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JUGEMテーマ:空手道 空手・拳法の攻撃技の中で、飛び頭突きが一番重い。全体重が、打突部分の頭に集約されるからだ。 ただし、この技は、追い詰められて、他に打つ手が無くなった時にしか使えない。相手に気づかれて、躱されたら一巻の終わりだからである。 以前、何かの本で、ライオンに襲われた鹿が、相打ち覚悟でライオンに頭から体当たりして、前足の攻撃をかいくぐり、ライオンの腹に角を突き立てることがあると読んだ事がある。 この技は、弱くて小柄な人が、強くて大きな人に対して、それも緊急の場合にだけ用いるべ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.05.19 Mon 23:59
JUGEMテーマ:空手道 たとえば、24式の一番最初の動き、起勢だが、あれは、相手の突きを下から狐拳受けで受けたり、突きや蹴りを掌底受けで落としたりと言う意味や、或いは、相手が掴み掛かってきたところを、やはり両狐拳受けで払い上げて、掌底で、相手の胸を打つという意味がある。 起勢の一風変わった応用法としては、自分よりもかなり大柄な相手のフックなどを身を沈めて躱し、ジャンプして相手の顎に飛び頭突きを当てるというのもある。 梶原一騎氏原作の劇画「空手戦争」に出て来た「虎翔破」と同じ技である。この技をホント...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.05.19 Mon 23:34
JUGEMテーマ:空手道 空手と沖縄古武道の練習を終えてから、久しぶりに楊家太極拳を部分的に練習した。 私が学んだものは、体操化されたものも、かなり武術的な要素を残すものも両方があるが、体操的なものでも、武術の要素が皆無だというわけではない。 一番、日本でよく目にするのが、楊家太極拳の24式だろう。演武時間が短く、簡単な動きの連続なので、初心者には学び易い套路である。24式は、健康体操として、考え出されたものであるが、あの動きを本当に理解できていれば、24式の動きだけでも、十分実戦で戦える。 もちろん、...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.05.19 Mon 23:14
JUGEMテーマ:空手道 今日は、日曜日で稽古は休みである。夕方からドアと窓を開け放って掃除をしていると、日が落ちてから、部屋の中に一匹のカナブンが飛び込んできた。 退屈していたので、ちょっと遊び相手になってもらう事にした。 蛍光灯の周囲をブーンと羽音を立てながら飛んでいるカナブンに向かって、太極拳の構えを取り、開合の動きでユラユラと踊りながら、カナブンが間合いに入って来るのを待つ。 間合いに...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.05.18 Sun 20:22
JUGEMテーマ:空手道 最後に、太極拳の摟膝拗歩によく似た動きを教えた。相手の前蹴りを受けて、胸を掌で打つ用法だ。 摟膝拗歩とこの動きの違いは、体の使い方と受け方である。 摟膝拗歩の場合は、腰からの動きをそのまま両腕に伝えるだけだが、この動きの場合は、開いた胸を閉じる事によって両腕に力を伝達させる。受け方も、横から前蹴りを払うのではなく、受ける腕の外側を蹴り足が滑って行くように使う。(見た目は、よく似ているので、もしかしたら、この技は、摟膝拗歩の応...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.05.17 Sat 21:59
JUGEMテーマ:空手道 練習時間の前半は、少林流のナイハンチと剛柔流の三戦の分解・応用・推手などをこなした後、八方蹴り・直線足刀・三角足刀・サイドキックを横に払われた後の回転後ろ蹴りなどを指導する。 ナイハンチの応用組み手を練習している時に、A君が「先生の肩が邪魔になって上段突きが、出しにくいです。」と訴える。169cmのA君にとっては、183cmの私の顔面は突きにくいのだろう。自分自身では一度も使った事のない引き手で長身の相手を引き落とす秘技を伝授する。 ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.05.16 Fri 22:00
JUGEMテーマ:空手道 空手の型には、突きや蹴りの攻防だけでなく、投げ技や関節技も含まれている。或いは、突きと投げ技、関節技と蹴り技の組み合わせなどの技術も暗号化されている。 空手の型や拳法の套路の中にある動作の全てを突き・蹴り・受けの技術だと捉えると、およそ実戦では使えそうもない非現実的な解釈になってしまうこともしばしばなので、要注意である。 ナイハンチも、同様である。この一見単純に見える型の中には、あらゆる技術が、暗号化されて凝縮されているので、一年や二年教えたところで、全てを...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.05.15 Thu 21:06
JUGEMテーマ:空手道 雨が降っていたので、私のアパートの近くにある廃屋の地下駐車場で稽古した。地下といっても、半分は吹き抜けになっているので、外の景色もよく見えるし、気の通りも悪くない。 以前、老師が、 「地面の下は、気が滞っているので、地下室で練習するのは、あまりよくない。」 と仰っていたので、気の通りもよく、雨も凌げるこの場所は、実にありがたい。 練習を始めて、暫くすると、駐車場の横にある林の...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.05.15 Thu 07:59
JUGEMテーマ:空手道 後ろ回し蹴り(=後旋腿)の練習を終え、次に型稽古に入った。 まず、転掌を演じさせ、二箇所ほど、動きの修正をした。型の順番を覚えるのと、それをキチンと演じるのとは、全く別の事である。A君が転掌を学び始めてから、一年5ヶ月ほど経ったが、まだ完璧には程遠い。 動きを修正した後に、貫き手突きの取手(=トゥイディー)への応用を教えた。この動きを使うと、掴まれた手首をいとも簡単に外せる。 次は、ナイハンチである。今日は、珍しく、直すところがなかった。ずっとこの調子で、...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.05.14 Wed 22:48
JUGEMテーマ:空手道 今日は、一週間ぶりにA君と稽古した。 まず、最初に、後ろ回し蹴りの練習から始めた。後ろ回し蹴りと言う言葉は、正確ではないかもしれない。古式の拳法で使用される後ろ回し蹴りは、テコンドーで使用されているような後ろ回し蹴りとは異質なものだからである。 テコンドーの後ろ回し蹴りは、主に顔面の顎を横からボクシングのフックのように振り抜く技だが、古式のそれは、テコンドーの後ろ回し蹴りとは違い、相手の腎臓を蹴る技である。この蹴り方で蹴られると、腕で受けるのは非常に難しくな...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.05.14 Wed 21:05
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