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それから、数日後―― 「健一くん、今日から私が君の師匠になるから、しっかりついてくるように」 「はい、分かりました」 健一はダニエルの指導の下、修行を開始した。 「まず最初に、君に覚えてもらうことは二つある。 一つは戦闘における心構えだ。 もう一つは己の肉体をコントロールする方法だ。 前者はともかくとして、後者は一朝一夕に身に付くものではない。 だからこそ、時間をかけてじっくり取り組む必要がある」 「はい、頑張ります」 「うむ、良い返事だ。それじゃあ、始めようか」 「お願いします」 「先程も...
J\'s徒然日記 from 1982〜20XX | 2023.02.21 Tue 20:45
「まあいいや。それより、あんたには聞きたいことが山ほどあるんだ」 「分かっている。とりあえず、落ち着けるところへ移動するとしよう」 「そうか。じゃあ、俺は美樹と一緒に留守番をしてるから、話は二人で済ませてくれ」 健一はそれだけ言うと、奥の部屋へと消えていった。 「さて、邪魔者もいなくなったことだし、早速本題に入ろうか」 ダニエルはソファに腰掛けると話を切り出した。 「あなたは一体何者なんだ?何故、あんな化け物に追われていた?」 「質問したいのはこちらも同じだ。 君は何のために健一くんの力を借...
J\'s徒然日記 from 1982〜20XX | 2023.02.20 Mon 23:51
「そうか……。まあ、別にいいけどな」 「いいのか?」 「だって、俺には何も出来ないからな。どうしようもないさ」 「ふむ、それもそうだな」 ダニエルもあっさりと引き下がる。 「しかし、これからどうしたものか……」 「そうだな……」 二人は考え込むような素振りを見せた。 「あの……、よろしかったら私の家へ来ませんか?」 二人の間に割って入るようにして、健一が口を開く。 「君の家だと?」 「ええ、実はこの近くに私の住んでいるアパートがあるんですよ。 ...
J\'s徒然日記 from 1982〜20XX | 2023.02.19 Sun 10:42
それがある時を境に、超能力に目覚めたのだという。 きっかけはある実験への参加であった。 男はある薬品の実験台となったのだが、その薬のせいで超能力を得ることになったようだ。 ちなみに、その時の薬品というのがどういうものかというと、服用すると一時的に肉体が強化されるという代物なのだとか。 つまり、ドーピング剤である。 「なるほど、そういうことだったのか」 健一は納得したように呟いた。 「これで、分かって頂けましたか?」 「ああ、十分に理解できたよ。 それで、俺にはいつまで付き合えばいいんだ?」 ...
J\'s徒然日記 from 1982〜20XX | 2023.02.18 Sat 14:42
「そうか……」 ダニエルはそれ以上追及しなかった。 やがて、一行はある場所に辿り着いた。 「ここは一体?」 健一は辺りを見回した。 そこはどこかの広場のような場所である。 「見ての通り、開けた場所ですが何か?」 「そんなことを聞いているんじゃない。どうしてこんな所に連れ出したのか聞いているんだ」 「なるほど、分かりました。ちゃんと説明してあげましょう」 男は微笑みを浮かべると、おもむろに説明を始めた。 「実は、私はここで超能力の訓練をしているのです」 「超能力の訓練だって!?」 ...
J\'s徒然日記 from 1982〜20XX | 2023.02.17 Fri 19:46
健一は何とも言えない表情を浮かべる。 「それに?」 「俺が知る限り、この世で一番優れた超能力の持ち主だったのは、間違いなく彼の方だったからさ。 だが、どうしてそんな人があんな真似をしたんだ?」 「それが分からないからこそ、君はこうしてここにいるのではないか?」 「そうだったな。 とにかく、そのダニエルさんという人に会わせてもらえるか?」 「いいだろう。君もきっと気に入るはずだ」 ダニエルは健一を連れて洞窟を出た。 そのまま森の中へと入っていく。 「どこへ行くつもりなんだ?」 「ここからもう少...
J\'s徒然日記 from 1982〜20XX | 2023.02.16 Thu 22:45
健一は嬉しそうに言った。 「では、また会おう」 そう言うと、ダニエルの姿は消えてしまった。 「あれ、あいつどこに行ったんだ?」 健一は不思議そうな顔になった。 しかし、すぐに思い直す。 「まあいいか……。それより腹が減ってきたぞ」 空腹を感じた健一は、おとなしく料理が来るのを待つことにした。 やがて用意された食事を平らげた後、健一はベッドの上で横になっていた。 そこへ再びダニエルが現れた。 「やあ、待たせたね」 「別にそれほど待っちゃいないさ。 それよりも、そろそろ聞かせて...
J\'s徒然日記 from 1982〜20XX | 2023.02.15 Wed 22:29
JUGEMテーマ:SF小説 小川哲さん、直木賞受賞おめでとうございます。SF界から直木賞が出たのは、半村良以来の50年ぶりかもしれない。でも「雨やどり」はSFではないし、この頃から路線を変更してしまった。私の大好きな恩田陸はSF大好き人間だけど、ジャンルはSF作家ではない。とすると、小川哲さんは初めての純SF作家としての受賞なのかもしれない。一方、芥川賞は結構いるようだ。 積読、すなわち現在所有している本は、本作品「嘘と正典」、「君のクイズ」、そして受賞作の「地図と拳」の3つだが、ど...
vivahorn の図書館 | 2023.02.15 Wed 18:00
健一は周りを見渡してみたが、他に人影らしきものは見当たらない。 「目が覚めたかね?」 すぐ近くで声が聞こえた。 ダニエルの声だ。 「ああ、何とかな」 「ここは地球と呼ばれている惑星だ。 君にとっては初めての場所になるはずだが、何か感じることでもあるかな?」 「いや、特に何も感じない。 ただ、空気が少し薄いような気がするが……」 「確かにそうだな。 ところで、喉の渇きを覚えてはいないか?」 「言われてみれば、少しばかり乾いているかもしれない」 「ならば、これを飲むといい」 ダニ...
J\'s徒然日記 from 1982〜20XX | 2023.02.13 Mon 20:59
「そうか。まあいい。 それより、そろそろ時間切れのようだ。 君も自分の体を見てみるがいい」 「俺の体だって?」 健一は自分の体を眺め回したが、特に変わった様子はない。 「まさか!おい、これはいったい……」 健一は慌ててズボンのポケットを探った。 すると中にあったはずの携帯電話がない。 「携帯ならここにあるぞ」 ダニエルと名乗った男が指差す先には、見慣れたものが置かれていた。 それは間違いなく彼の物であった。 いつの間に抜き取られたのだろうか? 全く気付かなかった。 「返してくれ...
J\'s徒然日記 from 1982〜20XX | 2023.02.12 Sun 09:53
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