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JUGEMテーマ:空手道 站椿(たんとう)と立禅は、全く違う鍛錬法である。同じ姿勢で立っていても、意識の使い方が全然違うのだ。 站椿の場合は、長く立つ事で足腰や丹田を鍛える事だけが目的なので、立ちながら、テレビを見ようが、妄想を抱こうが、全く問題はない。立禅の場合は、文字通り、立って行う瞑想である。これを実習する事で、意識と無意識をつなげる事が目的なので、実習中に、邪念を抱く事は許されない。 私は、この違いをA君に説明してから、彼に拳歌を教えた。 「...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.05.29 Thu 01:08
JUGEMテーマ:空手道 ある日、A君が稽古に出て来て、 「先生、今日は、瞑想を教えて下さい。」 と言ったので、私がよく瞑想をしに行く山の中の岩場に彼を連れて行き、そこで座禅瞑想を教えた。A君は、丹田も充実し、体の歪みも矯正されていたので、そろそろ瞑想を教えてもいい頃だった。 私は、別の岩場で瞑想し、15分後に彼の所に下りて行った。彼は、途中で座禅を止めて、立禅に切り替えて、瞑想を行ったと私に告げた。 私も、A君は武...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.05.28 Wed 23:41
JUGEMテーマ:空手道 最初の欠点を是正するために、私は、A君に開合の動きによる正拳五連突きを見せ、彼の好きなところで、ストップをかけるように指示した。 A君は、何度も、五連突きの途中で、 「ストップ!」 と言った。何度やっても、私が五連突きの動きを止めたところで、私の型がビシッと決まっていたので、彼は少し驚いていたようだった。 開合の動きに忠実に動いていれば、たとえどんな形をとろうと、どんなに速く動いてい...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.05.28 Wed 23:23
JUGEMテーマ:空手道 盲人拳を稽古し始めると、套路の決まりきったルーティンから外れるため、A君は時々、基本の動きから外れた動きをするようになった。 套路の場合は、動きが決められているので、よほど気を抜かない限り、動きが乱れる事はない。自由に動くと、最初は、どうしても、勝手気ままな動きになりがちである。 [型から解放されて自由になる]という事と[基本を無視して、勝手気ままに動く]と言うのは、似ているようで全然違う事なのだ。 盲人拳の稽古中に、現れた彼の動きの欠点は、大きく分けて...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.05.28 Wed 19:16
JUGEMテーマ:空手道 A君が、十字受けその他の拳法の受けを何とか使えるようになった頃、始めたのが、彼が套路を演じているときに、カラーバットやその他の道具で、彼を打ったり、突いたりして彼に受けさせる訓練である。 この段階では、私が打ったり、突いたりした時のみ、踊りが通常のルーティンから外れ、攻撃が終わると、すぐに套路の動きに戻る。 充分に気も練れ、受けの技術が上達してきたら、道具は使わずに、素手で突いたり、蹴ったりして、彼に受けさせるようにした。A君は、一、二ヶ月...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.05.27 Tue 23:51
JUGEMテーマ:空手道 若い頃は、先輩から習った老架式の套路と楊式の套路を練習していた。老師が、套路を教えてくれなかったので、老師に内緒でこっそり先輩たちから習っていたのだ。先輩たちも、老師から套路を習ったわけではなく、台湾や香港、或いは大陸などで学んだものをそのまま古架式の稽古に持ち込んでいたのである。結局、老師には、私が学んでいた古架式の套路は教えてもらえなかった。 なぜ、老師が套路を私に教えて下さらなかったのか、その当時は、分からなかったが、最近、A君に教えていて気づいたことがあ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.05.27 Tue 23:14
JUGEMテーマ:空手道 今日は、いい天気なので、さきほど山の頂上に行き、楊式と陳式の太極拳を練習した。例の如く、トンビが私の上空を旋回し、足元に鳩が寄ってきた。 楊式の練習を終えた後に、ふと昔の事を思い出した。 私は、他人の批判をするのは、あまり好まないが、もうご本人もお亡くなりになっているし、35年以上も前のことなので、ここで、ある太極拳講師の恥ずかしい失敗談を書かせて頂くことにする。 彼は、24式の授業中に、套路の中にある受け技の説明をするために、少林寺拳法の経験者である生徒に...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.05.27 Tue 17:31
JUGEMテーマ:空手道 もちろん、舞踏家(ダンサー)も、体全体で動かなければ、観衆に美を感じさせる事はできないので、武道家と同じようには、動いているのだが、ダンサーと武道家とでは体の作りが全く違う。 古式の太極拳では、足腰を立ちや歩きで鍛えた後に、太極球(鉄球)や水甕、そして鉈などを持って、体全体で動く事で筋肉や腱(筋)を鍛える。 なので、舞踏家と同じように、美しく舞いながらも、そこには剛的な鍛錬によって作り上げられた芯が入っているのである。 もしかしたら、舞踏家(ダンサー)が、古...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.05.27 Tue 01:01
JUGEMテーマ:空手道 以前、このシリーズで紹介した三線の音に合わせて、即興で踊っていらっしゃった島袋先生の動きは、まさに「空手の踊り」である。(http://koshiki.jugem.jp/?eid=1803) 踊り自体は、武道のそれと舞踏のそれとの間に、大きな違いはない。 唯一の違いは、その踊りを踊っている人が、それを戦いの中で使えるかどうかという点だけである。 これをどう区別するのか? 太極拳を例にとって話してみよう。健康太極拳なら、ただ健康のために拳法風の踊りを踊っているに過ぎない。武術太極拳な...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.05.26 Mon 23:59
JUGEMテーマ:空手道 老師が、稽古の合間に話してくれた事がある。古代では、拳法の型は、実に単純だった。 相手の打ちを受けて、突くとか、相手の突進をよけて蹴るとか、そういう実用的で単純な動きだった。それが、現在のように洗練された型をとるようになったのは、秋の収穫祭の場で、奉納演武を始めた事がきっかけだったそうだ。 収穫祭に、奉納のパーフォーマンスをするのは、何も武道家たちだけではない。様々な芸人や踊り子たちも、日ごろ磨いた技芸を披露するのである。 その際に、舞踏家と武道家の間に、...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.05.26 Mon 23:29
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