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習作短編現代恋愛小説
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習作短編現代恋愛小説

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習作短編現代恋愛小説
このテーマについて
アメバで習作として書いていた現代恋愛小説の好きシリーズ。
生活の一コマにちょっとしたハッピーが詰め込めたらとつくった作品たちのテーマです。
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作者のブログへ:「ayasemeimi」さんのブログ
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好き! 春夏編 01君がいるから

JUGEMテーマ:習作短編現代恋愛小説       シェアハウスに男女が一人ずつ。 同棲みたいなものだ。ただそこに恋愛感情がないだけで。 共同の台所で二人はかちあった。 「あ・・・・っ」 「使うの?」 先に口を開いたのは修二のほうだった。 「後からでもいいわよ」 杏奈はなぜか鼓動が加速するのを感じながら言葉を発した。 今まで気にしたこともなかったのに急に何か動いた・ 「どうせなら一緒に作らない?」 気楽に修二が言ってくる。 そういうのがじゃまなのよ。ひ...

日々是好日 | 2020.09.28 Mon 02:49

新・好きシリーズ 第九話 滴−しずく−

JUGEMテーマ:習作短編現代恋愛小説     「ちょっとそこのお姉さん。一緒にお茶してかない?」  チャラ男が水流に声をかける。水流は当然無視。すっと脇を通り過ぎる。 「ちょっとお姉さんってば」  男が慌てる。チャラ男が。いつまでもあせってなさい。水流は思いながらすたすた歩く。 「水流ちゃん!!」  はぁ?! 「なんで人の名前知ってるのよ!」 「てか。覚えてない? 小中高と一緒だった青木だけど」 「あおき・・・ねぇ。晴美以外知らないわ」 「その親戚なんだけど」 ...

MY Free Room | 2020.09.27 Sun 16:31

​新・好きシリーズ 第九話 滴−しずく−

JUGEMテーマ:習作短編現代恋愛小説   「ちょっとそこのお姉さん。一緒にお茶してかない?」  チャラ男が水流に声をかける。水流は当然無視。すっと脇を通り過ぎる。 「ちょっとお姉さんってば」  男が慌てる。チャラ男が。いつまでもあせってなさい。水流は思いながらすたすた歩く。 「水流ちゃん!!」  はぁ?! 「なんで人の名前知ってるのよ!」 「てか。覚えてない? 小中高と一緒だった青木だけど」 「あおき・・・ねぇ。晴美以外知らないわ」 「その親戚なんだけど」  言いな...

日々是好日ー創作と日々とメンタルとー | 2020.09.27 Sun 16:30

新・好きシリーズ 第八話 星月夜2

JUGEMテーマ:習作短編現代恋愛小説 新・好きシリーズ 第八話 星月夜2   「月実おめでとー!!」  花嫁と花婿にライスシャワーがかかる。月実はあの一年後、秋良と結婚した。今日はその挙式だ。星実はにこにこと本当に嬉しそうだ。そんな顔を、バーのマスターこと彰彦も嬉しそうに見ていた。一見、月実と星実は見分けがつかない。だが、実は違う。月実の方が少しおっとりしている。星実は快活だ。会社が同じだそうだがそこでは見分けがつかないらしい。そんなことを面白そうに話していたのを思い出す。バーに...

MY Free Room | 2020.09.19 Sat 20:20

新・好きシリーズ 第八話 星月夜2

JUGEMテーマ:習作短編現代恋愛小説   「月実おめでとー!!」  花嫁と花婿にライスシャワーがかかる。月実はあの一年後、秋良と結婚した。今日はその挙式だ。星実はにこにこと本当に嬉しそうだ。そんな顔を、バーのマスターこと彰彦も嬉しそうに見ていた。一見、月実と星実は見分けがつかない。だが、実は違う。月実の方が少しおっとりしている。星実は快活だ。会社が同じだそうだがそこでは見分けがつかないらしい。そんなことを面白そうに話していたのを思い出す。バーに初めて来たときから星実はあっけらかんと...

