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フィリピン・セブを中心とした時事便り

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: リゾートで知られるフィリピン・セブは、中央のマニラと違った
独自の風土と、文化があります。
このセブを中心に鋭く、おかしく、情報を発信します。
: 作者のブログへ：「bakilid」さんのブログ
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この一枚2010年　（50）　バランガイ選挙投票当日光景

　最少行政区の長と議員を選ぶ選挙が朝から始まっている。　写真の向こう奥に小学校があり、『バランガイ選挙』の投票はそこで行われている。　黄色いTシャツを着て入り口付近にいる子ども達は、立候補した人間の身内とか近所の者で葉書大の候補者名が書かれたチラシを配っている。　選挙権もないのにこうやって手伝って何にも問題がないのがフィリピン的であるが、大方小遣い目当てで手伝っているのだろう。　5月の大統領以下の国政選挙では子どもの運動員など見かけなかったから、それなりに区別はされているのだろう。　学校の周...

セブ島工房 | 2010.10.25 Mon 15:06

10月23日（土）　晴れ、風なし　閑話休題　《　国際スピード郵便EMSの怪　》

　私の場合、セブと日本間で私信や書類をやり取りする時、次のように区分けしている。　重要で急ぐ場合はDHLやFeDexの国際クーリエ、時間は多少かかっても良いが紛失することがあっては困る場合は、国際スピード郵便EMSを利用する。　次に単なる私信、クリスマスカードなどいつ着いても困らない物はフィリピンの郵便局から普通便で出す。　当然、料金も速い、安全確実な方から高くなる。こうやって分けているのはフィリピン国内の郵便業務が全く信用できないためから来ている。　フィリピン国内では郵便からの抜き取りや紛失が非常に多...

セブ島工房 | 2010.10.23 Sat 08:33

この一枚2010年　（41）　田舎の市場（メルカド）

　メルカド（Mercado）とはスペイン語で市場のことをいい、セブで使われる。このようにヴィサヤ語にはスペイン語の単語が数多い。　タガログでは市場のことを『パレンケ』といっているから、マニラでメルカドなどというと笑われる。　さて、写真のメルカド、以前は町役場横の船着き場にあったが、数年前に内陸の平地に移された。　こういった仕事は町が主体になって行うが、住民の利便性より利権で決定されることが多い。　大屋根の下に小間割りした小店が連なり、遠距離、近距離のバス・ターミナルを併設するのが全国的な新市場の作...

セブ島工房 | 2010.09.25 Sat 11:28

フィリピン・セブを中心とした時事便り　（17）　美談といえば美談だが

　話の発端は8月25日、リゾート施設が集中するマクタン島のホテル事務室に泥棒が入り、現金90万ペソ（約170万円）、日本円100万円、カメラなど貴重品数点が盗まれた。　このホテルは日本人経営で、フィリピンの警備員と称する連中に対する油断があって、犯行に及んだのは雇っていた警備員と仲間2人だった。　フィリピンでは金や物品を盗られるとまず『身内』を疑えとなっている。　東西を問わず身内の犯行というのはどこでも多いが、フィリピンは雇った警備員やメイドの犯行が非常に目立つ。これを『Inside Job』とこちらでは名付け...

セブ島工房 | 2010.09.17 Fri 11:34

フィリピン・セブを中心とした時事便り　（16）　違法ダイビングの日本人2人捕まる

　地元の英字紙が紙面の5分の1を使ってこのニュースを伝えた。　事件はセブのリゾートのあるマクタン島対岸にある、オランゴ島の魚の保護地域（フィッシュ・サンクチュアリ）で9月8日（水）に起きた。　オランゴ島は世界的に有名なバード・サンクチュアリ（写真）もあり、最近自然保護に力を入れている。　記事を要約すれば2人の日本人が保護地域でモリを使って潜っていたのが摘発され、一人罰金1,000ペソ（2,000円弱）を払って放免されたとなる。　こちらの新聞は実名と年齢を出していて、37歳と38歳になる日本人は、フィリピン人6...

