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アーロ・ガスリー

シャムロックの99枚 その23『ARLO GUTHRIE/HOBO’S LULLABY』(72年)  アーロ・ガスリー初期の傑作アルバム。次作の『LAST OF THE BROOKLYN COWBOYS』と共に大好きなアルバムです。「貨物列車や客車をただ乗りして全米を放浪しながら働く」(ライナーより)というホーボーをテーマにしたアルバム。ライ・クーダーやクラレンス・ホワイト、ニック・デカロなど多彩なゲストをバックに、自作曲をはじめ、父W・ガスリーやディラン、W・アクストンなどのナンバーを取り上げています。  働く者を主人公にした心に沁みる...

ビニール・ジャンキー行状記 | 2016.12.12 Mon 00:22

アル・スチュアート

シャムロックの99枚 その22『Al Stewart/Love Chronicles』(69年)  一時期、レコードからCDに切り替えて、レコードを聴かない時期がありましたが、再びレコードを聴くきっかけになったのが、このアルバムでした。私は、アルの初期3部作『Love Chronicles』『Zero She Flies』『Orange』が好きでした。当時は、このうちCD化されていたのは、『Orange』のみでした。  『Love Chronicles』は、メロディ・メーカー誌の「Folk Album of the year」に選ばれており、ジミー・ペイジのギターがフィーチャーされています。ア...

ビニール・ジャンキー行状記 | 2016.12.10 Sat 23:51

つボイノリオ

シャムロックの99枚 番外編『つボイノリオ/ジョーズ・ヘタ』(76年)    『つボイノリオの大冒険』(80年)  かつてカセット・テープ等で聴いた貴重な音源が、ソフト化されているとは驚きました。「金太の大冒険」「極付け!お万の方」「吉田松陰物語」「怪傑黒頭巾」と放送禁止歌のオンパレード。これを発売したレコード会社に敬意を表したい。 JUGEMテーマ:アナログ

ビニール・ジャンキー行状記 | 2016.12.09 Fri 23:07

森山良子

シャムロックの99枚 その21『森山良子/sings favorites』(69年)  母の実家を訪ねて、従兄弟のレコードを良く聴きました。一番のお気に入りが、このアルバムでした。美しいナンバーを美しい声で歌う森山良子。「かなわぬ恋」も「ラバース・コンチェルト」も「恋はフェニックス」も、みんなこのアルバムで知りました。まるで天使のような歌声、今でも大好きです。 JUGEMテーマ:アナログ

ビニール・ジャンキー行状記 | 2016.12.08 Thu 23:47

雪村いづみ

シャムロックの99枚 その20『雪村いづみ/スーパー・ジェネレーション』(74年)  アルバムに収められた作品は、主に1940年代にヒットした作品ですが、70年以上経った今聴いても全く古さを感じさせません。それどころか、とてもモダンに聴こえてくるから不思議です。まさに服部マジックというべきか、世紀を超えた名曲群です。  雪村いづみ+服部良一+キャラメル・ママ=三者のコラヴォレイションが、素敵な作品集を私たちにプレゼントしてくれました。 JUGEMテーマ:アナログ  

ビニール・ジャンキー行状記 | 2016.12.07 Wed 20:18

山崎ハコ

シャムロックの99枚 その19『山崎ハコ/ファーストライブ』(77年)  私がまだ20代前半のころ、職場の後輩の家で聴いたのがこのアルバムとの出会いでした。はじめて聴くシンガーでしたが、一遍で気に入ってすぐに購入した記憶があります。  今にも折れそうなか細い声のMCと力強い歌声のギャップに驚きました。黒づくめの衣装と暗いステージ、そして吐息までが聞こえてくる世界にローラ・ニーロを思い浮かべました。 JUGEMテーマ:アナログ

ビニール・ジャンキー行状記 | 2016.12.06 Tue 21:37

ムーンラーダース

シャムロックの99枚 その18『ムーンラーダース/イスタンブール・マンボ』(77年)  ムーンラーダースは、アルバムごとに音楽性をガラリと変えていく。好きなアルバムもあれば苦手なアルバムもある。そんな中で、良く聴いたのが、この『イスタンブール・マンボ』でした。このアルバムは、A面が、ラヴァーズ・サイド、B面が、インターナショナル・サイドとでも呼べばよいのでしょうか。  インパクトが大きいのは、B面で、トルコやロシアへと導いてくれます。メンバーそれぞれの個性が発揮されており、いずれも名曲...

ビニール・ジャンキー行状記 | 2016.12.04 Sun 22:00

鈴木慶一とムーンライダース

JUGEMテーマ:アナログ   シャムロックの99枚 その17『鈴木慶一とムーンライダース/火の玉ボーイ』(76年)  はちみつぱい解散後リリースされた待望のアルバムでしたが、期待外れというのが当時の印象でした。それは、はちみつぱいの泥臭い音を期待したのに、凄くお洒落になっていて違和感を感じてしまったからでした。  けれど、聴き込んで行くうちに、その魅力がわかるようになりました。特にCity Boy Sideと銘打たれたA面が好きです。「あの娘のラブレター」で描かれる世界は、映画「アメリカン...

ビニール・ジャンキー行状記 | 2016.12.02 Fri 21:31

『南佳孝/摩天楼のヒロイン』

シャムロックの99枚 その16『南佳孝/摩天楼のヒロイン』(73年)  『あがた森魚/噫無情(レ・ミゼラブル)』の1年前に松本隆のプロデュースでつくられた、1本のシネマのようなコンセプト・アルバム。 舞台は、ひと昔前のニューヨークか?松本と南との見事なコラヴォレーションが花開いた作品。  ♪おいらぎゃんぐだぞ…♪って、こんな弱弱しいギャングにイチコロでした。バックは、ティン・パン・アレィの面々です。 JUGEMテーマ:アナログ

ビニール・ジャンキー行状記 | 2016.12.01 Thu 23:06

はっぴいえんど

シャムロックの99枚 その15『はっぴいえんど/はっぴいえんど』(70年)  JUGEMテーマ:アナログ  中学から高校にかけて洋楽に嵌っていた私は、日本のロックは聴くに値しないという偏見を持っていました。そんな私の横っ面をひっぱだいたのが、はっぴいえんどでした。このチープなジャケの『(通称)ゆでめん』を聴いた時、その演奏力の高さにぶっ飛びました。以来、日本のロックも聴くようになり、70年代の中期には、英米と並んで日本のロックに夢中になりました。完成度で言えば『風街ろまん』に譲るとしても、...

ビニール・ジャンキー行状記 | 2016.11.30 Wed 23:39

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