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承認欲求 vol.31

JUGEMテーマ:エッセイ   商品を最終消費者に販売することを小売業という。 1個10円のお饅頭を売っても、 1個10万円の指輪を売っても、業種は小売業である。   このご時世、モノを売るのは大変だ。 何かを購入するとき、これは本当に必要だろうかと、 人々は考えるようになった。私自身も考える。   「断捨離」的観点、「エコ」的観点、「経済」的観点、「哲学」的観点から、 モノを買うということを、ちゃんと考えるようになったのだ。 これはとても良いことだと思う。 &n...

木が教えてくれたこと | 2016.11.01 Tue 03:18

足音は物語る vol.30

JUGEMテーマ:エッセイ ツカツカ、ツカツカ、コッツン、コッツン・・・。   ツカツカ、ツカツカ、コッツン、コッツン・・・。   (今日もあのひとはご機嫌斜めなんだ。)   彼女の不機嫌は足音を聞けばすぐに分かる。   社歴が10年以上のベテランスタッフは、 機嫌が良い日と悪い日の落差が、驚くほど激しいのだった。 彼女と同じシフトで働くスタッフは、 毎日ビクビクで、彼女の顔色を窺うようになった。   機嫌が悪い日の彼女は、般若のような顔にな...

木が教えてくれたこと | 2016.10.31 Mon 00:43

優柔不断 vol.29

JUGEMテーマ:エッセイ   ある日、他のスタッフが接客中の女性のお客様が、   「ねえ、あなた、この子と代わってくれない?」   と私を呼びつけたのだった。問題発生だ。 私がすぐに駆け付けると、お客様はかなりご立腹の様子だった。   お客様は60代前半くらいで、洗練されたお召し物で全身を固めていた。   「さっきからこの子に、どっちが似合う?って聞いてるのに、 ニコニコ笑ってるだけで何も答えないのよ。とっても失礼じゃない?」   お客様...

木が教えてくれたこと | 2016.10.30 Sun 05:31

緑に囲まれるということ。

  すこし前に、あるひとを見送るため、ガタゴト電車に揺られて山のあるところへ行った。   駅前ではマルシェが開催されていたり、リュックを背負った山登りのひとたちがいたりして、わいわいにぎわっていた。   その中を真っ黒な喪服姿で抜けて行くのは、なんとも不思議な感じがした。   わたしのお父さんの、お兄さんの、息子さんのお嫁さんが、旅立ったのだ。 自分からすれば、いとこのお嫁さん、である。   駅から車ですこし行ったところに、たくさんのひとが...

Haru's mini blog | 2016.10.30 Sun 00:39

地球からの贈り物 vol.28

JUGEMテーマ:エッセイ   ジュエリーには様々な石が使われる。   最もよく知られているのがダイヤモンドだろう。 そして、サファイヤ、エメラルド、ルビーと続く。   これら4つの石は四大宝石と呼ばれ、「貴石」(きせき)に分類される。 貴石は、希少性や硬度(石の硬さ)を基準としている。   貴石の基準に当てはまらないすべての宝石を、 「半貴石」(はんきせき)と分類する。 アメシスト、トルマリン、ペリドット、シトリン、ターコイズなどがそれである。 &n...

木が教えてくれたこと | 2016.10.28 Fri 23:38

木を見て森を見ず vol.27

JUGEMテーマ:エッセイ   〜木を見て森を見ず〜 ということわざがある。これはどういう意味かというと、 「物事の一部分や細部に気を取られて、全体を見失うこと」(故事ことわざ辞典より) である。目の前にあるものだけに気をとられて、全体を見ていない状態のことだ。   このことわざは、どんなシーンにも当てはめることができるので、 知っていると人生がとても生きやすくなる、不思議な言葉なのだ。     ある店舗に、先輩とどうしてもうまくいかないと悩んでいる、...

木が教えてくれたこと | 2016.10.28 Fri 03:25

慕われる店長 vol.26

JUGEMテーマ:エッセイ   7人の店長の中に、部下からとても慕われている店長がいた。 元々彼女は数年前に、このブランドの店長をしていたのだが、 所属する運営会社が、別のブランドブティックをオープンさせる際に、 彼女をそちらの店長に抜擢したのだった。   そして数年のブランクを経て、 再びこちらのブランドの店長として復帰したのである。   スタッフたちは大喜びであった。 尊敬できる彼女の下でまた働けるということに。   彼女がどうしてそこまで部下...

木が教えてくれたこと | 2016.10.27 Thu 01:57

人の上に立つということ vol.25

JUGEMテーマ:エッセイ   私は7つの店舗に代わる代わる入店していた。 つまり7つの店舗の違いを、日々実感していたのである。   その7つの店舗には7人の店長が存在し、 7通りのやり方で店舗を運営していた。   人が人の上に立てば往々にして、下から不満を持たれる。 どんなに良い人が店長になったとしても、 やっぱり不満を持たれるものだと私は思う。   なぜなら人を導き、人を育てるためには、 言いにくいことも時には言わねばならない。 会社の都合を会...

木が教えてくれたこと | 2016.10.26 Wed 02:55

下に見る人

JUGEMテーマ:エッセイ    下に見る人 / 酒井順子(角川書店)    評価 ☆☆☆   人が集えば必ず生まれる序列に区別、そして差別。 自らの"人を下に見てしまう"感覚を吐露し、人間の心の闇に鋭く迫る。 なかなか書けないホンネを余すところなく露わにする異色のエッセイ!     (感想)   自分の父親がたいした人物でもないくせになぜか誰のことをも下に見ている人間なので、ついタイトルにひかれて読んでみました。   共感できる部...

隣り近所のココロ・読書編 | 2016.10.25 Tue 16:18

生きオバケ vol.24

JUGEMテーマ:エッセイ   私は世間一般で言えばいい大人だ。 どれくらいいい大人かというと、 バブル時代を謳歌し、全おごりでオカマバーを3件はしごして、 翌朝タクシー券を使って家まで帰る、くらいいい大人だ。   だからどんなにゆとり世代が打たれ弱く、 少し注意しただだけでビービー泣いたとても、私は我慢する。   どんなに分からんチンのお客様がやってきて、   「なんだ?このネックレス、たったの500万円か、安いなー、チッ!」   というセリフ...

木が教えてくれたこと | 2016.10.25 Tue 05:52

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