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社会科の教師は、世界史・日本史・地理・政治経済・倫理・現代社会を教えることができる。教師には2つのタイプがある。一つは、世界史とか日本史だけを担当し続ける先生。もう一つは、何にでも手を出す先生。私は後者である。大学は史学科の東洋史専攻なので教員採用試験は世界史で合格した。本籍地は世界史である。 最初の勤務校には、世界史が開講されていなかったので日本史を担当。二つ目の学校でも、日本史を担当していたが、政治経済の専門家が転出した機会をとらえて政治経済に転進、三つ目の学校では日本史と政...
受験生のための探究学習講座 | 2018.01.08 Mon 18:01
2017年3月、マナビーのサイトが閉鎖された。マナビーは「日本の大学受験における地理的・経済的格差」(2012年 - 2013年5月)、「日本の受験における地理的・経済的格差」(2013年6月 - 2014年5月)、「日本の教育における機会格差」(2014年5月以降)を解決する課題と定めて活動してきたサイトで、一時はメディアでも大きく取り上げられた時期がある。 マナビーの経験は、私たちにとって学ぶことの多い先行事例になっている。「予備校なんてぶっ潰そうぜ」はマナビーを設立した東大生がマナビー立ち上げの体験を記録した書...
受験生のための探究学習講座 | 2018.01.08 Mon 16:58
N予備校は一ヶ月1000円で全教科のビデオが視聴できます。リアルの授業を配信して、アーカイブとしても再生できる仕組みのようです。体験版で見ました。有名予備校の授業の様子がよくわかります。授業は上手いです。高校で行われている一斉型授業の平均値を大きく上回っています。 スタディサプリが一ヶ月980円。 の授業の相場は、このあたりに落ち着きそうです。録画可能・録音可能・複写可能なもののコピーはフリーになるという法則どおりです。少品種多量生産の典型ですね。 価値がある...
受験生のための探究学習講座 | 2018.01.08 Mon 16:48
日本史と世界史をごちゃまぜにして歴史総合のテストの試作品を作ってみたので公開します。日本学術会議が提案している「歴史総合」とは直接の関係はありません。 ?〜?は、世界史Aの教科書からの出題です。 自画自賛ですが、このテスト、筋は良いと思っています。特に、最後の二問(?・?)はチューニングすれば、どこまでも水準をあげることのできる素材です。例えば「人口拡大期の後にあらわれる人口静止期に日本独自の文化が生まれきた。では、人口減少期の後の人口静止期に第...
受験生のための探究学習講座 | 2018.01.08 Mon 16:12
1960年代後半、造船ブームに沸く相生から龍野高校に通った。龍野は眠ったような町で、何もない城跡に小さな図書館があった。今、龍野城は再建され、観光客が町なかを歩いている。2月発行の「はりま読本」を見ると、忠臣蔵の赤穂・小京都の龍野と続き、相生は出てこない。相生の現状を象徴しているようだ。 成長の時代は終わりを告げ、人々はアイデンティティを求めて歴史を振り返る時代になった。城下町ブームはその典型である。が、相生には城がない。でも、ものは考えようで、城があると思考は城下町で停止してしまう。...
受験生のための探究学習講座 | 2018.01.08 Mon 12:15
子どもの頃、七月になると一六夜店がにぎわった。綿あめ・アイスクリームのような食べ物・飲み物も楽しみであったが、人気は松田の魚屋の鉄砲による水玉落としと吉村の花屋のだるま落としである。成功するとくじ引き券がもらえ、それでくじを引く。券を手に入れるまでの技術とくじ引きのギャンブル性が上手く調和している優れものの遊びだった。 見ているだけでも面白いし、たくさんの観客がいるから撃ったり投げたりする方も力が入るというものだ。金魚すくいも技術が必要であった。カミソリで紙の輪を切る紙切りは、お...
受験生のための探究学習講座 | 2018.01.08 Mon 12:09
夏に雨が降ると、旭小学校からの帰り道には楽しみがあった。南本町と東本町の間を流れる小川でフナをとるのである。フナは上流のスイゲンチという池から流れてくる。今、池は住宅地に変わり、小川は暗渠になってしまった。 社宅の北、子供たちが幽霊山と呼んで遊び場にしていた小山にコンクリートでできた直方体の構造物があった。私たちは「機関砲の陣地」と噂していた。本当は、トーチカは磯際山にあり、幽霊山にあったのは水道の貯水槽である。水源地から中央小学校の山を経て幽霊山の浄水施設に水が流れ、山頂の貯水...
受験生のための探究学習講座 | 2018.01.08 Mon 09:47
夏休み、歴史好きの高校生を案内して一日、歴史文化コースの大学生のフィールドワークで一泊二日、相生市内を案内してまわった。学生さんは授業、私たちはツーリズムのガイドのシミレーションである。 ツーリズムは単なる観光ではなく、学びながら地域を歩いて理解を深める。高校生や大学生がどれくらいの知識を持っているのか?何に興味を示すのか?大学の先生が何に注目するのか?私たちは興味津々であった。 下土井城を背景に「矢野荘ではこの畔を境にして下地中分しました」と説明。教科書に下地中分と...
受験生のための探究学習講座 | 2018.01.08 Mon 09:41
小学生の頃、毎年、お盆になると田舎へ墓参りに行った。昭和三十年代のことで、墓地には真新しい兵隊さんのお墓が並んでいた。当時の私は兵隊さんの階級に興味があった。 あれから半世紀が経ち、真新しかったお墓も周囲になじんできた。幼かったときには見逃していたが、お墓には戦死した年月日と場所が刻まれている。昭和十九年後半から二十年にかけてが大半で、戦没地はフィリピンが多い。昭和十九年、姫路第十師団が満州からルソン島に移り壊滅したためである。 昭和十九年六月のマリアナ沖海戦に敗北し...
受験生のための探究学習講座 | 2018.01.08 Mon 09:19
子供の頃、師走は一年で最もワクワクする月であった。ジングルベルが流れ、パン屋にケーキが並ぶ。福引きが始まり、景品の凧(たこ)をもって山に登る。 大晦日は人で溢れ、紅白が始まる頃に大掃除が始まる。年越しそばの出前が来て、子供たちはうどんを食べ、行く年来る年の鐘の音を聞きながら眠りにつく。翌日から商店街は長いお休み。おもちゃ屋さんだけが店を開いていた。それがお正月の原風景。 七十年代もそんな感じで、正月といえば酒と麻雀に耽(ふけ)っていた。様子が変わり始めたのは、八十年台に入...
受験生のための探究学習講座 | 2018.01.08 Mon 09:01
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