[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]
日本人の気質とは切っても切れない「パリ症候群」。いろんな方がいろんなところでこの症候群について書いていて、一定の周期で人びとの話題に上るようです。カルチャーショックの一種。「流行の発信地」などといったイメージに憧れてパリで暮らし始めた外国人が、現地の習慣や文化などにうまく適応できずに精神的なバランスを崩し、鬱病に近い症状を訴える状態を指す精神医学用語である。(Wikipedia「パリ症候群」より)私がかの地を訪れたときも、想像以上に汚いとこだなとは思いました。ただ、自分の場合は、パリに対して「花の都」...
Continental Breakfast | 2011.06.19 Sun 18:23
最近何かと喧しいIMF(国際通貨基金)ですが、財政危機のアメリカや欧州を差し置いて、日本の財政再建のために消費税を15%まで段階的に引き上げる必要があると、「提言」してきました。消費税の引き上げ自体には決して反対ではないのですが、一連の報道のされ方に何ともいえない嫌悪感を抱いてしまいます。実は昨年もまったく同じ「提言」をしているIMF。今回は「震災復興のため」という尾ひれまでついて、もっともらしい報告書を作成しています。今回の提言もそうですが、マスメディアはなぜか報告書の中の「消費税引き上げ」の部分し...
Continental Breakfast | 2011.06.18 Sat 02:38
とても気になっていた映画です。やっと観ることができました。ソ連によるアフガニスタン侵攻以前の平和だったころから、Talibanによる恐怖政治の時代にかけて、日本ではほとんど馴染みのないアフガニスタンやパキスタンの様子を伝えてくれる、貴重な映画です。最近は、Barack Obama大統領が次の大統領選への布石として、政情不安や治安の悪化といったパキスタンのネガティブな報道キャンペーンを張っているようです。そういう「色のついた」報道をみていると、なかなかパキスタンやアフガニスタンによい印象が持てなくなってしまうので...
Continental Breakfast | 2011.06.16 Thu 22:47
クーリエ・ジャポンの中の人がwallに書いていたのを読んで知った、10日の「WIRED」創刊。「GQ JAPAN」の増刊号としての再出発のようです。巻末に、本家アメリカ版の編集長にして「フリー」や「ロングテール」の著者でもあるChris Anderson氏のインタビューを収録するなど、売る気満々な感じの「WIRED」ですが、クーリエ・ジャポンの中の人が「クーリエに強敵現る」と書いていたほど、個人的には惹かれませんでした。「WIRED」がテクノロジー主体の雑誌であるのに対して、クーリエ・ジャポンは政治、経済、文化により焦点を当てているた...
Continental Breakfast | 2011.06.13 Mon 23:19
(続き)マタイの福音書に書かれた、しもべに財産を預ける「タラント」についてのたとえ話。これはChristianたちに、与えられた才能を活かし切ることを示唆しただけではありませんでした。実はそれ以上に、現代アメリカの原理主義的な金融資本主義を「道徳的に」後押しする要因になってしまっています。主人から1タラント預かったしもべは、主人の強欲さを恐れ、預かったその財産を増やすことなくそのまま主人に返納しました。すると、主人は彼にこういったのです。悪いなまけ者のしもべだ。私が蒔かない所から刈り取り、散らさない所...
Continental Breakfast | 2011.06.12 Sun 20:57
CNNには、キリスト教をはじめ宗教を題材にした「Belief Blog」なるBlogがあります。先日そのBlogに、聖書からの引用とされる慣用句が、実際には聖書由来ではないことをネタにした「Actually, that's not in the Bible」という記事が掲載されました。Blogの内容は、多くの人が聖書からの引用と思っているGod helps those who help themselves.God works in mysterious ways.などの慣用句が、実は聖書にはない「phantom Bible passages」で、「Most people who profess a deep love of the Bible have never actually read the book」で...
Continental Breakfast | 2011.06.09 Thu 01:03
(続き)「アメリカ的な価値観」は、欧州の人びとの目にはどのように映っているのでしょうか。ジャーナリストのKarel van Wolferen氏はその著書「アメリカとともに沈みゆく自由世界」の中で、イラク戦争などに駆り立てられたアメリカをこんなふうに書いています。しかもこの信念にもとづく行動は、アメリカの威信を台無しにしたのみならず、100万以上の罪なき人々の命を奪い、戦争で利益を手にする人々を除いては、誰にとっても悪い結果を招いた。とりわけ冷戦後、食糧や気候変動、生態系の破壊といった世界が抱える諸問題に対処するた...
Continental Breakfast | 2011.06.07 Tue 22:52
「アメリカとともに沈みゆく自由世界」を読んでいます。ジャーナリストのKarel van Wolferen氏により昨年出版された本です。まだ読み始めたばかりですが、欧州からみたアメリカがどんなものかよくわかります。彼らのアメリカ観は日本のそれとはまったく違っているので、こうした本などから彼らのアメリカに対する姿勢、感情を知ることは、翻って日本のそれを考えるよい機会になりますね。本書によれば、アメリカのリーダーシップは、アメリカの政治哲学者Andrew Bacevichが「ワシントンの役人すべてが支持する基本的な想定」と称するも...
Continental Breakfast | 2011.06.07 Tue 19:55
4日の朝はクーリエ・ジャポンDE朝食会。今回もたくさんの方にご参加いただきました。みなさん、いつもありがとうございます。今回のクーリエ・ジャポンも読みどころ満載でしたね。その中で、朝食会にご参加いただいたみなさんが気になった記事として挙げていたのが、Courrier bisの中のWilliam Deresiewicz氏の講演録「リーダーシップの本質、それは"孤独"である」です。私も興味深い記事として読みましたが、この記事の中で、Deresiewicz氏はある学生が自虐的にいっていた言葉として、現代のリーダーは「優秀な羊」であると述べていま...
Continental Breakfast | 2011.06.05 Sun 16:34
日本では関心が低いために、相変わらずなかなか報道されないパレスチナのGaza stripですが、CNNによるとエジプト当局が28日、Gaza stripとエジプトの国境にあるRafahの検問所の封鎖を解除したそうです。Rafahの検問所はGaza stripが2007年6月にHamasに実効支配されて以来、通行規制が続いていた、と同じくCNNは伝えています。Husni Mubarak政権崩壊後、軍による暫定政権がこの検問所の開放を約束していたとも。Hamasももちろんこの封鎖解除を歓迎しています。親イスラエルのHusni Mubarak政権が崩壊した今、パレスチナとエジプトの結び...
Continental Breakfast | 2011.05.30 Mon 23:35
全305件中 161 - 170 件表示 (17/31 ページ)