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真之行台子のお稽古

今日は相伝の「真之行台子(しんのぎょうだいす)」のお稽古である。私の学んでいるお稽古場では、「行之行台子(ぎょうのぎょうだいす)」以上の稽古をするときは、紋付きのきものを着用するのがきまりだ。何事も軽くなりがちな昨今において、いまだ師がこのような古風な習いを通されているところに私は共感を覚える。なぜ上のお点前を教えていただくときに紋付きを着るのかといえば、そこにあるのはやはり「敬意」だと思う。紋付きを着たら、日常の稽古とは一線が引かれ、心の持ちようや所作が違ってくる。身なりが、心身をおごそか...

一より習ひ | 2008.11.03 Mon 17:27

継続

今週は、木・金・土曜日の3日連続でお茶のお稽古漬けである。お稽古を休まないで楽しく続ける理由のひとつに「皆勤賞」の存在がある。わがお稽古場では、年間のお稽古日の日数がきまっていて、振替をしてもその日数を踏破できれば、初釜のときに「皆勤賞」を授けてもらえるのだ。先生からみんなの前で精勤の賞品(茶扇子)をいただけるのがうれしい。会社勤めの頃は、多忙で2ヶ月もまるまる行けないときがあったけれど、巻き返しを図るべく、行ける月は連日うかがって帳尻を合わせてきた。今年も残すところ2ヶ月なので、これまでお休み...

一より習ひ | 2008.10.31 Fri 22:53

江戸・東京の茶の湯展 日本橋高島屋

ちまたで話題の「江戸・東京の茶の湯展」へ。日本橋高島屋の会場入口には、混雑している旨の張り紙がしてあった。なるほど展示物の前は、二重の人だかりである。もっと遅い時間に行けばよかったと後悔するが致し方ない。その昔、徳川幕府による安定した世の中になって、江戸は「武家」の茶の湯の中心地となった。明治維新を機に、大名お抱えの宗匠たちは大きくシフトを変え、民間人たちを教えるようになる。とくに人口の多い東都に、茶の湯文化が根づいていったのだった。そののち、大名家が有していた名器の数々が売立にかけられて、...

一より習ひ | 2008.10.30 Thu 18:46

それなりの礼儀

中野サンプラザでの支部研究会が早く終了したため、通常どおりお茶のお稽古へ。今日は四ケ伝の「盆点(ぼんだて)」を見ていただく。来週は「真之行台子(しんのぎょうだいす)」なので、四ケ伝をさらっておいたほうがよかろうとの配慮である。さて、東京の研究会では、スタッフこそ無地一つ紋付きに袋帯という、いわゆるお茶人さんの「制服」を着ているわけだけれど、それ以外の参加者は洋服の方も多いし、きものを着ている方でも、くだけたしゃれ着の組み合わせをされた方をたくさん見かけた。そして、講義中にお茶を飲んだり何かを...

一より習ひ | 2008.10.25 Sat 21:47

丸灰掻上(2)

淡交社の灰形教室へ。本来は金曜日が受講なのだけれど、このところずっと予定が入っていて、振り替えてばかりである。今日は午前の授業へうかがう。前回同様、丸灰掻上(まるばいかきあげ)を教えていただいた。この前、自分のあまりの下手さ加減にあきれ、反省をして家で練習をした。いやはや、なんでこんなことをはじめたのか……と思うほど、正直へコまずにはいられない。すでに2月からはじめて8ヶ月も経つのだ。歳とともに、何事も総じて「伸び代」が小さくなっているような気がする。少し練習すればできただろうことが、幾度繰り返...

一より習ひ | 2008.10.24 Fri 00:13

茶道絵日誌(4)三重棚・平なつめ

こうして今月も、 あっと言う間に3回のお稽古が終わりました。 来月からはいよいよ、 「炉」(冬のお点前)になります。「無」に戻って、1から覚え直しま〜す! [:ひらめき:](^▽^)ノポッチリありがとちゃんっo(^0^)o  今週末10月26日(日)は、私のお茶の先生、吉田晋彩先生の講演会です。13時半から篠崎文化プラザにて、会費は千円です(^▽^)先生のお話は、とても深くて、ずーっと心に残り、生きる指針となりますので、お時間のある方は、ぜひぜひ、聞きにいらしてみてくださいね!たぶん、まだす...

東京イラスト&ルポ | 2008.10.22 Wed 13:10

東美アートフェア 古美術・茶道具・工芸展/東京美術倶楽部

 東美アートフェアの最終日に出かける。東京美術商協同組合は、厳しい入会規定を満たした約500の有力組合員で構成されていて、その組合員が主な株主である東京美術倶楽部の総称が「東美(とうび)」である。美術業界最大の組織だ。毎秋に催されている「東美アートフェア」は、工芸分野を主に扱っているとくに選ばれた94の美術商の展示即売会。各店ごとにブースを設けて、茶道具をはじめ、鑑賞陶器や仏教美術、浮世絵、西洋骨董などを紹介する。それぞれの店舗のいち押しの美術品が会場を埋め尽くす豪華な会で、各店をきままに見て...

一より習ひ | 2008.10.20 Mon 01:19

初心のお点前

JUGEMテーマ:茶道2ヶ月近く、仕事の関係でお稽古を休んでいました。 で、久しぶりに、先週土曜日と火曜日、お稽古へ行ってまいりました。 「唐物の真でもなさい」との先生のお言葉に… 「あ、いや…お薄を…」と咄嗟に答えてしまったワタシです。 土曜日は長板で、火曜日は三木町棚で平棗のお点前。 2ヶ月空いてしまうと、トホホなくらいお点前に自信がなくなります。 で、お薄。もちろん当たり前ながら、薄茶点前を軽んじてるわけではなくて、 右も左も分からなかったころ、徹頭徹尾、薄茶点前をした経験が 情けないなが...

50代からの桃山ニッポン | 2008.10.16 Thu 01:37

茶道絵日誌(3)台目棚、毬打

[:ひらめき:](^▽^)ノポッチリありがとちゃんっo(^0^)o毬打(ぎっちょ)についてはこんなホームページもありましたよ! →出土した毬打  →福島県白河で行われた毬打大会おもしろいですネ〜ッ!JUGEMテーマ:茶道

東京イラスト&ルポ | 2008.10.15 Wed 22:41

特別展 茶人のまなざし 森川如春庵の世界展・三井記念美術館

お茶の世界に「古美術品の鑑賞」という柱を明確に打ち立てたのは、近代数寄者と呼ばれる人たちの功績が大きい。 明治維新後に三井物産を設立した三井財閥の総帥・益田孝(鈍翁・どんのう)や電力界で数々の社長会長を歴任した松永安左エ門(耳庵・じあん)、横浜本牧の三溪園をつくった原富太郎(三溪・さんけい)、その他、初代根津嘉一郎(青山・せいざん)、小林一三(逸翁・いつおう)などが知られているだろう。 その時代、財界人ではないけれど、鈍翁が「親友」と認めた森川如春庵(にょしゅんあん)という若い数寄者がい...

一より習ひ | 2008.10.08 Wed 21:46

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