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JUGEMテーマ:連載 「さあ、これでベスト8。あと一つ勝てば賞金圏内だが、オレたちはさらに勝ち進んで優勝を目指すぞ!」そう龍プロが佐倉に告げると、彼女は「はい!」と両の拳を力一杯握りしめた。 試合が進行するに従い、待ち時間も短く、忙しなくなってくる。お互いに干渉しないように4台のテーブルが割り当てられ、一番手前のテーブルでは運営スタッフが賞状やら賞品やらを台の上にきれいに並べ始めていた。 龍と佐倉のペアは乗っていた。しかし、佐倉の心のケアやショットのアドバイス、そして自分自身に回って...
Race to Eleven 〜 レース・トゥ・イレヴン | 2011.08.30 Tue 02:01
ディスバロッサはすっかり 『闇の第二』と思考回路が同化してます。 苦しめる事。殺す事が歓びのようです………。 彼の出撃で状況は…シリアスになるのでしょうか………。 アシュアーク、ギュンター…そしてディングレー 今一、ギャグなんですよね。戦闘なのに。 「ディアヴォロスがこちらに向かっている。 合流前に、アーマラスの軍勢の、数を削ぎたい。 こちらの犠牲を出さずに」 「……………味方に味方を殺させる?」 ムストレスが愉快そうに笑った。 が、ディスバロッサは退屈だった。 これだけの大戦。 ...
アースルーリンドの騎士 | 2011.08.26 Fri 23:33
JUGEMテーマ:連載 「えっ?ここでやるの?」佐倉は目を疑った。 「ああ、一番注目される特等席さ」龍プロはにっこりと微笑んだ。 1番テーブル、それはもっともギャラリーが密集している一番手前のテーブルに位置している。テーブルを取り囲む2つの辺を、さらに多くの観客が取り囲む。多くの視線を感じながら正確なショットをしなければならない。 「む、無理です、あたし、こんな場所で・・・」と後ずさりしようとしていた佐倉を龍はやさしく受け止める。 「大丈夫。観客が見たいのはオレのショットだから、佐倉さん...
Race to Eleven 〜 レース・トゥ・イレヴン | 2011.08.24 Wed 01:15
挿絵が間に合いませんでした…。 アイリスに顔を近づけるディスバロッサのラフ画ですが………。 ディスバロッサは満足そうに顔を、上げた。 が再び唇を寄せる。 その時、聞こえない筈の、声が頭上から響く。 “殺す、つもりか?” ワーキュラスが微かに呻く。 “「夢の傀儡靴王」” アイリスもディンダーデンも一瞬、自分達を罠に仕掛けたその張本人の介入につい、耳をそばだてた。 ディスバロッサは大元の人外の者が慌てて声かけて来る事態が、余程愉快な様子で、くっくっくっ…と気味の悪い声を、上げた。 ...
アースルーリンドの騎士 | 2011.08.20 Sat 23:50
テテュス頑張ってます。 彼、やりだすと無茶だから、アイリスが心配しても 無理無いですね。 テテュスは口笛を吹き、こちらに向かう馬目がけ、ばさりと長い髪を振り、駆け込む馬の鞍を一気に掴み、飛び乗り叫ぶ。 「ディングレー!シェイルを頼む!」 ディングレーは慌てて、ウェラハスとの融合で力を使い弱るシェイルに駆け寄る。 が、手を貸すとシェイルが呻く。 「…あんただって…辛いんだろう?」 ディングレーは俯くシェイルを見つめ、吐息を一つ、付く。 「…まあ、本音を言えばな」 が、二人...
アースルーリンドの騎士 | 2011.08.16 Tue 19:35
JUGEMテーマ:連載 「なに、その格好!?」と言った佐倉はプーッと吹き出した。 さっきは負けてしょげていたのに、お嬢と牛島の格好があまりに滑稽で斬新すぎた。 「惜しかったようね」お嬢がそう言うと、 「うん。二人はどうだったの?」とお嬢たちの方に話しを向けた。 「オレたちは反則技のファッションで勝つには勝ったんだけど、こんなんでええんやろうか?」と、牛島が首をかしげる。 「ええねん、ええねん」と、珍しくお嬢が関西弁でそう言い、牛島の首輪をクイと引っ張ると、牛島はそれに従って首をうなだれた。 ...
Race to Eleven 〜 レース・トゥ・イレヴン | 2011.08.16 Tue 04:00
JUGEMテーマ:連載 「お嬢や佐倉さんたち、今頃どうだろうねェ?」浅めの湯飲みに急須から番茶を注ぎ、最後の一滴を振り絞ろうとしながら堀川のマスターはこう話しかけた。相手は大家こと相田である。 カウンター越しに椅子に腰掛けた大家がそれに答える。 「さあ、あのプロがいるから頑張るんじゃないかね?」
Race to Eleven 〜 レース・トゥ・イレヴン | 2011.08.09 Tue 03:24
うーん…。 状況が状況だけに、助っ人達の方が 当事者達よりシリアスかも…。 テテュスが…最近出会ったオーガスタスやギュンター。 ディングレーを思い浮かべているのが、解った。 レイファスはローフィスとゼイブン。 そしてアイリスを。 ファントレイユはスフォルツァとラフォーレンの姿を思い浮かべた。 近衛を除隊しても、仕事は山程あった。 二人はアースルーリンド外の国々の動向の、調査をしていて本部でたまたま、ばったり出会った。 外に比べると、それでもアースルーリンドは天国みたいだ。 ...
アースルーリンドの騎士 | 2011.08.07 Sun 17:09
JUGEMテーマ:連載 ライムグリーンのテーブル上には6番ボール、そして8番、9番ボール。手球から6番ボールまでの距離は4ポイントほど。龍プロ一人であれば難なく取り切っているだろう。 そして構えているのはキューを握って数ヶ月の佐倉である。まだ固まっていないフォームで構える姿はどこか不安定さを呈していたが、その先には狙う場所を正確に見極めようとするプロの姿があった。 「もう少し右、そう、そのまま肘だけを動かして」 「はい」自信なさげに答える佐倉の声はハリがなかった。
Race to Eleven 〜 レース・トゥ・イレヴン | 2011.08.02 Tue 01:53
さて。 未来のお話が出てしまいました。 ギデオンじゃ黙ってないですね。 こんな偉大な人物との思い出を。 でもそれでも…この魅力的な人物は、仲間の元に駆け付けられる歓(よろこ)びを感じてる。 彼らの力に成れる事を心から望み…駆け付ける事の出来る自分を誇りにすら、思っている。 ギデオンの、胸がまた、チリ…と痛んだ。 …だからこそ父、アルファロイスを救えなかった時の、この人の心の痛みが、辛い程解って。 笑顔を…これ程魅力的な笑顔を、もう一度取り戻してくれればいいのに。 過去の...
アースルーリンドの騎士 | 2011.08.01 Mon 14:32
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