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新谷壯夫『句集 山懐』(俳句アトラス)より

    令和1 「鳰の子」同人 第1句集 越えてきし雪嶺仰ぐ野天風呂 万葉の地を一望に登高す 生煮えの返事が多し着ぶくれて 一切の音を消し去り瀧の落つ 恵方とて子の住む国へはるばると 駆け抜くる風のかたまり競べ馬 結論を迫る御仁にまあビール 百座まで残すは五岳汗涼し 置き去りのあの日あの時フクシマ春 お松明練行衆のシルエット 身動きのできぬ鉾町こんちきちん 猫の尾のふれて弾ける鳳仙花 ふるまひは地酒地魚浦祭 しくじりも芸のうちなり猿回し 豆撒を...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2024.03.26 Tue 19:36

大田羅漢子『句集 喜寿』(文學の森)より

    平成18 「赤楊の木」同人 第1句集   咳く度に帽灯ゆれてゐる坑夫   虹消ゆる人棒立ちとなりにけり   坑夫辞めて農に生きんか葱坊主   流産の汗拭きやれば妻泣けり   立ち上る波のうしろの五月闇   白き息四方より一教師に満つ   河童忌の墨のたちまち乾くかな   山頭火忌の穭田を通りけり   かまくらの中のぬくさを誰も言ふ   耕すやひとりに深き峡の空   黒豆のふ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2024.03.23 Sat 00:33

酒井久美子『句集 絵本の海』(ふらんす堂)より

    2024年 「玉梓」同人 第1句集   冬日射まつすぐ生きよと父の声   火を追ふ火闇煌々とお山焼   生き急ぐなかれと伏すや春の風邪   お山焼炎太古の闇を駆く   落花頻り父を葬りし日のやうに   行く春や弥陀半眼に光るもの   げんげ田に心の隙間埋めに行く   母在ますただそれだけのこと小六月   解体の日までは生家武具飾る   銀杏散る父に背きし子も父に   海神へ夕焼のレッ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2024.03.21 Thu 12:33

最近の句会

二回分の会記です。 一回目はざっくりと。   今までに作った俳句に絵を添えてもらいました。 俳句は文芸としてはそれ自体で鑑賞するものなので、 なまじ絵がつくと説明的過ぎて蛇足になる可能性もあります。 そして「粋」の心としてはさっと作っておしまいという潔さもあります。   しかし、それはそれとして一句一句を大切にするという事も大事です。 俳句は粗製乱造して数を競うものではなく、 心が動いた瞬間を記録する媒体としての役割もあるからです。 改めて絵を描いて飾ってみる...

小金井句会記 | 2024.03.20 Wed 20:45

犬飼孝昌『句集 土』(菜の花会)より

    平成4 「菜の花」同人 第1句集   着膨れて肩で押すドアすぐしまる   村雪解ビニールハウスきらめける   月の夜の稲穂一粒毎見ゆる   悴む手ほぐし子の嘘聞きてをり   春愁の色鉛筆を鋭く削る   飛んでゐる限り華麗に秋揚羽   木の瘤にまろく雪積み日の暮るる   野焼せし夜は卵黄のごとき月   西東不明の任地犬ふぐり   向きあへる鴟尾のよき距離朧月   分校の門の際から田...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2024.03.18 Mon 20:08

伊藤政美『句集 二十代抄』(菜の花会)より

    平成25 「菜の花」主宰 第一句集『二十代』のリメイク   雨の中雨の走れる白雨かな   稲雀追われ隣の田に下りる   やわらかき肩とふれゆく秋祭   野を枯らし尽し凩人に吹く   燐寸擦るや夜の雪景動揺す   万緑へ柩軽々出て行けり   海明ける昨夜のビール瓶が立ち   祭の天澄み鶏の声なき死   虹消えし野をいきいきと妻帰る   白鷺も薄目して飛ぶ昼の月   胡桃割りくるみの...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2024.03.14 Thu 20:56

片桐和子『句集 雪韻』(遊牧社)より

    1996年 「菜の花」同人 第1句集   ドア細く開けて雪ん子入れてやる   軒先につららが太る喪の家族   一戸づつ出てはかげろふ郵便夫   夕日射すすでに冷たき松の幹   夕立に打たれしものを全て脱ぐ   月が出るつらら太れるだけ太り   墓の影靴に届きてあたたかし   受験子に大きな靴の友来たる   月の出に間のあり瓜を揉んでをり   踏石のどこも濡らさず蛇渉る   滝壷にとき...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2024.03.10 Sun 21:05

三宅みち子『句集 刺羽』(東京四季出版)より

    平成2 「運河」「春日野」同人 第1句集   猫通り犬通りゆく蕗の薹   風花のとび行けるもの消えしもの   月浴びてゐること知らず線路工   日輪の円の中にも雪降れり   薄氷を指で沈めて手を洗ふ   うららかや島の黒牛犬と寝て   長梅雨や犬がしきりに小屋齧る   十津川のトンネルどこも滴れる   網戸の目へこませ覗く犬の鼻   梅雨濡れの朝刊一枚づつはがす   山辛夷手をか...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2024.03.04 Mon 21:27

山根啓作『句集 啓明』(朱雀俳句会)より

    平成24 「朱雀」同人 第1句集   右よしの左いせぢや風薫る   村小町踊りの背に団扇差し   掌の蛍に温みあるごとく   落日のさらけ出したる大枯野   ポケットの中に鳴り出す初電話   長老の一番乗りの寒稽古   牛蛙鳴き出し句座の盛り上がる   熱帯夜柱で冷やす足の裏   雲の峰龍馬が眠る東山   着ぶくれを叩きて探すドアの鍵   悴む手摺りてはじまる珠算塾   ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2024.03.01 Fri 19:19

泉田秋硯『句集 二重唱』(文學の森)より

    2008年 「苑」主宰 第十句集 大袈裟に風を演出雪柳 備へてもいくさはするな武者幟 おおと呼ぶ禰宜のテノール山開 百層の窓の夕焼落伍なし 片蔭を刺客のごとく急ぐなり 榠櫨据ゑ一対一の黙くらべ 存分に鬼舞はせけり神の留守 人の世を見過ぎし十畳凧おろす 野火奉行武蔵のごとく棒かざす タップでも踏もか地虫に出でよとて 囀の此処を静かな場所といふ 日本刀抜けば飛びつく新樹光 孤独なる父の日競馬場にても  海遊館 まんばうと玻璃対面や文化の日 帰省...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2024.02.22 Thu 21:51

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