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大鼓『松風』『熊野』

 …「米の飯」と並び称される名曲を続けて大鼓で稽古していただきました。  いわゆる「イロエ掛りの中之舞」の曲。中之舞の前にイロエと呼ばれる囃子事が入るもので、私が習う大倉流大鼓の場合、"ツヅケ"と呼ばれる手を勢い良く連打します。  『松風』の場合は、恋人の在原行平を慕うあまりの狂乱の囃子的表現として、私は大好きなものです。正常な理性が働いている状態とは、いろいろな現世のしがらみに捕われている状態なわけで。能における狂気とは、そういったしがらみの多い俗世間を飛び越して、求める対象に肉薄するため...

世の中に昔語りのなかりせば―― | 2010.12.12 Sun 16:00

頭の上に鳥居

 今日は大学で「笑いを科学する」と題した国際シンポジウムがあり、私の指導教授(狂言がご専門)の出番があったのですが、紋付袴姿で出たいとのご希望ながらご自分では着られないそうで、私が着付役に参りました。  で、その報酬にいただいたのが写真のもの。明日、京都・金剛能楽堂で催される廣田鑑賞会・能『鱗形』のチケットです!  …初めて聞く能の曲名(^^;) えーと、どんなあらすじでしたっけ? チケットには、頭の上に鳥居が載っている女神の姿が印刷されてますが、この姿だけで興奮してしまいます(笑) 久しぶり...

世の中に昔語りのなかりせば―― | 2010.12.12 Sun 15:55

Noh Theatre in Japan

The Noh Theatre of Japan: With Complete Texts of 15 Classic Plays Ernest Fenollosa Ezra Pound Dover Publications 2004-09-16 by G-Tools  昨日、翻訳・通訳業で、能の稽古をなさっている方とお会いしました。

世の中に昔語りのなかりせば―― | 2010.12.12 Sun 15:48

『大和猿楽史参究』

大和猿楽史参究 表 章 岩波書店 2005-03 by G-Tools  能楽研究の第一人者・表章先生の著書『大和猿楽史参究』を読み終えました。

世の中に昔語りのなかりせば―― | 2010.12.12 Sun 14:25

能・狂言の舞台

 今年に入って能や狂言の舞台をほとんど見ていません。  唯一拝見できたのが、(元旦の篠山春日神社の『翁』奉納を除いて)3月の大阪観世会だけ。その時は、ちょっと風邪気味だったこともあるのかもしれませんが、好きな方のおシテでの大好きな曲だったはずなのに感動が薄く、能ってこんな程度だったかな、とすら思うような状態で。  能への情熱が冷めたというと、そうではありません。お稽古は楽しいですし、学生の時のように、お稽古場で他の方の仕舞や舞囃子の地謡も謡わせていただくようになり、正直燃えています。能楽の...

世の中に昔語りのなかりせば―― | 2010.12.12 Sun 14:19

母校卒業式

 今日は私の母校の卒業式に行ってきます。師匠が式にて祝舞『高砂』を舞われるので、その地謡として都合のつくOBが集められたのでした。  能『高砂』は若い男体の住吉明神が現れ、御代を祝福して舞うもので、祝言の代表曲。囃子はなく地謡だけですが、シテの師匠は装束をつけて舞われます。カッコ良いだろうな〜♪  私も普通の紋付袴ではなく、裃を着る予定。時代劇で奉行様などが着ている肩のある着物です(長袴ではありませんが)。昨日は能楽堂でお借りする裃を用意するついでに、着方の練習を受けましたが、意外に難しい(...

世の中に昔語りのなかりせば―― | 2010.12.12 Sun 14:14

痴漢疑惑!?

 能楽学会フォーラムからの帰り。満員電車に乗っていたら、前の女の人がチラチラこっち見てくるので、まさか痴漢疑惑か!?とヒヤヒヤしていたら「妙なお経みたいな音がイヤホンから漏れてますよ」(笑)  お稽古のために、師匠の『弱法師』の謡の録音を聞いていたのでした。何が"妙なお経"やねん!?と腹立たしかったですが、ついつい音量が大き過ぎたようで。  電車内でシャカシャカとイヤホンの音が漏れてるの、うっとおしいですものね。自分がされたら嫌なことを、周りにしてはいけない。すぐさま音量を半分に。反省。  し...

世の中に昔語りのなかりせば―― | 2010.12.12 Sun 14:13

再入門とお稽古

 正月に、大学能楽部の時のシテ方師匠のところに再入門しましたが、お稽古の機会は悉く逃しており…2月も後半になって、やっと21日に再入門後の初の稽古していただけることになりました。で、お稽古していただく謡が『弱法師』。  四天王寺を舞台に、盲目の少年・俊徳丸を主人公に描いた佳作の能で、世阿弥の長男・観世十郎元雅の作。観世流では「準九番習」という重い扱いをされている曲です。何度か拝見していますが、お上手な演者で見ないと面白くない類の曲。  …それだけに、自習練習の際の、自分の下手くそな謡が一層情け...

世の中に昔語りのなかりせば―― | 2010.12.12 Sun 13:57

思うこと

 私はあまり政治に興味がある方ではありません。正直分からないことも多いですし。でも選挙は行きます。私が投票した人が当選することって、あまりないですが…(苦笑) どっちかというと少数派に共感を覚えることが多いんですね。  今、気になるのが大阪府の新知事の動向。私はタレントには興味がないので、府知事選になるまで橋下徹さんの名前も知りませんでした。だけど、知事としては別。昨日に全ての事業、出資法人、府立施設についてゼロベースで見直し「収入の範囲内で予算を組む」という原則を徹底する、と仰ったそうで。 ...

世の中に昔語りのなかりせば―― | 2010.12.12 Sun 13:37

六麓会

 明日も朝一から仕事なのに、なんだか目が冴えて寝られない柏木です(笑) とりあえず徒然にブログでも。←明日が辛いから早く寝ろっちゅーねん。  前の休みは関西の能楽研究者の集まり「六麓会」に行ってきました。  去年6月に企画に参加させていただいた狂言方大蔵流・善竹忠重師主宰の「志芸の会」公演のネタ集めに、一昨年あたりから神戸女子大学古典芸能研究センターに時々通うようになったのですが、センターの研究員さんから六麓会へ参加しませんかとお誘いをいただき、仕事の都合が付くときは出席するようになりました。

世の中に昔語りのなかりせば―― | 2010.12.12 Sun 13:34

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