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小説・その他に関する書評、とまでは行かなくても読書感想文も。
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必殺ヒキコモり話

JUGEMテーマ:書評  安野光雅「手品師の帽子」  ドイツかどっかの吟遊詩人が、遍歴する話の筈が、いろいろあって、帽子の中に入り、  落下する。その際えんえん作者自身の読書遍歴が、延々開陳され続ける。  面白い。はい。

書評とか | 2016.05.10 Tue 16:19

書評のようなもの

JUGEMテーマ:書評   松浦理英子 「ポケット・フェティッシュ」 鼠たちの罠  ネズミのTシャツに関して、松浦先生の近所の野郎衆は楽天的なイメージを持つのに対し、松浦先生はアレな感じで見るといふソレ。いやネズミさんがマウストラップにはまった同胞をこましてる絵なんだけど。 パンダの尻尾 パンダの どうしても黒く塗ってしまふ尻尾に関するもの。  その他、ルーデルする物の絵のガキに関する可愛げのなさ加減、池上遼一先生の絵で興奮したけど、よくわからないので改めて描いてもらったもの、宮西計三(といふ...

書評とか | 2016.05.09 Mon 16:27

番外編32〜模倣犯/宮部みゆき

まず特筆すべきはものすごい読みごたえである、ということ。単純に情報量が多いとか、そういうことではなくて、ストーリーがものすごいんですわ。同著者の「理由」を読んだときも同じような感想を抱いたもんでしたが、登場人物がものすごく多くて、そのそれぞれがそれぞれに少しずつ関わりを持ち、それに因って話が絡まり絡まり、どこまでも展開してゆくと。終わりがないんじゃないかー、などと思うくらいですね。何ぶん、厚めの文庫本で5冊。言うまでもないですが、けっこうな量です。 そして、その内容も言うまでもなく面白い。...

ヒゲとメガネの、よみました。 | 2016.05.04 Wed 18:58

「仁義なき宅配」横田増生

アマゾンの潜入ルポで、興味をひかれた 横田増生さんが、 ヤマト、佐川、日本郵便、アマゾンの宅配戦争を描きます。 夜間の幹線輸送が9割以上下請けになっていることは、 初めて知りました。 宅配と言えば宅急便ですが、事実上の宅配の開始は 佐川の方が早かったそうでえす。 佐川で3年働くと家が建つといわれたのは、 今は昔で、 現在は厳しいようです。 ヤマトの羽田クロノゲートでは、 夜間は4割が外国人労働者で、 日本人だけでは回せないようです。 「ドライバーの皆様へ」という注意書きは ほとんど、無...

京都・伏見大手筋商店街の税理士のブログ2 | 2016.05.04 Wed 09:33

「戦後経済史は嘘ばかり」高橋洋一

元財務官僚で辛口で知られる高橋洋一さんの本 戦後の経済史は、紋切り型の説明が新聞等でなされますので ついつい間違った理解をしています。 戦後経済史の歴史認識問題かもしれません。 本書で教えてもらえる嘘は、 ・傾斜配分方式はまるで効果なし ・戦災でも日本の工場は生き残っていた ・復金債は悪性インフレの主因でない ・政府金融からカウベル効果は起っていない ・預金封鎖+財産税は財政再建には意味なし ・GHQ改革前から日本は資本主義大国 ・農地改革は購買力増ではなく、共産化防止に効果 ・GHQもIMFも...

京都・伏見大手筋商店街の税理士のブログ2 | 2016.05.03 Tue 09:24

すべてがFになる/森博嗣

止まらない森博嗣再読熱。というワケで読了。ドラマに続きアニメ化もされたコチラ、もはや脱帽して喝采せざるを得ない面白さ。なぜか初回読んだ時より衝撃が大きいなぁ。。エピローグの余韻の残し方がまたたまらんです。 アニメ版はキャラデザインがちょっと…という感じはありましたが、まぁ面白かったかな〜。 JUGEMテーマ:書評

ヒゲとメガネの、よみました。 | 2016.04.30 Sat 13:31

うー なんかの消費財に

JUGEMテーマ:書評 柏葉幸子『霧の向こうのふしぎな町』  東北のどこぞに、魔女の住むふしぎな町があって、そこへ行った娘さんがなんとかする。  くそ婆の凶悪さ加減と、町の愉快な皆さんのキャラクター、ヒロインは参考でいいと思ふ。 ジブリの教科書『千と千尋の神隠し』  なんか宮崎駿御大は、この消費財『霧の向こうの〜』に関して「どないせえっちゅうんじゃ」的なことを言ってゐる。  荒俣宏説として、特殊な人は名前が清音化すると言ふ指摘がある。「おぎのちひろ」が「せん」になったり、「かどかわ...

書評とか | 2016.04.28 Thu 14:00

そういやなかったんで

渋澤龍彦『うつろ舟』  大先生の短編集。 「護法」  おバカが、「外科手術」により天才になる。ドラゴンの生態は渋澤大先生のことだから、資料になると思ふ。ちんこそのものを借りますか。あと書中の人が「ネタ元」を読むと言ふメタ表現がある。 「魚鱗記」 小さいガキが「ネヘン(9)になります」とかこくのはむかつくと思ふ。マグネティック、悪魔のナニとしては普通。 「花妖記」  メンデンとかメンリンとかは 調べやうと思って忘れてゐる。「コレクターが不幸になる」のは渋澤フィクション関係のお約束であ...

書評とか | 2016.04.28 Thu 10:23

ナニのソレ

渋澤龍彦『ねむり姫』  普通に書評版。 「ねむり姫」  天竺冠者がアレ。渋澤大先生はどっかで式神を「普通二人だよね」といふ、なんかの指摘をしてゐた筈であるが、本作でも「極楽蜻蛉と尻切れ蜻蛉」の二人がでてなんかする。 「狐媚記」(狐媚記 (ホラー・ドラコニア少女小説集成) )  「こうこう」 といふのがアレ。木地師は、どうしても三次元の三次元に住んでたにも拘らずかう言ふの見るとファンタジーの住人になるよな。 「ぼろんじ」  ジェンダーがぐだぐだになる際に、ちゃんと風呂へ入ってゐるのであった。...

書評とか | 2016.04.28 Thu 10:20

大魔王の記述

 渋澤龍彦『唐草物語』   鳥と少女  ウッチェロ と少女がアレする話。なんか画家の方が二次元の人 空飛ぶ大納言  大納言が飛ぶ。ヤクワ アリ オウ と言ふナニが面白いと思ふ 火山に死す  プリニウスがウニ喰ったり風呂に入ったりする。けっこう「エトナたんのおなぬーをかぶりつきで見る!」といふモチベーションのおっさんがよい 女体消滅  紀長谷雄 はせお は「陰茎雄」でいいと思ふ。 三つの髑髏  源頼朝公御年十六歳にみぎりのしゃれこうべを安倍晴明の時代へ持ってったもの。けっこ...

書評とか | 2016.04.28 Thu 10:18

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