セブ島工房 | 2010.09.11 Sat 11:07

9月8日（水）　曇り、微風　閑話休題　《　元ミス・ユニバース優勝者の失言　》

　フィリピンは世界の美人コンテストで数多く優勝者を出し、アジアでは断トツの美人国と言って良い。　近年の美人コンテストはスペイン系の血を引く国が席巻し、フィリピンはそれに連なり、今年のミス・ユニバースもメキシコの人間が栄冠を射止めた。　この大会ではフィリピン代表は5位に終わった（日本は選外）が、過去1969年と1973年に優勝者を出した。　ちなみに日本も2人優勝していて、1959年の児島明子、2007年の森理世となり、中でも児島明子は日本人初の世界大会優勝者で、戦後間もない日本人に自信を与えた社会的な出来事で...

セブ島工房 | 2010.09.08 Wed 09:44

フィリピン・セブを中心とした時事便り　（15）　セブ地域の最低賃金決まる

　多くの国は『一日の最低賃金』が政府によって決められるが、フィリピンでも例外ではない。　フィリピンも日本と同じように全国一律ではなく、最低賃金は地域事情を勘案して決められるが、セブを含むヴィサヤ地区は8月末から上がるようになった。　ヴィサヤ地区は4つにランクされ、一番高いA地域はセブ市を中心にした近隣市町村で、その額は18ペソ（36円）上がって285ペソ（570円）。　以下、どこの地域も18ペソ上がってB地域はA以外の市で265ペソ（530円）、C地域はセブ島の隣のボホール島、ネグロス島地区の255ペソ（510円）、D地域...

セブ島工房 | 2010.08.23 Mon 12:45

8月19日（木）　薄曇り、軽風　閑話休題　《　ラマダンが始まったフィリピン　》

　8月11日からラマダン（ラマダーン）が始まった。（写真はマレイシアのイスラム寺院）　ラマダンはイスラム教の教義にある『六信五行』の信仰行為『五行』の一つで、『断食』を実行する月の事を指す。　ちなみに他の四行は信仰告白、礼拝、喜捨、巡礼となっている。　フィリピンの宗教人口は新旧キリスト教で90％以上を占めるが、イスラム教は国全体では5％程度。　しかし、キリスト教（カトリック）よりはるかに早くフィリピンに伝播したイスラム教は、ミンダナオ島方面では多数派になっている。　一度その地域にある島に立ち寄っ...

セブ島工房 | 2010.08.19 Thu 09:30

この一枚　（28）　フィリピンの国勢調査ステッカー

フィリピンにも国勢調査がある。英語でCENSUSというが、写真は2010年国勢調査のステッカーで、6月2日に調査で拙宅に来た。今回の国勢調査は人口と家屋の調査を眼目とし、外国人も対象に含めるという。ところが、私が知ったのはステッカーをペタッと貼った後で何を調べたのか良く分からなかった。点数稼ぎに適当に聞き込んでステッカーを貼るのが目的だったかなと邪推したくなる調査だった。私がフィリピンに来た時は人口が5,000万人だった記憶を持つが、2008年には9,200万人（世界12位）に達している。実際は、出生届けを出さな...

セブ島工房 | 2010.08.04 Wed 22:24

6月22日（火）　曇り、一時雨　閑話休題　《　20遺体ジャンボ機でイランへ　》

　この6月13日（日）にセブ島の山岳横断道路で貸し切りバスが谷に転落、21人の死者を出す大惨事があった。　内、20人はイラン国籍の人々で、残る1人は運転手のフィリピン人だった。この貸し切りバスの乗客はほとんどがイランとパキスタン出身で、多くはセブにある医学系の大学で学んでいた。　1週間後の20日（日）に20人の遺体はチャーター機でイランに運ばれた。使われた機種はイラン航空のボーイングー747(ジャンボ機)で、前日の19日にマクタン・セブ国際空港に飛来した。　イランの航空機がセブに降りたのは空港始まって以来らしい...

セブ島工房 | 2010.06.22 Tue 10:21

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