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JUGEMテーマ:遠い想い出 昭和30年代初頭、街には書店の数と同じくらいレコード店があった。 レコードはその頃確か78回転のSP盤、大きさはLP盤と同じくらいなのに3分前後の 曲が片面に1曲だけ、その上割れやすく取り扱いは大変だった。 しかし、スマホのように便利な道具がまだまだない時代、歌謡曲のレコードは 若者を中心に売れまくった。 私が初めて買ったレコード、それはフランク永井の『夜霧の第二国道』であったと 記憶している。 当時まだ『東名』などの高速道路はなく、この『第二京...
ふるさと北国の記憶をたどって | 2021.02.14 Sun 12:58
JUGEMテーマ:遠い想い出 (「オーダーメイドの服」の続き) あの時と同じように私が事務所にいると彼女が一人で入って来た。もちろん、 何のためらいもなく、ごく自然な感じで用件を話し机の横に立っていた。 私は耐えきれずそっと手を伸ばした。しかし彼女は頭を左右に振って“ノー”のサイン。 そんな時一層燃えるのが男のサガ、更に力を込めて引寄せると彼女はあっさり私の胸に 倒れ込んだ。そして、巧みな動きの唇や舌先に私は全身の血液がそこに集中するような 快感に酔った。 ...
ふるさと北国の記憶をたどって | 2021.02.12 Fri 09:14
JUGEMテーマ:遠い想い出 (「大和なでしこ」の続き) そんな彼女にも年頃とは言えいろいろな噂があった。或いはその時も既に恋人と呼べる 男性がいたかもしれない。 だがそんなことにはお構いなしに私はふんわりして暖かいセーターの感触から 伝わってくる背中の温もり、更には胸の膨らみを想像し夢中で唇を重ねた。 もちろん最初は戸惑いがちに口を閉じ触れ合うだけの彼女であったが、やがて 「ん」とも「あ」とも聞こえる小さな声を発してさらに密着してきた。 私はたまらず小さく開いた...
ふるさと北国の記憶をたどって | 2021.02.10 Wed 08:55
JUGEMテーマ:遠い想い出 (「代用品・代役の仲」の続き) 決して美人とは言えないまでもいつもニコニコしている上に誰にでも親切で、 尽くすタイプ、『大和なでしこ』という感じの彼女は皆に慕われ愛されていた。 私自身決して嫌いな訳では無かったが毎日顔を合わせ何でも話し合っている仲、 時々憎まれ口をきいて嫌われていた。 そんなせいか年齢的にもちょうどいい相手なのに何故か今まで“男女”の感情 を持つことはなかった。 そしてその日・・・ 彼女からの用件を聞いて...
ふるさと北国の記憶をたどって | 2021.02.08 Mon 08:50
JUGEMテーマ:遠い想い出 戦時中、『代用品』という言葉がよく使われた。鉄が無いので、代わりに竹で槍を作る。 砂糖が無いのでサッカリンを使うとか言うあれ。 まあ、人間をモノ扱いにするのは申し訳ないのでピンチヒッターとか代役にしておこう。 付き合っている本命の恋人がいる間は必要ないが、元気溢れる若い世代、たまたま失恋 などで急に相手がいなくなるとこの代役という代用品で間に合わせることがある。 それは男女を問わず誰にでもあることで、代役がいつの間にか本命に、なんて言う事も...
ふるさと北国の記憶をたどって | 2021.02.07 Sun 09:46
JUGEMテーマ:遠い想い出 昭和30年代札幌では『雪まつり』がすでに行われていた。あの大きな雪像が人気で、 その頃から私も見に行った記憶がある。 そして、この札幌の成功にあやかって当時から全道の各都市では同じような冬のお祭りを 開催するようになった、名称もある町は「冬まつり」であり、またある町は「流氷まつり」 であってそれぞれその地域の特長に合わせて開催していた。 当然わが故郷の街も2月中旬、札幌が終わると同時に開場した。 会場は確か小学校のグランド、雪が多いわが街で...
ふるさと北国の記憶をたどって | 2021.02.04 Thu 11:28
JUGEMテーマ:遠い想い出 就職して仕事のほかに先ず覚えたのがこの“麻雀”と“囲碁”である。 田舎に住んでいた学生の頃、これらの遊びには全く縁がなかったからだ。 職場の中に囲碁の好敵手ペアがいてとにかく暇さえあればパチパチと始める のである。 特に教わるつもりも無かったのであるがいつも見学?しているうちに何となく ルールが分かってきた。最初は囲碁のハンデであるセイモクの置き碁から始め徐々に 覚えていった。 一方、麻雀も職場のトップが好きなこと...
ふるさと北国の記憶をたどって | 2021.02.02 Tue 09:24
終戦後、新たにできたものは数多くあるが。中でも男性諸氏にとって歓迎すべきものが ポルノやヌードの解禁であろう。 しかし、これらも終戦直後と現在とでは随分変わってきた。 例えばヌード写真のワイセツか否かの基準、昭和30年代ころではヘアが写っているか 無いかであった。勿論、ヘアが無い女性の割れ目などはダメ。 雑誌などのヌード写真は街中にある裸像のように修正されていた。 では、ヌードショー、ストリップショーは?といえばこれは「18歳未満入場お断り」と いうことで現在と大差が無...
ふるさと北国の記憶をたどって | 2021.01.31 Sun 14:22
JUGEMテーマ:遠い想い出 確か1967年頃の冬だったと思う。 その頃、毎日広告を出している関係で地元の新聞2,3社の記者兼営業担当者とは 顔なじみであった。 今、うち新聞で「若手ビジネスマンの夢」というシリーズを地方版に載せて いるけど、是非協力してくれないかという依頼が突然あった。 勿論、そんな経験は初めてのことで、文才も無いところから、丁重にお断り したのだが、どうしてもと言う熱意に負け引き受けることに。 当時の新聞切り抜き等は保存していないため、それが...
ふるさと北国の記憶をたどって | 2021.01.29 Fri 08:58
JUGEMテーマ:遠い想い出 私がパチンコ台を初めて見たのは、確か中学生の頃だったと思う。それは 北国の街にはよくある「レンバイ」という屋内に通路があって両側に小さな 店がたくさん並んでいる『○○市場』の中に10台ほど並んでいた。 そのころは今のガチャガチャと同じようにパチンコも子供の遊びであった ように記憶する。 右側の中段あたりに10円玉を入れる穴があり、そこへ入れるとジャラジャラ と玉が10個ほど出てきた。 その玉を取って1個づつ右側の穴に入れるのだが、はじくのは今の...
ふるさと北国の記憶をたどって | 2021.01.27 Wed 09:31
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