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JUGEMテーマ:エッセイ 私にとって一番最初の不思議な出来事は、 6歳の時に見た「ショッカー」だ。 もしかしたらその前から不思議なことが起こっていたかもしれないけれど、 まだ小さかった私は、それを不思議な出来事というふうに、 認識していなかったのかもしれない。 「ショッカー」とは、仮面ライダーに出てくる地獄の軍団のことである。 ある真夜中に、私はだれかに起こされるようにして目を開けたのだった。 すると枕元がグワ〜ンと光っていた。 ...
木が教えてくれたこと | 2016.11.13 Sun 04:46
JUGEMテーマ:エッセイ 東日本大震災では、私が住んでいる千葉県でも21名の死者が出た。 南三陸町に住む友だちの親戚が安否不明だったため、 私たちは急遽援助物資を有志から集めて、 避難所回りをして捜索するご主人に、物資を託したのだった。 親戚の方は幸いにも、避難所のひとつで無事発見された。 ご主人が撮影してきた現地の写真は、 この世のものとは思えないほどの凄惨さだった。 ココハ本当ニ日本デスカ? コレラノ瓦礫ニハ持チ主ガイタノデ...
木が教えてくれたこと | 2016.11.12 Sat 03:48
JUGEMテーマ:エッセイ 2011年3月11日、私は完全に目覚めたのだった。 14時46分、私は成田国際空港の3階出発ロビーにいた。 椅子に腰かけて東京のオフィスにいる上司と電話をしている最中だった。 初めに椅子がグラーンと横に揺れた。 「あ、地震だ。」 私がそう言うと、電話の向こうの上司は、 「うそぉ。こっちは揺れていな・・・」 上司が言い終わる前に、空港は縦に横に激しく揺れ始めたのだった。 「大地震!...
木が教えてくれたこと | 2016.11.11 Fri 02:00
JUGEMテーマ:エッセイ 母は私を22歳で産んだ。 そして私が4歳になる前に父と離婚したのだった。 それ以来、私は父親に会っていない。 原因は父親のドメスティックバイオレンスだった。 まだ幼った私の前で、父は毎晩、母を殴るのだった。 どんなに耳をふさいでも、どんなにギュっと目をつぶっても、 母の悲鳴と父の怒声は、私の心の中にずかずかと入りこんで、 まだ幼かった私を、毎晩恐怖のどん底へと突き落とすのだった。 だから私は夜が来るのが怖かった...
木が教えてくれたこと | 2016.11.10 Thu 02:25
JUGEMテーマ:エッセイ 私の体には巫女の血が流れている。 母方の祖母の家系の血だ。 その家系では、男の子が生まれると宮司、 女の子が生まれると巫女になるのだった。 そのことを初めて知ったのは、 私が24歳の頃だったと思う。 数年ぶりに会った母親に、何の気なしに、 私に起こる不思議な出来事を話しているときに、 母親が唐突に言ったのだ。 「カオルには巫女の血が流れているからね、しょうがない。」 私は初めて知る自分の...
木が教えてくれたこと | 2016.11.09 Wed 01:56
JUGEMテーマ:エッセイ この秋、私は遂に自分の人生に到着した! 長い年月をかけてようやく、自分の人生に、そして自分自身に追いついたのだ。 これからは本来の自分として、本来あるべき人生を歩んでいく。 ずっとずっとそうしたかったように、自分らしく、今を、これからを生きていく。 そしてそれは正確に言うと、私の人生でありながら、 もはや私だけの意志でもない、そんな感じだ。 この世に生まれてくるときに決断してきたことを、 ちゃんと実行できるように、 目...
木が教えてくれたこと | 2016.11.08 Tue 02:40
JUGEMテーマ:エッセイ 人は、 捕食するもの・されるもの 物を与えるもの・奪われるもの のチャートに落とし込まれている気がしてならない。 思えばわたしは子供の頃から、 「捕食され、物を奪われる」という 最弱のポジションで生きてきた自覚がある。 幼稚園の頃、 「ブランコかして!」という 気の強い学友の要求を (今乗ったばかりだけど)と思いながら 聞き入れていた、わたしはそういう役回りなのだ。 常に。今も。ずっと。...
今日もわたしはかなしい | 2016.11.05 Sat 18:43
JUGEMテーマ:エッセイ セールストレーナーとして各店舗に入店していると、 若いスタッフたちから色々と相談を受けるのだった。 人間関係、恋愛、結婚、家族のこと、将来のこと・・・。 みんなそれぞれに一生懸命生きている姿が、 私にはなんだかとても微笑ましかった。 だから私はいつも精一杯、正直に、誠意をもって答えていた。 私なりに返す答えは、時に他の大人たちとは真逆のことも多く、 スタッフたちは時々困惑しているようだった。 た...
木が教えてくれたこと | 2016.11.05 Sat 03:11
JUGEMテーマ:エッセイ この接客は販売まで至るだろうな。 この接客は途中でお客様が帰ってしまうだろうな。 スタッフたちの接客風景を見ていると、どちらになるかがすぐに分かる。 販売まで至る接客風景は、お客様の声がとにかくよく聞こえるのだ。 つまりお客様自身がお話をしている割合がとても多い。 逆に、販売まで至らない接客風景は、スタッフが一方的に話している。 お客様はただそれを、うん、うんと、つまらなさそうに聞いているのだ。 ...
木が教えてくれたこと | 2016.11.04 Fri 01:16
JUGEMテーマ:エッセイ 高級品を接客販売するときに、 「いらっしゃいませ。何にしますか?」 「これください。」 「はい、分かりました。」 という流れはあり得ない。 なぜなら今まで何度も言ってきたように、 高級品は必需品ではないからだ。日常生活になくても全く問題ないのである。 そういうものをお客様にご購入して頂くということは、 売り手のこちら側にはそれ相応の覚悟と知識と誠意が必要なのだ。 ...
木が教えてくれたこと | 2016.11.03 Thu 04:56
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