[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]
JUGEMテーマ:詩 空気の澄んだ夜に 金木犀の香りが透き通る 夏の終わりを自覚させられて 昔は嫌いだった 秋の風情を運んでくれるから 今は好きになった 星の多い夜に 金木犀の香りが溶けていく
SANNI YAKAOO | 2022.10.25 Tue 10:57
JUGEMテーマ:詩 山を登る石階段 神社に続く石階段 鳥居へ続く石階段 途中には湧水 火の用心の看板と 街を見渡す展望台 階段続きで脚は重いけど 社の前で手を叩くと 登ってきてよかったと達成感がある 社の奥の森が 麓から見るより美しく思える
SANNI YAKAOO | 2022.10.24 Mon 11:15
JUGEMテーマ:詩 この橋を渡って 右へ行けばお墓 左へ行けばお寺 夏には蛍が舞う 冬にはミミズクが鳴く 遠いけど傍にある世界から ささやく呼び声が聴こえる
SANNI YAKAOO | 2022.10.22 Sat 10:22
★川喜田八潮 公式ホームページはこちら 六 寺山修司 1 一九六五年に刊行された寺山修司の第三歌集『田園に死す』には、「新・病草紙」「新・餓鬼草紙」と題される、数篇の擬古文風の散文詩を集めた異色の番外篇が収められている。 《ちかごろ男ありけり、風病によりて、さはるものにみな、毛生ゆるなれば、おのれを恥ぢて何ごとにも、あたらず、さはらず。ただ、おのがアパートにこもりて、妻と酒とにのみかかはりあひて暮しゐたり。/男の妻、さはらるるた...
星辰 Sei-shin | 2022.10.21 Fri 17:33
★川喜田八潮 公式ホームページはこちら 三 中原中也 1 《トタンがセンベイ食べて/春の日の夕暮は穏かです/アンダースローされた灰が蒼ざめて/春の日の夕暮は静かです//吁(ああ)! 案山子(かかし)はないか――あるまい/馬嘶くか――嘶きもしまい/ただただ月の光のヌメランとするまゝに/従順なのは 春の日の夕暮か//ポトホトと野の中に伽藍は紅く/荷馬車の車輪 油を失ひ/私が歴史的現在に物を云へば/嘲る嘲る 空と山とが//瓦が一枚 はぐれました/こ...
星辰 Sei-shin | 2022.10.21 Fri 17:27
JUGEMテーマ:詩 朝には山道を敷き詰めるほど たくさん落ちていたドングリが 夕方には綺麗さっぱり無くなって まるで別の道のようになっている マタギが語る昔の話 人と獣は住み分けをし 山でも出くわすことはほとんど無く 夕方には消えるドングリがそれだったと 昔より減ったはずの獣と鉢合わせするのは 人も減っているのに鉢合わせするのは 獣は人を恐れなくなり 人は獣を...
SANNI YAKAOO | 2022.10.21 Fri 11:33
JUGEMテーマ:詩 尻尾を振らない犬 あくびをしない猫 飛ばない鳥に 泳がない魚 僕は人間だけど喋らない 言葉を交わすのが人間なのに 閉じた口から言葉が漏れることはない 犬 猫 鳥 魚 そして人間 変わり者がいたっていい 頭の中にだけ言葉が渦巻く
SANNI YAKAOO | 2022.10.20 Thu 17:39
JUGEMテーマ:詩 雲の日に晴れ間が訪れる 街は光と影に二分されて 高い建物を堺に空が割れている 強い風と暖かい日差し 嬉しいのか悲しいのか 胸の内も二つに割れていく
SANNI YAKAOO | 2022.10.18 Tue 15:19
JUGEMテーマ:詩 赤い実 青い実 枯れかけの草 くねった細道が シトシト雨ににじんで ベンチに座る人はおらず 吸い込まれるように 雨音は森の中へ消えていく 虫の声だけが響いている 自分の足音が心地良い
SANNI YAKAOO | 2022.10.17 Mon 10:46
JUGEMテーマ:詩 手すりにとまった鳥 空はオレンジ色で シルエットだけが浮かぶ 少し風が吹いて落ち葉が走り 豆腐屋の音が橋を抜けていく 高架下の遊歩道には散歩をする老夫婦と 部活帰りで自転車を漕ぐ学生たち 悲しいことなんて一つもないのに 秋の夕暮れが身を包んで 心が萎んでいく
SANNI YAKAOO | 2022.10.16 Sun 12:06
全1000件中 321 - 330 件表示 (33/100 ページ)