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習作短編現代恋愛小説
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習作短編現代恋愛小説

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習作短編現代恋愛小説
このテーマについて
アメバで習作として書いていた現代恋愛小説の好きシリーズ。
生活の一コマにちょっとしたハッピーが詰め込めたらとつくった作品たちのテーマです。
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作者のブログへ:「ayasemeimi」さんのブログ
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秘密の恋は、胸の奥に隠したまま

JUGEMテーマ:習作短編現代恋愛小説    初めから叶わないことが前提だなんて、ひどい恋もあったものだ。  もっとも、『初恋は叶わない』ものと、どうやら相場は決まっているらしいが。  そもそも恋する相手を自分で選べるなら、これまでにこんな苦労を味わうこともなかっただろうに。  人生なんて、本当、自分では儘(まま)ならない、厄介なものだ。  初めて会ったのは……俺がまだ小学生の時、か。  最初は確か、戸惑うばかりだった気がするな。家の中に見知らぬ女の人がいる違和感に。 ...

言ノ葉スクラップ・ブッキング〜シーン&シチュ妄想してみた。〜 | 2018.11.09 Fri 23:13

愛にあふれたこの世界で、君と

JUGEMテーマ:習作短編現代恋愛小説   ねぇ、知ってる?   夏目漱石は「I love you」を「月が綺麗ですね」って訳したんだって。 すっごいナナメ上をカッ飛んだ、アクロバティックな訳だよね。 でも、何となく分かる気がするな。   君のことを愛してる、なんて、日常の中でフツウに口にするには、あまりにも気恥ずかしくて重たい言葉だもん。  だから、こんな風に日常にありふれた言葉で、さりげなく、自然に、君への好意が伝わればいいなって思うよ。 「日が暮れるの、早くなったね。もう、冬なん...

言ノ葉スクラップ・ブッキング〜シーン&シチュ妄想してみた。〜 | 2018.06.17 Sun 17:34

特別編 ショートショート好きより〜

JUGEMテーマ:習作短編現代恋愛小説   世界で一個だけの義理チョコ   今日はバレンタインデーだ。青磁は意気消沈していた。また義理チョコを母からもらうぐらいだろう。 周りはカップルでいっぱいで彼女からもらっている奴は腐るほどいるのに。 「せーいじ」 放課後青磁は幼馴染の菜実に声かけられた。 「お前はやく部活行けよ」 ぶっきらぼうに言うと菜実はにやりと笑う。 「おや? 青磁君そんなこと言っていいのかね?」 「いったいなんだよ」 「今日は何の日?」 逆に菜実に...

Alice in the sky ~統失と創作と時々朱印〜 | 2018.02.14 Wed 15:53

好き!(好き春夏シリーズラスト)

JUGEMテーマ:習作短編現代恋愛小説   女の子が立ち尽くしていた。 ぽろぽろと涙を流して・・・。 目の前にいる男は何事か言うとすぐに背を翻して去って行った。 僕はナンパでもなくただ何か言いたくて声をかけた。 「あの。泣いてるの?」 女の子は反射的に身じろぐとすぐに走り去っていった。 妙にあの涙がきれいだと思った。悲しいはずの涙に。 それから何日たっただろう。 コーヒーショップに立ち寄るとあの女の子がいた。 彼女は店の仕事をてきぱきとこなしていく。 今度は逃がさな...

やりなおしアリス | 2016.08.28 Sun 10:23

子猫の紡ぐ愛(好きシリーズ春夏編9)

JUGEMテーマ:習作短編現代恋愛小説     ペットショップに男女が一組。何の関係もない二人だった。その日まで。ふたりはペットを探してうろうろしていたがある子猫の前でぴたりと立ち止まった。 「この子ください」 「この子にした」 声がはもりふたりは顔を見合わせる。 「私が先よ」 「俺が先だ」 「あのどうなされました?」 店主らしき人物が出てきた。 「この猫を飼いたいんだ」 さっぱりとしたしょうゆ顔のシンジが言う。 「ちょっとまって。私が先よ」 長い髪のすまし...

