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第二次世界大戦中、ドイツ軍の捕虜になったイギリス特殊作戦執行部員の女性。ドイツ軍の拷問を経てイギリス軍の情報を手記にする事に同意した彼女が書いた手記には小説風に親友マディのことが綴られていて……。 エドガー賞のヤングアダルト部門賞受賞。日本では初紹介の作家だが本作以外では歴史小説やヤングアダルト(YA)小説を何作か書いてるとのこと。 作者の履歴からもわかるように創元推理文庫から出版され、このミス2018では第11位にランクイン……というイメージほ...
敬称略にてお願いします | 2018.05.25 Fri 20:37
ABC殺人事件は、真相を知らずに読んだら、最後まで真犯人がわからないだろう。凄いことだ。さすが「ミステリーの女王」である。推理小説というもの、凡そ真犯人は推測がつくものだし、つかなくても「この2人のどちらか」くらいには絞られるものだ。全く不明の場合も、真犯人は必ず登場人物の中にいる。クリスティは推理小説の多くの「規則」に挑戦したが、さすがに「真犯人は、真相が明かされるまで登場していなかった人物」という筋のものは無いと思う。 ところで、シャーロキアンは存在してもエルキューリアンは存在しない?理由...
貧乏庶民の法的思考3 | 2018.05.20 Sun 19:37
JUGEMテーマ:ミステリ ○内容 テレビ画面のギャングが銃の引き金を引いた瞬間、現実の弾丸が老人の胸を撃ち抜いた!(「弾丸は飛び出した」)。 アパートの一室で扼殺体が発見される。手がかりは多いものの、容疑者たちには確かなアリバイが…(「みずほ荘殺人事件」)。 高度な謎解きを江戸川乱歩も賞賛した女性本格推理作家の先駆け。その傑作群がここに甦る。 ○感想 「かあちゃんは犯人じゃない」 デビュー前に書かれた作品らしいのだが、シャボンなどの小道具...
のーみそコネコネ | 2018.05.19 Sat 00:14
元米軍特殊部隊隊員のヘンドリクスは作戦失敗を機に特殊部隊を脱退し殺し屋専門の殺し屋となった。米軍にも認められた殺しの才能を活かして次々と仕事を成功させるヘンドリクスだが殺し屋を雇っていた犯罪組織やFBIがその存在に気付き、彼を追い始め……。 アンソニー賞最優秀長編賞受賞作。作者のクリス・ホルムは他に短編小説やファンタジー犯罪小説を発表しているが本作がメジャーデビュー作となるらしい。 殺し屋専門の殺し屋という設定に独自性はあるものの基本的にはよくあるアク...
敬称略にてお願いします | 2018.05.15 Tue 17:33
JUGEMテーマ:ミステリ フィンランドの作家 レーナ・レヘトライネンの 邦訳第2作 妊娠7か月となったマリアは フィギュアスケーターのノーラの 殺人事件の捜査にあたる… 上司のタスキネンが署長になる? マリアと因縁のストレムが その空席を争うことに… ノーラとその家族をつけ狙う ストーカーのテラスヴオリは 疑わしいが、アリバイがあった… ノーラに殺意を抱くのは、誰か? 産休前に、マリアは解決できる...
大河の一滴 | 2018.05.14 Mon 20:50
JUGEMテーマ:ミステリ ロバート・クレイス作 今回は、ジョー・パイクが主役 コールは助っ人に回ります。 警察官時代の先輩フリンから 実業家の一人娘の護衛の依頼 自分の車で交通事故を起こして、 相手を助けようとしたラーキンは なぜか、命を狙われることに… 背後には、麻薬組織が? 連邦捜査官も乗り出してきた… パイクはたった一人でラーキンを 何者かも解らない敵から守る… 警察官を目指した理由...
大河の一滴 | 2018.05.12 Sat 19:54
将棋棋士のプロを目指し奨励会に通う塚田。闇の中で目を覚ました彼の目の前にいたのは異形の姿となった17人の仲間たちだった。軍艦島を模したフィールドで行われる謎のゲームに参加することになった塚田等は訳もわからないまま戦いに身を投じることになるが……。 「バトル・ロワイアル」以降ライトノベルや漫画でずっとブームが続いてる(もう定着したと考えた方が良いか)ゼロサムゲーム。貴志祐介自身も「クリムゾンの迷宮」に続く二作目のゼロサムゲーム小説となる。巻き込まれた形で事情がよくわか...
敬称略にてお願いします | 2018.05.07 Mon 16:50
JUGEMテーマ:ミステリ ロバート・クレイスの シリーズではない作品 主人公は、元爆発物処理員で 現在は刑事のスターキー 元同僚のリッジオが爆殺され、 事件の捜査を主導する… 恋人だったシュガーを亡くし、 自分も死にかけた爆発事件から 酒とタバコに浸る3年間… 連続爆破事件の犯人を追う ATFの捜査官のペルと 惹かれ合うが、彼には秘密が… 女性主人公の成長を描くのが 本当にうまい作者だと...
大河の一滴 | 2018.05.02 Wed 07:57
ある朝、ミネソタ州の田舎町パインヴァレーで少女の死体が発見される。湖畔にある廃屋で刺し殺されていたのはハティ・スー・ホフマン18歳。優等生で演技の才もあったハティは高校の演劇部によるシェイクスピア劇でマクベス夫人を演じた後行方不明になっていた。ホフマン一家と親交のあった保安官デルはやり切れない思いを抱えながら捜査を進めていくが……。 初の邦訳となるミンディ・メヒアの第二長編。 被害者のハティとハティが通う高校の教師ピーターの回想、保安官デルによる捜査...
敬称略にてお願いします | 2018.04.25 Wed 17:29
推理小説、推理漫画、推理アニメ、推理TVドラマ、その他諸々。推理の物語は、面白くするためには意外性を持たせなければならない。そうすると、勢い非現実的な動機や方法になってしまう。普通の人であれば、物語を作っている時に「これはないよなあ…」と思って躊躇し、控えてしまう。それがない異能の人が、傑作を生みだす。
貧乏庶民の法的思考3 | 2018.04.22 Sun 19:30
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