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JUGEMテーマ:俳句 開催日:令和6年1月14日(日) 場 所:本部道場 南寮会議室 参加者:8名 投句者:6名 令和6年の初句会で蕉山さんが実力を示しました。 特出しの句が無く、6句が3点句で並びました。 最高得点者は“蕉山さん”でした。 今回の兼題は「雪」「小正月」「寒玉子」 ------各自の高得点句を紹介します。-------- ※ラーメンは誰でも出来て小正月 ...
座禅修行だより | 2024.01.23 Tue 08:41
平成23 「浮寝鳥」同人 第1句集 例年の茸狩り誘ふ母の文 挿木より育てし乙女椿かな 念入りに手鏡ふきて業平忌 麩まんぢゅう届き新茶の封を切る 鳰の子の波のひかりに紛れけり 柿を選る婆一疊の日の筵 十夜鉦とゞめの一打ありにけり 角を伐る神官鹿の口に水 リュックより犬が顔出す紅葉狩 極月の禪堂に日の映りきし 墨とばし鶴一文字の吉書かな &...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2024.01.22 Mon 19:15
私ことお父さんは、昨年(2023年)暮れに、俳人・水原秋櫻子の『近代の秀句―新修三代俳句鑑賞』という本を古本で買ったのだけれど(名著だが現在は絶版のため、少々高かった)、その中で「植山露子(うえやま つゆこ)」という女性の俳人の次の句に心惹かれた。 電車ゆき夏草なびく夜のふかさ 植山露子とは聞いたことのない名前だったので、ネットで検索してみたが、あまりはかばかしい結果は出てこなかった。そこで、「この世のすべてがそこに置かれている」で有名な、国立国会図書館デジタルコレクションで...
お父さんは今だいたいこんな感じ。 | 2024.01.17 Wed 01:48
平成17 「運河」「三重俳句」同人 第2句集 厚さ増す妻のカルテや春寒し 耕せり枯野の端を捲るごと 山国に暮らせば寡黙冬木立 涅槃図の嘆きの外にゐて嘆く 蟋蟀の黒目に見つめられゐたる 訃を知らす硬貨の冷えをにぎりしめ 伏して嘆く仰ぎて嘆く涅槃絵図 釈迦像を残し剥落涅槃絵図 川瘦せて鮎も終りのころなりぬ 母死にて寒夜どやどや人が来る ...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2024.01.15 Mon 19:59
2007年 「幡」主宰 第8句集 雪消えて森や林や田や畠 教育大構内(キャンパス)にあり蝌蚪の国 筆立にぎしと団扇も挿してあり 虫売の目の高さまで子は跼む しぐるるや都大路は昆布の艶 風邪の子に鶴折つてやる薬包紙 マスクの息熱く京大俳句展 目薬をさせば一転クリスマス これしきの石に躓く年の暮 絶食の他なく寒く寝る他なし 扇風機どちら向いても顔ばかり FAXがでれでれ休暇明けに来る 冷まじや火を免れし般若経 妻の手より宙跳び蜜柑われに来る 凩の中...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2024.01.15 Mon 10:47
昭和50 「雲母」主宰 第6句集 冬深し手に乗る禽の夢を見て 茶の花の映りて水の澄む日かな 凍雪を踏みてこころの花模様 子燕が育つ雲雀の声のなか 花びらを重ねて寒の菊にほふ かたつむり甲斐も信濃も雨のなか 鱒池の隅に手毬の浮く暮春 山々に闇充満し夏に入る あるときはおたまじやくしが雲の中 涼しさに鳥が深山の声を出す 偽りのなき香を放ち山の百合 蛇笏忌の杉が屈託なく高し 茶畑の空はるかより鰤起し 破魔矢ゆきあとまたねむるなまこ壁 祖父の世...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2024.01.09 Tue 18:50
平成8 「風」「雉」同人 第1句集 秋の蝶吹かれて川を渡りきる 冬牡丹くづれて菰の広さかな 鬼追ひを瓦の鬼が見下ろせり 月食に傷舐めてをり恋の猫 酒倉の裏春泥の深轍 筍(たかんな)を一夜ねかせし土間濡るる 歩くより早く流れて落椿 亀石のあごの下より冬の草 湯の宿や花びら川を越えて来し 半蔀を上げて落花をみ仏に 青すだれ見合ひ疲れの足伸ばす 息白く言葉少なの別れかな 足場まづ祓ひ鉾立てはじまりぬ 初つばめ沖つ白波見て返す 蝉の声千年杉をあ...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2024.01.03 Wed 21:02
JUGEMテーマ:俳句 開催日:令和5年12月24日(日) 場 所:本部道場 南寮会議室 参加者:9名 投句者:8名 令和5年納めの句会、ささやかに一杯のコップ酒で一年の無事を祝しました。 終わりには、今年の紅葉狩りで募集した句の選句も行いました。 最高得点者は“のりこ”さんでした。 今回の兼題は「冬霞」「湯豆腐」「障子」 ------各自の高得点句を紹介します。-------- ※湯豆腐...
座禅修行だより | 2023.12.31 Sun 09:46
1997年 「氷室」同人 第1句集 今朝もまた毛虫殺せし手を洗ふ 客去れば夫と二人や枇杷食うぶ 夢醒めて花野に一人立つも夢 むき出しにパンかかへゆく皮コート 命あらば逢はむといひて年の暮 門燈や落葉の好きな吹き溜まり 荒海をかたへに大根干されけり 家計簿を閉ぢたるあとの湯ざめかな またたける星の凍てたる蒼さかな 秋の蚊を目で追ひ受話器置きにけり 長閑けしやたゆたふ舟を句座として 日記果つ大切なこと書かぬまま わが胸に問ふ詩ごころ多佳子の忌 南...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.12.30 Sat 21:44
2007年 「京鹿子」主宰 第7句集 夏料理まづ風といふ一品を 満月の一願のごとかかりけり 木洩れ日のゆらぎに秋のひそみゐて 道しるべどこを指しても露ばかり 枯れきれば今日も日なたとなる中洲 遠回りして野の梅のまだ固し いしだたみ髄まで濡れて春めけり 信州の空ことごとく青りんご 鉾の灯のともりてなづむ山となる 鉾すすむその高さにて厄はらひ 手のなりに風をしづめのをどりなる あまさずに湖国を入れて秋天下 鳥ぐもり湖国はけふも遠目ぐせ チューリッ...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.12.28 Thu 20:00
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