日々是好日ー創作と日々とメンタルとー | 2020.09.19 Sat 20:19

新・好きシリーズ 改訂版 星月夜1

JUGEMテーマ:習作短編現代恋愛小説 新・好きシリーズ 改訂版 星月夜1   朝、瞼を開けると見慣れない天井だった。視線を動かすととなりに男性が眠っていた。 「ぎゃー!!」  乙女にあるまじきおじさんみたいな悲鳴を女性は上げた。 「うるせーな。起きたのか」 「もしかして・・・い・・・い・・・」  一線を越えたかと聞きたいのだが動揺して言葉がでない。 「こえてねーよ。誰がお前みたいなガキと」 「ガキとは失礼ね」  脱線しかけた話を男は戻す。 「で。起きたんなら自分の...

Alice in the sky 〜心の病と創作とたわいのない話〜 | 2020.09.14 Mon 09:54

新・好きシリーズ 星月夜1

JUGEMテーマ:習作短編現代恋愛小説   朝、瞼を開けると見慣れない天井だった。視線を動かすととなりに男性が眠っていた。 「ぎゃー!!」  乙女にあるまじきおじさんみたいな悲鳴を女性は上げた。 「うるせーな。起きたのか」 「もしかしてい・・・い・・・」  一線を越えたかと聞きたいのだが動揺して言葉がでない。 「こえてねーよ。誰がお前みたいなガキと」 「ガキとは失礼ね」  脱線しかけた話を男は戻す。 「で。起きたんなら自分の家へとっとと帰るんだな。星実」 「ほしみ?...

Alice in the sky 〜心の病と創作とたわいのない話〜 | 2020.09.12 Sat 08:18

新・好きシリーズ 銀杏並木の出会い

JUGEMテーマ:習作短編現代恋愛小説 愛紀音は銀杏並木を見上げていた。はらはらと黄色い葉が落ちていく。立ち止って見惚れる。 そんな時、自転車の急ブレーキがかかった。 「あ」  愛紀音の目の前で自転車がひっくりかえった。 「大丈夫ですか?」  銀杏まみれの男性を引き起こす。 「こりゃ。責任取ってもらわないといけないかな?」 「せ、責任?!」  高級そうな自転車だ。この被害額?!  愛紀音の顔色がさーっと引いた。 「そっちでなくてこっち」  そういって軽く唇を重ねる。愛紀...

Alice in the sky 〜心の病と創作とたわいのない話〜 | 2020.05.12 Tue 17:45

新・好きシリーズ 冬の皇子様

JUGEMテーマ:習作短編現代恋愛小説 女の子はただ空から降って来る雪を不思議そうに見上げていた。同じ名前の冬に降る雪。 寒いけど手のひらの雪の結晶はとてもきれいだった。あたたかな手のひらの上ではすぐに溶けていく。それを止めたかった。止まった時間の中で冬音は雪が見たかった。  そうして何時間雪を見ていただろうか。手が赤くかじかんでいた。男の子が近づいてくる。 「寒くない?」  冬音はにこっと笑う。 「寒いけどいいの。雪が好きだから」  男の子は手袋を渡す。 「せめて手袋を・・・...

Alice in the sky 〜心の病と創作とたわいのない話〜 | 2020.04.28 Tue 13:33

新・好きシリーズ 夏の輝き

JUGEMテーマ:習作短編現代恋愛小説   堤防にポツンと座っている少女がいた。少年、陸は声をかけるかかけまいか悩んだ末、声をかけた。 「よぉ。どうしたんだ。黄昏て。今は夏だぞ」 「知ってるわよ」  と少女、夏音は返事した。 「物思いにふけるには季節がいまいちじゃないか? ふつー秋だろ」 「悩み事に季節はないわよ」  少女は堤防から降りた。長い髪がさらり、と揺れる。 「何悩んでるんだ?」 「将来の事。私、そこの施設にいるの。十八になったらでなきゃいけない。でも行き先がわ...

Alice in the sky 〜心の病と創作とたわいのない話〜 | 2020.04.27 Mon 10:28

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