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JUGEMテーマ:書評 柳田國男『不幸なる芸術』 『笑の本願』他になんかあった気がするが知らん。 播州人と言ふか関西人の説く「笑」論。えー、暗黒と接触してゐる。 どう言ふわけか、「大草原必至」のやうな用法を、柳田國男大先生が、大昔に見てゐる。 白川静説の俳劇 太夫(ツッコミ)と才蔵(ボケ)の掛け合ひのやうなナニが出るが、ワザヲキのソレ(神様を笑はす藝能)とかは出るが東アジア的な観点はアレ。
書評とか | 2016.05.18 Wed 07:59
映画の公開より一足先に小説という媒体で上梓された本作は、以前「そして父になる」で是枝監督とタッグを組んだ佐野晶さんの映画のノベライズだ。 物語は是枝さんの作品らしく、団地に住まう老婆とその娘の会話から始まる。 何気ない会話の中に、この作品の根幹を司るような重要なファクターが散りばめられており、その一つ一つが登場人物の容姿、性格、癖や仕草を伺い知れるようになっているのは、「そして父になる」と共通しているし、家族を主題に置いている部分も全く変わらない。 ただ、大きく異なるのは作品の最後の帰着...
書楽座 | 2016.05.17 Tue 10:39
JUGEMテーマ:書評 90年代後半から00年代前半、J文学という不思議な言葉が当時の若者向けのカルチャー雑誌にて一世を風靡していた。 それは過去の新本格ミステリや、社会派推理小説といった文芸のカテゴリーというよりも、渋谷系、裏原系といったファッションや音楽に近い、やはり若者文化の一端を司るような形で使われていたように思う。 簡単に言えば、その当時に文学賞等でデビューをした20代から30代の若い世代の作家を一括りにしてJ文学として取り上げられていた。参考に、私の手元に2001年発行のstageというカルチャー誌...
書楽座 | 2016.05.17 Tue 10:07
JUGEMテーマ:書評 『纏足物語』岡本隆三 纏足資料 試緊 試纏 緊纏 裹彎 の過程が、ふつう素人によって行はれると言ふ点。 アサルト纏足おばさんが登場する小説の資料もある。 足でどうやって愛でるかの纏足プレイといふよくわからないものも収録。 グロリア・スタイネム『プレイボーイクラブ潜入記』 プレイボーイクラブへ潜入したフェミニストのおねいさんが、職業倫理でもってヒュー・ヘフナーをアレしバニーガールの待遇を若干改善させるまでの記録。 あの、はいひいるを履いてゐるのがいかに地獄か...
書評とか | 2016.05.15 Sun 18:28
JUGEMテーマ:書評 ジャパニーズのロゴスを構築するために、アメリカからの視点でいく。 アメリカのナショナリズムはこんなんですもやる。
書評とか | 2016.05.13 Fri 08:44
森ブーム継続中、で再読了。すこし気分を変えて、『すべてがFになる』からのS&Mシリーズの続編にあたるGシリーズの第1作。犀川&萌絵がカンペキ脇役の設定は新鮮で楽しいものの、テンポが悪く中身も薄い印象。。これ前もシリーズ全部読まずにやめたんだっけなぁ…。。 JUGEMテーマ:書評
ヒゲとメガネの、よみました。 | 2016.05.12 Thu 17:51
JUGEMテーマ:書評 安野光雅「手品師の帽子」 ドイツかどっかの吟遊詩人が、遍歴する話の筈が、いろいろあって、帽子の中に入り、 落下する。その際えんえん作者自身の読書遍歴が、延々開陳され続ける。 面白い。はい。
書評とか | 2016.05.10 Tue 16:19
JUGEMテーマ:書評 松浦理英子 「ポケット・フェティッシュ」 鼠たちの罠 ネズミのTシャツに関して、松浦先生の近所の野郎衆は楽天的なイメージを持つのに対し、松浦先生はアレな感じで見るといふソレ。いやネズミさんがマウストラップにはまった同胞をこましてる絵なんだけど。 パンダの尻尾 パンダの どうしても黒く塗ってしまふ尻尾に関するもの。 その他、ルーデルする物の絵のガキに関する可愛げのなさ加減、池上遼一先生の絵で興奮したけど、よくわからないので改めて描いてもらったもの、宮西計三(といふ...
書評とか | 2016.05.09 Mon 16:27
まず特筆すべきはものすごい読みごたえである、ということ。単純に情報量が多いとか、そういうことではなくて、ストーリーがものすごいんですわ。同著者の「理由」を読んだときも同じような感想を抱いたもんでしたが、登場人物がものすごく多くて、そのそれぞれがそれぞれに少しずつ関わりを持ち、それに因って話が絡まり絡まり、どこまでも展開してゆくと。終わりがないんじゃないかー、などと思うくらいですね。何ぶん、厚めの文庫本で5冊。言うまでもないですが、けっこうな量です。 そして、その内容も言うまでもなく面白い。...
ヒゲとメガネの、よみました。 | 2016.05.04 Wed 18:58
アマゾンの潜入ルポで、興味をひかれた 横田増生さんが、 ヤマト、佐川、日本郵便、アマゾンの宅配戦争を描きます。 夜間の幹線輸送が9割以上下請けになっていることは、 初めて知りました。 宅配と言えば宅急便ですが、事実上の宅配の開始は 佐川の方が早かったそうでえす。 佐川で3年働くと家が建つといわれたのは、 今は昔で、 現在は厳しいようです。 ヤマトの羽田クロノゲートでは、 夜間は4割が外国人労働者で、 日本人だけでは回せないようです。 「ドライバーの皆様へ」という注意書きは ほとんど、無...
京都・伏見大手筋商店街の税理士のブログ2 | 2016.05.04 Wed 09:33
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