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遠藤正恵『句集 野遊び』(本阿弥書店)より

    2012年 「家」会員 「濃美」同人 第一句集 麦の芽や鳥のかたちの土の笛 引鴨のはばたき沼を明るうす 籐椅子に覚めて読みつぐ航海記 象嵌の太刀一つ置く夏館 廻廊の水かげろふや光悦忌 矢車のまはりつづけて村さびし 植ゑられて早苗たちまちなびきたる 地虫鳴く千の仏に燭ひくく 錆こぼしつつ花冷の船箪笥 敷茣蓙の波うつてゐる遠はたた 一睡の覚めて雪降る音の中 鷹鳩と化し帆船は壜の中 晩涼の合せ鏡の向かう側 別々の黄落を来し楽器函 はらからのとほき...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.11.19 Sun 21:06

松山好江『句集 遺跡野』(文學の森)より

  平成30 「宇宙」同人 第一句集 女生徒の胸の弾けし更衣 朴落葉ごつこの皿に適ひたる 雷神のエールに応ふエースかな 夫婦滝落ちて烈しく一になる 機内にてストレッチせるアロハシャツ 一族の引きたるあとの端居かな 堆きもの処分して秋高し 新型の風邪にあふるる小児科医 青くなるほど薫風を浴びにけり 登山靴一歩たりとも油断なし 丑三つが活動の時あぶらむし 日向ぼこ無用の用の媼かな 生身魂日本の足で確と立つ 篤農の腹心として案山子立つ   JUGEMテーマ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.11.12 Sun 20:23

山代あづさ『句集 桜襲』(狩俳句会)より

    平成10 「狩」同人 第2句集 犬撫でて落第の子の後向き 人魂の巧みな動き夏芝居 出まかせの名で呼んでやる枯野犬 肩凝らぬだけが取り柄の古ジャケツ 寒紅や嘘とまことの使ひ分け 雪女泣くに男の胸いらぬ 葬送ののち梅林へ歩を移す 切り返す言葉おさへてレース編む 落ちてなほ夢見ごこちの合歓の花 送り火の消えてひとりに戻りけり 露の世のつゆの縁の浅からず 笑ひ皺深くなりたり初鏡 喪の家と背中合せの冬籠り 蹠より冷えて案内の僧に蹤く うららかや夢食...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.11.05 Sun 23:06

国吉玲子『句集 秋燕』(ふらんす堂)より

    2010年。 第一句集 「泉」会員 蓮根掘り雲を残して帰りけり 白萩に触れたる傘を畳みけり 残寒の干潟ぶつぶつしてゐたり 駆け抜ける毛虫の落ちて来ぬうちに 瓢箪の括れはじめし雫かな 潦跳んできのこの国に入る 山羊の腹みな大きくて冬日和 くれなゐの一筋走る冬の斧 小鳥来る置きつぱなしの乗馬帽 ひと弾みして新藁となりにけり 押し合つて口の裂けたる燕の子 括られて尻美しき冬菜かな 鳶の胸鷗の胸や寒日和 鎌倉の松の匂へる弓始 味噌玉の湯気をさ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.10.30 Mon 22:08

第385回坐忘会 令和5年神無月句会

JUGEMテーマ:俳句    開催日:令和5年10月23日(日)  場 所:本部道場 南寮会議室  参加者:8名  投句者:8名    突然、朝夕寒くなり、寒暖の差にも戸惑うこの頃、この日も活発な俳句談義が交わされました。  最高得点者は “のりこさん”でした。    今回の兼題は「秋思」「月」「運動会」「松茸(飯)」   ------各自の高得点句を紹介します。--------   ※蓑虫は吹かれ上手や池の上  幽谷先生・  松茸に手を出す妻の袖を引く ...

座禅修行だより | 2023.10.26 Thu 13:06

加藤楸邨『句集 怒涛』(花神社)より

    昭和61 「寒雷」主宰 第十句集 たんぽぽのぽぽと絮毛のたちにけり 斧あげて風におどろくいぼむしり 咳をしてをれば猫きて嚏せり 躓きて雁の別れのもう見えぬ 残雪に手を拭ひけり与謝峠 月さして青柚子は葉とわかれけり 芭蕉忌を一日おくれてしぐれけり 透きとほる白魚の胎火事の中 蜂に螫されし男の顔の置きどころ 蝉の音の棒の折れたるごとく止む 落日と柿の柿いろばかりかな すれちがふ子につけられぬ草虱 陽炎が消え団子屋のそこにをり あらがへる背骨一...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.10.23 Mon 22:15

9/26 ギャラリー双 句会

        コロナ下で長らく中断していた句会が再開しました。 改装したギャラリー双で夢坊人さんのアクアパッツァや、ピエールさんのシューマイをいただきます。 これも俳句と無関係ではありません。今日の句題は「思い出の味」だからです。       ここに来て味の分からぬ午后のお茶 葩 __英国にて   これは全員笑ってしまったのですが、本場のアフタヌーンティーが夢だっ...

小金井句会記 | 2023.10.21 Sat 11:17

原雅子『句集 束の間』(角川書店)より

    2011年 第2句集 「梟」同人 「扉」句会代表 海晴れて鯖に重みの増すころぞ ゴムまりのぺこんと春の土の上 剪定に日差しちくちくしてきたる 長靴のぶかぶかと来る桃の花 Gパンのごはごは乾き登山宿 秋風やでろりと赤き木偶の裾 潮風をよろこぶ仔馬生まれけり とろ箱を椅子に小舟に夏休み 簾して奥の赤子のしづかさよ 肉挽機から暗紅の鴨の肉 満点に星の貼りつく寒さかな 山開く祝詞さなかを棒の雨 降りながら空の明るむ蟻地獄 とある日は廃墟の景をかひやぐら...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.10.16 Mon 13:42

柴田多鶴子『句集 花種』(文學の森)より

    平成26 第3句集 「鳰の子」主宰 箸紙にまだ箸持てぬ赤子の名 午後からはさらに霞みて草千里 水の香をまとひつめたき螢の火 蝉の木となりて鳥たち寄りつかず 手花火の輪に小さき膝大き膝 向日葵の笑顔壊して種を採る 花野とは風抱くところ揺れやまず 咲ききらず凋むもならず冬の薔薇 秋刀魚焼く尖る口より火の回り 違ふ虫鳴き出す別の闇のあり 十五夜の魚は翼を欲しがりぬ 苔厚く着て寒中の不動尊 縞蛇の縞をひきしめ穴に入る 枯れ切つてむしろ明るき岬かな ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.10.09 Mon 21:07

沢木欣一『句集 赤富士』(牧羊社)より

    昭和49 第5句集 「風」主宰 枯枝を伐り金星をあらはにす 滝ひびく山葵の花の咲き初め 蜻蛉を翅ごと呑めり燕の子 蛸焼きの紅に日のさす初詣 塔あれば塔の高さの紅椿 湖渡る決意の蝶のはばたけり 白き蝶しろがねの湖わたらむと 茄子の馬流しやるべき川のなき 新しき畳の匂ふ無月かな 二日はや屑籠に紙満ちてあり さながらに羽化登仙の山霞 簗口に晩夏の光集まれる 秋立てり穂の整はぬ箒草 婚近き青年兜虫拾ふ 同速の樹を登る蟻降る蟻 手を拍(う)つて...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.10.04 Wed 19:51

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