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巫女の血 vol.2

JUGEMテーマ:エッセイ   私の体には巫女の血が流れている。 母方の祖母の家系の血だ。   その家系では、男の子が生まれると宮司、 女の子が生まれると巫女になるのだった。   そのことを初めて知ったのは、 私が24歳の頃だったと思う。   数年ぶりに会った母親に、何の気なしに、 私に起こる不思議な出来事を話しているときに、 母親が唐突に言ったのだ。   「カオルには巫女の血が流れているからね、しょうがない。」   私は初めて知る自分の...

木が教えてくれたこと | 2016.11.09 Wed 01:56

プロローグ vol.1

JUGEMテーマ:エッセイ   この秋、私は遂に自分の人生に到着した! 長い年月をかけてようやく、自分の人生に、そして自分自身に追いついたのだ。 これからは本来の自分として、本来あるべき人生を歩んでいく。 ずっとずっとそうしたかったように、自分らしく、今を、これからを生きていく。   そしてそれは正確に言うと、私の人生でありながら、 もはや私だけの意志でもない、そんな感じだ。   この世に生まれてくるときに決断してきたことを、 ちゃんと実行できるように、 目...

木が教えてくれたこと | 2016.11.08 Tue 02:40

捕食するもの・されるもの・物を与えるもの・奪われるもの

JUGEMテーマ:エッセイ       人は、 捕食するもの・されるもの 物を与えるもの・奪われるもの のチャートに落とし込まれている気がしてならない。   思えばわたしは子供の頃から、 「捕食され、物を奪われる」という 最弱のポジションで生きてきた自覚がある。   幼稚園の頃、 「ブランコかして!」という 気の強い学友の要求を (今乗ったばかりだけど)と思いながら 聞き入れていた、わたしはそういう役回りなのだ。 常に。今も。ずっと。...

今日もわたしはかなしい | 2016.11.05 Sat 18:43

最終話 愛しきスタッフたちへ vol.34

JUGEMテーマ:エッセイ   セールストレーナーとして各店舗に入店していると、 若いスタッフたちから色々と相談を受けるのだった。   人間関係、恋愛、結婚、家族のこと、将来のこと・・・。   みんなそれぞれに一生懸命生きている姿が、 私にはなんだかとても微笑ましかった。 だから私はいつも精一杯、正直に、誠意をもって答えていた。   私なりに返す答えは、時に他の大人たちとは真逆のことも多く、 スタッフたちは時々困惑しているようだった。   た...

木が教えてくれたこと | 2016.11.05 Sat 03:11

会話バランス vol.33

JUGEMテーマ:エッセイ   この接客は販売まで至るだろうな。 この接客は途中でお客様が帰ってしまうだろうな。   スタッフたちの接客風景を見ていると、どちらになるかがすぐに分かる。   販売まで至る接客風景は、お客様の声がとにかくよく聞こえるのだ。 つまりお客様自身がお話をしている割合がとても多い。   逆に、販売まで至らない接客風景は、スタッフが一方的に話している。 お客様はただそれを、うん、うんと、つまらなさそうに聞いているのだ。   ...

木が教えてくれたこと | 2016.11.04 Fri 01:16

返報性の法則 Vol.32

JUGEMテーマ:エッセイ   高級品を接客販売するときに、   「いらっしゃいませ。何にしますか?」   「これください。」   「はい、分かりました。」   という流れはあり得ない。   なぜなら今まで何度も言ってきたように、 高級品は必需品ではないからだ。日常生活になくても全く問題ないのである。   そういうものをお客様にご購入して頂くということは、 売り手のこちら側にはそれ相応の覚悟と知識と誠意が必要なのだ。   ...

木が教えてくれたこと | 2016.11.03 Thu 04:56

承認欲求 vol.31

JUGEMテーマ:エッセイ   商品を最終消費者に販売することを小売業という。 1個10円のお饅頭を売っても、 1個10万円の指輪を売っても、業種は小売業である。   このご時世、モノを売るのは大変だ。 何かを購入するとき、これは本当に必要だろうかと、 人々は考えるようになった。私自身も考える。   「断捨離」的観点、「エコ」的観点、「経済」的観点、「哲学」的観点から、 モノを買うということを、ちゃんと考えるようになったのだ。 これはとても良いことだと思う。 &n...

木が教えてくれたこと | 2016.11.01 Tue 03:18

足音は物語る vol.30

JUGEMテーマ:エッセイ ツカツカ、ツカツカ、コッツン、コッツン・・・。   ツカツカ、ツカツカ、コッツン、コッツン・・・。   (今日もあのひとはご機嫌斜めなんだ。)   彼女の不機嫌は足音を聞けばすぐに分かる。   社歴が10年以上のベテランスタッフは、 機嫌が良い日と悪い日の落差が、驚くほど激しいのだった。 彼女と同じシフトで働くスタッフは、 毎日ビクビクで、彼女の顔色を窺うようになった。   機嫌が悪い日の彼女は、般若のような顔にな...

木が教えてくれたこと | 2016.10.31 Mon 00:43

優柔不断 vol.29

JUGEMテーマ:エッセイ   ある日、他のスタッフが接客中の女性のお客様が、   「ねえ、あなた、この子と代わってくれない?」   と私を呼びつけたのだった。問題発生だ。 私がすぐに駆け付けると、お客様はかなりご立腹の様子だった。   お客様は60代前半くらいで、洗練されたお召し物で全身を固めていた。   「さっきからこの子に、どっちが似合う?って聞いてるのに、 ニコニコ笑ってるだけで何も答えないのよ。とっても失礼じゃない?」   お客様...

木が教えてくれたこと | 2016.10.30 Sun 05:31

緑に囲まれるということ。

  すこし前に、あるひとを見送るため、ガタゴト電車に揺られて山のあるところへ行った。   駅前ではマルシェが開催されていたり、リュックを背負った山登りのひとたちがいたりして、わいわいにぎわっていた。   その中を真っ黒な喪服姿で抜けて行くのは、なんとも不思議な感じがした。   わたしのお父さんの、お兄さんの、息子さんのお嫁さんが、旅立ったのだ。 自分からすれば、いとこのお嫁さん、である。   駅から車ですこし行ったところに、たくさんのひとが...

Haru's mini blog | 2016.10.30 Sun 00:39

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