やりなおしアリス | 2016.08.21 Sun 23:24

エンカウンター(春夏編8)

JUGEMテーマ:習作短編現代恋愛小説     「おにいちゃん。あれみて。かわいい〜」 「みたいだな。あんまり高いの買わないからな」 「ええ〜」 美夕はほほを膨らませる。 「ハムスターにしとけ。ハムスターに」 「犬がいい〜」 「俺のバイト代で買えるか!!」 優は妹に容赦なく突っ込む。 「あら。手越さんじゃない」 柔らかな声で声をかけてきたのは美夕に担任林麻里だった。   優は恥ずかしい場面を見せられたかと思うと照れくさくなってちょっとだけ会釈した。 「お...

やりなおしアリス | 2016.08.17 Wed 17:17

眠れぬ夜に・・・。(春夏編7)

JUGEMテーマ:習作短編現代恋愛小説     眠れない。ああ。眠れない。 いとしいキミを思うでなく恋しいペットを思うでなくただ眠れない。 相棒は自宅で寝ているし。 ごろんと慶介はベッドにころがった。 どっかに恋落ちてないかな? 「あるよ」 小さな声が聞こえた。 うわ〜幽霊か? ぞわわと寒気がする。 「あるよ。ここにきて。病院。あたし眠ってる。起こして」 「といわれてもどこの病院?」 しごく普通に話している自分が恐ろしい。 「ふつーの病院。目印は桜。枝垂桜」...

やりなおしアリス | 2016.08.16 Tue 12:40

ウェディングベルはもうすぐそこに・・・。(好きシリーズ春夏編6)

JUGEMテーマ:習作短編現代恋愛小説   愁と理子は喫茶店で向い合せに座りながら黙りこくっていた。 他の客は楽しそうに歓談している。まるでそこだけがスポットライトを消したように暗かった。 「倦怠期・・・だな」 「よね」 二人は同時に口を開いた。 六年間二人は付き合ってきた。長い春には魔がさしこむときがある。 「どう乗り切る? 別れるか?」 「いやよ」 理子がすぐさま口をはさむ。 「私あなたのこと好きだもの。ただつまらないだけで」 「俺もだ」 「どうしようか」 「...

やりなおしアリス | 2016.08.13 Sat 03:42

世界で一個だけの義理チョコ(好きシリーズ初夏編5)

JUGEMテーマ:習作短編現代恋愛小説     今日はバレンタインデーだ。青磁は意気消沈していた。また義理チョコを母からもらうぐらいだろう。 周りはカップルでいっぱいで彼女からもらっている奴は腐るほどいるのに。 「せーいじ」 放課後青磁は幼馴染の菜実に声かけられた。 「お前はやく部活行けよ」 ぶっきらぼうに言うと菜実はにやりと笑う。 「おや? 青磁君そんなこと言っていいのかね?」 「いったいなんだよ」 「今日は何の日?」 逆に菜実に問い返される。 「世界滅亡の...

やりなおしアリス | 2016.08.11 Thu 15:02

君の笑顔のとなり(好きシリーズ春夏編4)

JUGEMテーマ:習作短編現代恋愛小説   割合小さめお教室で教授が名前を読んでいく。 「加藤藍」 「斉木良」 「斉木瑠璃」 といったところで教師が口を止める。 「なんだぁ。同性の上に名前一字違いか」 このクラスは一回生のゼミ予備軍。名前で三クラスにわかれたため名前がややこしい。 「区別する方法考えておけよ」 二人に反論する暇も与えず教授はそれだけ言うと次の名前に移って行った。 といわれてもなぁというのが二人の見解である。 好き好んでこの名前になったわけでもなし。あ...

やりなおしアリス | 2016.08.10 Wed 09:05

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