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ジャズ・ファンク・リバイバル・リバイバル? ライブ盤はどうも苦手だ。がちゃがちゃ歓声がうるさいのがいけない。 僕はいくつかの例外的超名盤をのぞいてはライブ盤が聴かないが、これぞまさに『ナイトクラブの奥村チヨ』に並ぶ歴史的名盤だ。むしろ現代人にはジャズファンク・リバイバルの折に、またはヒップホップ文化からの神的再評価で知られているジャケだろう。 ビリー・ウッテンはグラント・グリーンと活動を共にしたヴィブラフォン奏者。 グラント・グリーンで一...
リョウイヌカミのミュージック・トリップ・アドバイザー | 2014.11.13 Thu 21:12
ジャズ・ファンク・リバイバル・リバイバル 現代ポップスにおけるベーシストのパイオニーア、チャック・レイニーの初ソロ・アルバムは未来を告げるフュージョン・アルバムのさきがけだった。 1969年に録音されたスカイ・レーベル作品。 それまで脚光を浴びることのなかった裏方のスタジオ・ミュージシャンを集めて作られたこの作品にはバーナード・パーディ、リチャード・ティー、コーネル・デュプリーなど後のクロスオーバー/ジャズ・ファンクのブームの中心となるミュージシャン...
リョウイヌカミのミュージック・トリップ・アドバイザー | 2014.11.12 Wed 13:10
早く起きた午後に 安定した低気圧の日が好きだ。 冬のはじまりの予感を告げるような曇り空。雲は厚いのか薄いのか全体的に広がり、昼でも薄暗い。空気は乾燥しているようで湿っていて霧雨のような細かい雨が降っているようで、降っていない。メロウなどんより雲のフィルターを通した静かな閉塞した空気感が、なんともいい。 それは70年代後半のソウルやサントラのレコードのサウンドにも似ている。ヒップホップのネタとしても大いに使用される、デッドなキックとスネア。落ち葉を踏み歩く深秋のヴ...
リョウイヌカミのミュージック・トリップ・アドバイザー | 2014.11.09 Sun 13:54
夕立ちメロウネス Ramsey Lewis / solar wind(1974) ラムゼイ・ルイスは60年代の音源からしてクラブジャズの殿堂に数えられる、夜の大人の為のエレガントなソウル・ジャズ・アーティストだ。洒脱でありながら黒いソウル魂が静かに沸き立つようなピアノ・プレイにしびれる。 そんなラムゼイが70年代にきめたアーリー・フュージョン・クラシックなジャズ・ファンクは極上のメロメロメロウだ。ローズ・ピアノとシンセでキメる「Summer Breeze」ときたらあまりのクール・メロウ...
リョウイヌカミのミュージック・トリップ・アドバイザー | 2014.11.08 Sat 15:21
2014年を振り返る。 今年の名作映像DVD作品から。9月DVD化された映画、『徳川埋蔵金伝説 大発掘プロジェクト2014 』は久々に行き詰まるような興奮をくれるドキュメンタリイだった。例のかごめの唄の都市伝説、日光東照宮、六芒星・・あの終わりなき夢を追いかけるロマン。そしてついにその秘密を撮影してしまったスタッフ、「そ、そこは映すな〜!」と騒然とする緊迫した場面も。日本のいにしえの歴史ロマンの芳醇さに触れることが出来る心の夢冒険、まさにそれが埋蔵金伝説だ。 ...
リョウイヌカミのミュージック・トリップ・アドバイザー | 2014.11.07 Fri 12:39
ブラック獄門島 これはすごい。完全にアレだ。70’Sジャズファンクをディグる過程で拝聴したこのセカンド(1976年)。 現代の日本人にはワンネス・オブ・ジュジュのスピリチュアル・ジャズの精神性を理解・共感することなど出来ないだろうと思い避けてきたが、『70年代の日本のサスペンス・ドラマの劇伴に似ている』と思うと我々の心にもグシグシ刺さってくる。 100%間違った解釈ではあるが現代の自分にあった用途で独自に楽しむ・・そもそもクラブ・フィールドでの再評...
リョウイヌカミのミュージック・トリップ・アドバイザー | 2014.11.03 Mon 13:13
日曜フリーソウル:Free Soul. The Treasure Of Tabu 2014年9月10日発売のフリーソウル新章『Free Soul. The Treasure Of Tabu』では 80年代に一世風靡したアーバンなソウルのレーベル、タブーをめぐる。 ビル・ウィザースら、70年代SOULの奇跡を生んだサセックス・レーベルのクラレンス・エイヴァントが新たに設立したのがタブーだ。 前半はメロウな、AOR風味の生アーバン・ソウルでサウダーヂなブリージンをサンセット・クルージン。後半に進むにつれ夕闇、そして夜の漆黒...
リョウイヌカミのミュージック・トリップ・アドバイザー | 2014.11.02 Sun 11:52
警視K伝説1 無気力な大人にしらけ世代の若者たちよ。危険ドラッグなんてやってる場合じゃない。純度100%のブツを胸いっぱいに吸い込んでほしい。 最高のブツとはドラマ「警視K」。これこそ70年代テレビドラマ映像芸術におけるキレキレの臨界点であったと思う。DVDで検証できる今こそが時代が勝新に追いつく機会だ。 やはり何度も見返してわかったがテレビ放送の次元軸で時代が追いつける代物ではない。 「警視K」は勝新総指揮で作られた刑事ドラマで極限までリ...
リョウイヌカミのミュージック・トリップ・アドバイザー | 2014.10.28 Tue 01:15
自由への失踪 Go-Goシーンを代表するファンクバンドEUの、名前を省略する前のエクスペリエンス・アンリミテッドの1976年の作品。レアなレア・グルーヴの名盤だ。76年と比較的近代のわりに、ジャケの気味悪さの与える違和感もかなり高得点だ。演奏も楽曲も各曲それぞれなかなかに、いや究極に粒ぞろいの果実たちだ。ピースでフリーなメッセージ・ソングにジャズ・ファンクなサウンド。ドープなリズムの上に、クラヴィにオルガンにローズ、と美しいヴィンテージ・ソウル・サウンドが煌めく。 1...
リョウイヌカミのミュージック・トリップ・アドバイザー | 2014.10.25 Sat 14:31
はずみで抱いて 70’Sジャパニーズ・ソウル・クイーンこと、しばたはつみが恐ろしくかっこいい。パーカッションの効いたファンキー・ソウル・サウンド。そのソウル歌謡のあまりのクールネスになんじゃこりゃ状態でジーパン刑事してしまうのだ。 しばたはつみさんは子供時代より天才子供ジャズ・シンガーとして活躍し渡米後に再デビュー。本格的なソウル/ジャズ・テイストの歌唱を歌謡曲界に持ち込み1977年には「マイ・ラグジュアリー・ナイト」で大ブレイク、紅白歌合戦に出場...
リョウイヌカミのミュージック・トリップ・アドバイザー | 2014.10.24 Fri 12:32
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