線をかき鳴らして大騒ぎする弟弟子たちがいた。 繊細で臆病な月岡芳年、豪放磊落な落合芳幾(幾次郎)、圧倒的な個性で一時代をつくった河鍋狂斎(暁斎)、...

日々の書付 | 2017.08.20 Sun 19:13

子どもたちに読んでほしい一冊――七夕しぐれ

新緑まぶしい春。小学五年生の和也は県内の小さな町から憧れの仙台市に引っ越してきた。隣町に住む同級生ユキヒロとナオミと友達になろうとする和也に対して彼らは冷たい態度を取る。二人がクラスで浮いた存在で、江戸時代から続く因習がその原因であることを和也は知る。偏見にとらわれない子供たちの無垢な姿と、昭和の時代背景をノスタルジックに描いた傑作。(内容紹介より)   『七夕しぐれ』(熊谷達也著 光文社文庫)   直木賞、山本周五郎賞のダブル受賞となった『邂逅の森』を含む“森・三部作...

ほんぽ本舗 | 2017.08.19 Sat 21:57

戦争めし〜ほろり感動昭和グルメ!〜by魚乃目三太@秋田書店

 漫画です。すぐに読み終えます。  あと、本の画像は1980円になってるけど、私のは500円のコンビニ本でした。(表紙は同じだと思う)   JUGEMテーマ:最近読んだ本    題名から想像されるとおり、第2次世界大戦(人によっては太平洋戦争、人によっては大東亜戦争)の最中の食糧にまつわる話を漫画にして集めた作品集。  戦争・食料となると、アカがキモいことを言い出すのを想像してオエッとする人もいるかもしれないが、これはちっともオエッとこない。というのか、そもそも戦時中の話そのものは...

くそ英語 | 2017.08.19 Sat 12:33

リーダーはこうでなくっちゃ!――捜査組曲

お台場の公共施設で放火との通報が入った。安積班のメンバーが臨場すると、警備員がいち早く消火活動を始めており一大事にならずに済んだ。警備員から聞き込みをした須田は、何か考え込んでいて……。三日後、またしても同じ施設内で強盗事件が起きる。珍しく須田が、この事件を担当したいと安積に頼むが――(「カデンツァ」より。)安積班のメンバーをはじめ、強行犯第二係長・相楽、鑑識係・石倉、安積の直属の上司・榊原たちの熱い想いを、音楽用語になぞらえて描く安積班シリーズ。(内容紹介より)   『...

ほんぽ本舗 | 2017.08.18 Fri 22:43

羽田圭介著「スクラップ・アンド・ビルド」を読んで。

生と死が接触し、交差するところを描かれているように感じました。 死にたい者と、生きたい者のとの駆け引きの中で、死にたい者の中にも、生きていたいという、猛烈な気持ちがあることが分かりました。 心の問題で、死にたがっている人はいるでしょう。 しかし、医療に従事していない素人の考えとしては、それは、本当は生きていたいのに、そのための意味や理由が見つからないというものが死にたい理由になっているのではないでしょうか。 なので、もっと深く見つめてみると、本当は生きていたいというのが心のそこにはある...

記録帳 | 2017.08.18 Fri 21:41

We are not alone.――ハルカの空

軽装で山の中を駆け巡るトレイルラン。自信に満ち溢れた走りをする大学生。小さな気の迷いが大きな事故に――「ランナーズハイ」。山小屋でアルバイトをは じめた女子大生は、マナー違反の登山客に愕然とする。ここは“命"を預かる場所でもあるのに――「ハルカの空」。氷雪の山岳に消えた男。猛吹雪の中、それを追う女性隊員が救助犬とともに見たものは――「NO WAY OUT」。汗光り涙伝う、犬とともにある本格山岳小説全5篇。特別書下し短篇も収録。(内容紹介より)   『ハルカの空』(樋口明雄著 徳間文庫) &nbs...

ほんぽ本舗 | 2017.08.17 Thu 21:47

道尾秀介著「球体の蛇」を読んで。

この物語の中には、たくさんのうそが出てきます。 それも、うそとうそが絡まった複雑なうそです。 そして、時間と共にうそだったのだろうかと、考えてしまううそです。 なぜそうなるのでしょうか。 話をするとき、相手に正しく伝えたいことが伝わるとは限りません。 それは、こちらの都合によるかもしれませんし、相手の事情によるかもしれません。 だからといって、それを恐れて、球体の中へ逃げこんではいけないでしょう。 いいえ、逃げるのではなく、人はみな、それぞれの球体の中にもともといるのかもしれないのです...

記録帳 | 2017.08.16 Wed 20:55

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