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平成5年 「かつらぎ」主宰 最終句集 古書で購入した句集。 所持者の書き込みもよかった。 「かつらぎ」の会員だろうか。元句を隣に書いているものもあったので。 文法間違いや添削もしていて、よい添削もあった。著名な俳人の句でも違和感を感じることは大切。 明治生まれで平成4年まで生きておられたことは存じ上げず。「デジタル」「青色申告」といった言葉も使っているのには驚き。最後までいきいきとした句を詠まれたことがわかる。 ...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.04.23 Thu 18:52
昭和49年 「狩」主宰 第3句集 束抱く芦刈女夜は抱かれむ 磯遊び野遊び一つ太陽に 柿挘いで半日を樹にゐたりけり 息白くしてキリストにものを言ふ 鶯の啼き誤ちてより啼かず 野遊びといへおほかたは海を見て 丹田にひびき入日の威銃 父遅く戻りて遅き鬼やらひ 十二羽が解かれ鵜匠も解かれたる 隙間風仏間の次の間も閉めよ じやんけんの石(ぐう)の...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.04.20 Mon 20:45
1995年 「濱」主宰 俳人協会会長 第?句集 よき夢の獏に食はれて明易し 白息を殺して詰める登窯 見賜へと月下美人を抱へ来る 巫子の手のひらひら流す紙雛 ころりんと胡麻斑海豹氷上に 林火忌や疎遠となりし友あまた 無月の窓しばしば開く山泊り JUGEMテーマ:俳句
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.04.16 Thu 20:06
昭和54年 「狩」主宰 第5句集 道ゆづりしは雪女かも知れず 恋の身をしなやかに階下りて猫 げんげたんぽぽ尾さばきのだるい牛 数片を附け銅像の花ごろも 箸袋出て花冷のなかの箸 われは詩を作り隣家は薔薇作り 空蝉のなほ苦しみを負ふかたち 油ぎるゆゑに憎まれ油虫 峯作り途中でやめて雲の峯 荒き刃のゆききあらはに氷挽く 夜は夜の甘さを加へ吊し柿 &...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.04.14 Tue 21:15
昭和47年 「狩」主宰 第2句集 子の頬杖父の手枕うまごやし 蜜豆を食べをる父も入れて貰ふ 卒業の帽子で叩き合ひ訣る 新緑に産んで乳房が甦る 父とわかりて子の呼べる秋の暮 籾均(なら)す老婆ひかりの中にゐて 解けば子のもの父の深懐手 巌で指ぬぐひ猟夫の昼餉済む 閂を挿し朧夜の口むすぶ 影を出て影を曳き出す油虫 毬の栗もらふ眼を強らせ ...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.04.14 Tue 20:55
昭和26年 「風花」主宰 第3句集 初富士にかくすべき身もなかりけり 春寒や出でては廣く門を掃き やわらかに金魚は網にさからひぬ 蜘蛛の囲の重なり軒の重なれる 緑蔭を一歩も出でずたのしめる 座を立ちし夏座布団に吹ける風 撫子も木賊の丈も秋に入る 月さしてまことに小さき庭造り クリスマスツリー地階へ運び入れ 泣く人の連れ去られゐし火事明り JUGEMテーマ:俳句
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.04.13 Mon 19:57
JUGEMテーマ:俳句 「寒風に 耐えて芽吹くは 姫林檎 龍泉」 まだ寒い2月末、田端小学校の裏庭に姫林檎の新芽が風に吹かれて揺れていた。あれからひと月が経ったら、小さい白い花が木にいっぱい咲いていた。春が来た。この道は早朝座禅会に行くために通る道で、季節ごとに咲く姫林檎、花梨、みかん、曼殊沙華(彼岸花)など、目を楽しませてくれる。 題記は毎年恒例の本部道場での「釈尊降誕会」懇親会の後に催された俳句会に応募した俳句だ。7人の方に評価をいただいた。 4/8 朝の新到者は4人、大学ワン...
座禅修行だより | 2026.04.11 Sat 09:29
昭和22年 「駒草」主宰 第1句集 煤の顔集めて物の置所 さらさらと拂ふや煤の日に狂ふ 煤掃きつゝも商へる小店かな 御入院のかな女さんを見舞うて 葉櫻にかな女が窓の開け放し 雪の中の明るさうれし月を待つ 母としてねぎこと多し初詣 風鈴をもらひしまゝに吊しけり よく泣いて足りし心や初芝居 人よれば驢馬うれしがる冬日哉 父が墓百里へだつる椿かな ...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.04.09 Thu 09:38
平成29年 「きたごち」同人 第1句集 なげやりに言葉飛び交ふ猛暑かな 六月や空青きまま日の没す 道行けば片頬あつき秋日かな 闇抜けて列に加はる初詣 ポストまで下る薄暑の長き坂 どんぶりで出す新米の試食会 大雨の句会に集ふ文化の日 自転車を白詰草の野に寝かす 葉隠れに先づ滝音の聞こえくる 仕事着のまま祓はるる四日かな 目の前を足垂らしゆく蜂一...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.04.06 Mon 19:55
昭和21年 「ホトトギス」同人 第1句集 思ひ切り身體倒して水を打つ 炎天に鼻を歪めて来りけり 湖がうかび上つてくる花野 蟷螂は斧ふりかぶり活人畫 犬がものを言つて来さうな日向ぼこ 手鞠つく顔付のふとおそろしく 本田あふひ女史逝く 春の日にかわきゆく土見つめつつ 印度には罌粟の花咲き牛は神 胴太く刀太けれ菊人形 姦しき浪花の人と遍路かな うつ...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.03.31 Tue 19:00
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