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息を吐くやうにひかれり恋螢 いきをはく やうにひかれり こひほたる 自分の呼吸、自分の羽で 告白する さ迷っているようで、遠回りなようで 照らせば 愛は目の前の暗がりに... 螢の国で 息をひそめて撮った写真 Photography by 宮沢太地 炎環阿佐ヶ谷ナイト句会2015年7月俳誌「炎環」2015年9月 -炎環集- 寒太推薦 JUGEMテーマ:花の記憶
FUKUUの写真・書芸俳句、または五七五、または短歌 | 2015.07.02 Thu 02:18
追へば消ゆ待てば瞬く恋螢 おへばきゆ まてばまたたく こひぼたる 山口にお住まいで、「Salon de 墨」を主宰されている書家、 水津しのぶさんの作品です。 「泉さんの俳句が好きだから、ホタルの句を書きたい」と 言ってくださって、 ちょうど今頃の梅雨時の湿度の高い夜を思わせる、 淡墨がしっとりと滲んでいく 作品に仕上げてくださいました♪ ホタルは、旧字体の「螢」のほうが気分が出るなぁ、 と思っています。 小さな体に、びっくりするくらい大きく光る玉を抱えて飛ぶので 冠に「火」が二つついてい...
FUKUUの写真・書芸俳句、または五七五、または短歌 | 2015.06.29 Mon 16:39
くちなしのにほひはじむる夕間暮れ くちなしの にほひはじむる ゆふまぐれ くちなしは口無し 想ひは秘めれど匂ひだす 俳誌「炎環」2015年9月 -炎環集-JUGEMテーマ:花の記憶
FUKUUの写真・書芸俳句、または五七五、または短歌 | 2015.06.22 Mon 18:12
アスファルト濡れて光れり梅雨の星あすふぁるとぬれてひかれりつゆのほし雨の中で、星の瞬きに出逢ったずっと雨の中にいるかと思っていたので救われた気持ちになった 踏み込めば 花の崩れて スターダスト・・・ When stepped into Flowers collapses Stardust...JUGEMテーマ:花の記憶
FUKUUの写真・書芸俳句、または五七五、または短歌 | 2015.06.19 Fri 17:43
紫陽花よ涙流れてほころびぬ あぢさゐよ なみだながれて ほころびぬ 涙はさみどり Hydrangea Tears flows, flowers bloom 色づかむとす 色づいて、大きな花を咲かせることができても、涙を流す日があるのだろう、と思いつつ...咲きたい俳誌「炎環」2015年8月 -炎環集-JUGEMテーマ:花の記憶
FUKUUの写真・書芸俳句、または五七五、または短歌 | 2015.06.15 Mon 17:16
底面のgrayが我に 梅雨の雲 ていめんの ぐれーがわれに つゆのくも 雲は底面のグレーを大地に向けて 空一面に広がっている 雲の上が明るさで満ちていることは 薄くなった部分の白さで、分かる Gray bottom toward me Rainy season clouds たくさん眠ることが 正解なのか、分からない この街が好き 後戻りはしない なぜなら、信号が青く光るから 昨日、関東甲信地方が梅雨入りしました☆俳誌「炎環」2015年9月 -炎環集-JUGEMテーマ:花の記憶
FUKUUの写真・書芸俳句、または五七五、または短歌 | 2015.06.09 Tue 19:02
風に雲煽られるやう姫女苑かぜにくもあふられるやうひめぢよをん As clouds are fanned by the wind Daisy fleabane 「火」に「扇」で「あおぐ」風は熱を持たず、白きをあおいでいるのに、花も空も熱量を帯びてくるような・・・炎環阿佐ヶ谷ナイト句会2015年6月俳誌「炎環」2015年8月 -炎環集- 寒太推薦 煽らるるやう姫女苑風に雲 と添削JUGEMテーマ:花の記憶
FUKUUの写真・書芸俳句、または五七五、または短歌 | 2015.06.04 Thu 19:06
やはらかき仔犬を拾ふ春隣君の髪の桜取らずにをりにけりてのひらをかさねて重し花月夜寂しさをかかへて起きぬ花の雨君の背ナ桜蘂ふるバイクかなやはらかきこいぬをひろふはるどなりきみのかみのさくらとらずにをりにけりてのひらをかさねておもしはなつきよさびしさをかかへておきぬはなのあめきみのせなさくらしべふるばいくかな俳誌「炎環」2015年6月 -炎環集- 掲載 三句目、五句目;寒太推薦 JUGEMテーマ:花の記憶
FUKUUの写真・書芸俳句、または五七五、または短歌 | 2015.06.02 Tue 17:58
風のホーム 五月の空の端に立つ繰り返す螺旋階段 紅薔薇迷ひ込み 薔薇と目のあふ昼さがりかぜのほーむさつきのそらのはしにたつくりかへすらせんかいだんべにさうびまよひこみばらとめのあふひるさがりp.s.あゝ、それでも未だ蕾かな... カッパドキアの薔薇が岩窟に棘を刺して、そこにしか注がない陽光の中をそこでしか得られない運命的な紅色で咲いていたもう二度と行くことのない、岩窟を掘って作られたホテルのテラス新宿御苑の薔薇 ブラックティー紅茶の茶葉が開いて黒く沈んで、紅色に黒が差す恵比寿は天気が良くて、山手線が足の...
FUKUUの写真・書芸俳句、または五七五、または短歌 | 2015.05.26 Tue 15:45
「葉柳の底に触れんや銀座の夜」柳の若葉は、やはらかく尖りて、路面を擦る※「触」は、旧字体「觸」で書いています。美・月 小品展をご覧いただきありがとうございました☆また、会場に行けないけれど応援しているから、とのメッセージをいただき、ありがとうございました。 今回のトピックスは、装丁を自分で決めずに表具屋さんにお任せしたことです。グループ展参加者全員が、同じ表具屋さんにお任せしました。装丁も作品の一部であり、作品に閉じ込められている世界観が外へ出て行く境目なので、重要だと考えています。方向性を伝え...
FUKUUの写真・書芸俳句、または五七五、または短歌 | 2015.05.19 Tue 16:20
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