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70年代・80年代のSOULミュージックやファンクなどについて。
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Grover Washington Jr./Inner City Blues

  クリスタルのブラザーたち   先にモテ音楽の最高峰として紹介した、『クリスタルの恋人たち』のグローヴァー・ワシントンJr.のデビュー作は1971年、ニューソウルの時代に。 新しいブラック・ミュージック、またフュージョンの先駆けとなる『インナー・シティ・ブルース』はボブ・ジェームス、アイアート・モレイラ、リチャード・ティーら、後のフュージョン時代を代表するミュージシャンが参加して録音されている。 タイトルはもちろんマーヴィン・ゲイのナムバー。(グロヴァはジョン・ハモン...

リョウイヌカミのミュージック・トリップ・アドバイザー | 2014.12.26 Fri 15:47

Dr John  / In The Right Place

ボンボヤージ・・ 豪華客船りんごを立ち上げた僕らは七つの海の波をぐぐり、アマゾン経由で 1973年のニューオリンズへ旅をした。ブルーズの根源を求めてアメリカの南を目指し、辿り着いたのだった。 ニューオリンズのドクター・ジョンの不思議な音楽に出会った。 楽しげで怪しげで、なんといういかした不思議なファンクだろうか。 カリブやアフリカの音楽性や宗教性が混じったのだろうか、アフロ・アメリカの音楽が摩訶不思議なものに発展しているように聴こえる。 「Right place, wrong time 」はフリー...

リョウイヌカミのミュージック・トリップ・アドバイザー | 2014.12.15 Mon 13:29

V.A / late night tales jamiroquai

正月の料理   いよいよ師走。各家庭でも正月イベントのマスト・アイテム、「クワイ」の準備が進んでいることだろう。 ターンテイブルのほうでも正月前後はジャミロクワイが欠かせない。 さてジャミロクワイのネタ楽曲をクワイのJK自ら選曲しコンパイルしたミックスCD は過去にいくつかあったが、その中でも各界様々なアーティスト様に選曲してもらうミックスCDシリーズ『Late Night Tales』の クワイ編が、なかなか興味深く聴きものだ。 収録曲をわざわざ紹介するとアーリー・ディスコか...

リョウイヌカミのミュージック・トリップ・アドバイザー | 2014.12.11 Thu 14:13

Original Love/Free Soul Original Love 90s

ベスト 「フリーソウル」 2014   曇りの日曜日の、早く起きた昼には毎週一枚おすすめの「フリーソウル」を紹介してきた。 今年も多くの新しいフリーソウル作品はコンパイルされ発表されたが、2014年最高のフリーソウル大賞は11月発売の「Free Soul Original Love 90s」の衝撃で決まりだろう。日本のフリーソウル的美音楽の代名詞、オリジナル・ラブでもってフリーソウルする、というのもついに来たかという感触なのだけどもうひとつ、テーマは90’S、というのがヴィシヴィシ刺さる。90...

リョウイヌカミのミュージック・トリップ・アドバイザー | 2014.12.07 Sun 13:15

伊集院 幸希 / 月曜日と金曜日

ヴィンテージ・ソウルのきらめきを 伊集院 幸希さんの『月曜日と金曜日』(2014年4月)のCDパッケージにクラめいた。ヴィンテージ・ソウル臭が凄まじいデザイン。 アナログ愛に満ちていて、小生も思わずヴィンヴィン来てしまって手に取ったクチだ。レトロに狙ったジャケというものはたいがいはジャケのポーズのみでサウンドは安かったりするものだが、これはまんまサウンドから精神性から70’Sソウルのレコードのようで美しい。 ドープなビーツにエレピ、擦り切れたレコードの中に在るようなス...

リョウイヌカミのミュージック・トリップ・アドバイザー | 2014.12.03 Wed 14:36

Bobby Glen / Shout It Out

ハートに火もつける   今朝のソウル・ミュージックはジェイ・Zの『The Blueprint』を。サンプリング・ヒップホップのド・ヒット作だ。様々なソウル音楽の歴史が、歌声が、ビートがフィーチャリングがごとく登場する。やたらとキャッチーな「Izzo (H.O.V.A.)」でのまさかのジャクソン5使いが歴史に名高い。また「Takeover」でのドアーズ・モロ使いも同様だろう。ジム・モリソンのシャウトにオルガン、ドアーズの狂気のクールネスがZさんのこれもんのストリート・ライフに似合うという衝撃のコーディネイト。 ...

リョウイヌカミのミュージック・トリップ・アドバイザー | 2014.11.30 Sun 13:57

The Menahan Street Band / Make the Road by Walking

The Menahan Street Bandはとてつもなくフレッシュだ。 The Menahan Street Band・・とはJay-Zが超名曲「Roc Boys (And the Winner Is)….で使用した際に目にした名前だが、いなたいホーンを推してくるのが印象的なトラックだったゆえ、The Menahan Street Bandという知らぬ名前は当初そこらのブラスバンドか何かと勘違いしていたがとてつもなくフレッシュな2000年代のヴィンテージ・ファンク・バンドだったのだった。 現行ファンクといっても北欧などで流行の現行ディープ・ファンクのバンドたち...

リョウイヌカミのミュージック・トリップ・アドバイザー | 2014.11.29 Sat 14:05

Kellee Patterson/Maiden Voyage

相模湾に捧ぐ   2012年のブラック・ジャズ鬼復刻シリーズから。ブラック・ジャズ・レーベルの作品で唯一の女性ボーカリストの作品。ミス・アメリカの審査員賞受賞という美人ボーカリスト、ケリー・パターソンのデビュー作。彼女の作品はいわゆるレア・グルーヴものとして多くが再発掘されている。 それにつけてもハービー・ハンコック「処女航海」の歌ものジャズ・ファンク・カバーが特筆もの。あなたがもし、この曲のカバー・ヴァージョンを集めている通称ボイジャーならばこの...

リョウイヌカミのミュージック・トリップ・アドバイザー | 2014.11.28 Fri 13:55

Sly & The Family Stone / Small Talk

ニューイヤー・パーリーを盛り上げるマストアイテム   依然マイ・ブームがリバイバル中のジャミロクワイ。ファンクな生演奏と守りすぎず攻めすぎずコンパクトに粋なコードを挿入してくるところが今さらながら何度聴いても面白い。KYOTO JAZZ MASSIVEに並んで、90年代クラブ世代による70年代ジャズ・ファンク表現の頂点だろう。 この季節、ジャミロクワイと聞いて思い出すのが「くわい」ではないだろうか。 正月料理には欠かせないとされる謎の野菜だ。芋のようでいて球根のようでもある。このナ...

リョウイヌカミのミュージック・トリップ・アドバイザー | 2014.11.26 Wed 13:43

V.A/ BLACK FINGER 〜 QUEEN NEVER DIES

  BLACK FINGER 〜 QUEEN NEVER DIES(2012年) KYOTO JAZZ MASSIVEの沖野修也が監督、主演、選曲を想定した架空の映画のサントラ盤・・といういかした設定でこのジャケ。ブラックなムービーのセンスが好きな方にはゆだれものだろう。まさにコンセプトにドンズバのシリーズだ。このジャケの、デジパック仕様のサイズ感にもしびれる。ジャケは伝説のブラック・ムービー系をしのばせるが、とはいえそこは未来世紀らしく流麗でスムーズなハウス・トラックやUKソウルを配して未来都市流の喧噪のトリップを...

リョウイヌカミのミュージック・トリップ・アドバイザー | 2014.11.25 Tue 17:29

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