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俳句
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松崎鉄之介『句集 巴山夜雨』(梅里書房)より

  1995年 「濱」主宰 俳人協会会長 第?句集   よき夢の獏に食はれて明易し   白息を殺して詰める登窯   見賜へと月下美人を抱へ来る   巫子の手のひらひら流す紙雛   ころりんと胡麻斑海豹氷上に   林火忌や疎遠となりし友あまた   無月の窓しばしば開く山泊り   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.04.16 Thu 20:06

鷹羽狩行『句集 五行』(牧羊社)より

  昭和54年 「狩」主宰 第5句集   道ゆづりしは雪女かも知れず   恋の身をしなやかに階下りて猫   げんげたんぽぽ尾さばきのだるい牛   数片を附け銅像の花ごろも   箸袋出て花冷のなかの箸   われは詩を作り隣家は薔薇作り   空蝉のなほ苦しみを負ふかたち   油ぎるゆゑに憎まれ油虫   峯作り途中でやめて雲の峯   荒き刃のゆききあらはに氷挽く   夜は夜の甘さを加へ吊し柿 &...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.04.14 Tue 21:15

鷹羽狩行『句集 遠岸』(角川書店)より

  昭和47年 「狩」主宰 第2句集   子の頬杖父の手枕うまごやし   蜜豆を食べをる父も入れて貰ふ   卒業の帽子で叩き合ひ訣る   新緑に産んで乳房が甦る   父とわかりて子の呼べる秋の暮   籾均(なら)す老婆ひかりの中にゐて   解けば子のもの父の深懐手   巌で指ぬぐひ猟夫の昼餉済む   閂を挿し朧夜の口むすぶ   影を出て影を曳き出す油虫   毬の栗もらふ眼を強らせ   ...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.04.14 Tue 20:55

中村汀女『句集 都鳥』(書林 新甲鳥)より

  昭和26年 「風花」主宰 第3句集 初富士にかくすべき身もなかりけり 春寒や出でては廣く門を掃き やわらかに金魚は網にさからひぬ 蜘蛛の囲の重なり軒の重なれる 緑蔭を一歩も出でずたのしめる 座を立ちし夏座布団に吹ける風 撫子も木賊の丈も秋に入る 月さしてまことに小さき庭造り クリスマスツリー地階へ運び入れ 泣く人の連れ去られゐし火事明り   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.04.13 Mon 19:57

姫林檎の花

JUGEMテーマ:俳句 「寒風に 耐えて芽吹くは 姫林檎  龍泉」   まだ寒い2月末、田端小学校の裏庭に姫林檎の新芽が風に吹かれて揺れていた。あれからひと月が経ったら、小さい白い花が木にいっぱい咲いていた。春が来た。この道は早朝座禅会に行くために通る道で、季節ごとに咲く姫林檎、花梨、みかん、曼殊沙華(彼岸花)など、目を楽しませてくれる。 題記は毎年恒例の本部道場での「釈尊降誕会」懇親会の後に催された俳句会に応募した俳句だ。7人の方に評価をいただいた。 4/8 朝の新到者は4人、大学ワン...

座禅修行だより | 2026.04.11 Sat 09:29

阿部みどり女『句集 笹鳴』(河北新報社)より

  昭和22年 「駒草」主宰 第1句集   煤の顔集めて物の置所   さらさらと拂ふや煤の日に狂ふ   煤掃きつゝも商へる小店かな   御入院のかな女さんを見舞うて 葉櫻にかな女が窓の開け放し   雪の中の明るさうれし月を待つ   母としてねぎこと多し初詣   風鈴をもらひしまゝに吊しけり   よく泣いて足りし心や初芝居   人よれば驢馬うれしがる冬日哉   父が墓百里へだつる椿かな   ...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.04.09 Thu 09:38

小松温美『句集 雁の棹』(東京四季出版)

  平成29年 「きたごち」同人 第1句集   なげやりに言葉飛び交ふ猛暑かな   六月や空青きまま日の没す   道行けば片頬あつき秋日かな   闇抜けて列に加はる初詣   ポストまで下る薄暑の長き坂   どんぶりで出す新米の試食会   大雨の句会に集ふ文化の日   自転車を白詰草の野に寝かす   葉隠れに先づ滝音の聞こえくる   仕事着のまま祓はるる四日かな   目の前を足垂らしゆく蜂一...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.04.06 Mon 19:55

京極杞陽『句集 くくたち 上巻』(菁柿堂)より

  昭和21年 「ホトトギス」同人 第1句集   思ひ切り身體倒して水を打つ   炎天に鼻を歪めて来りけり   湖がうかび上つてくる花野   蟷螂は斧ふりかぶり活人畫   犬がものを言つて来さうな日向ぼこ   手鞠つく顔付のふとおそろしく   本田あふひ女史逝く 春の日にかわきゆく土見つめつつ   印度には罌粟の花咲き牛は神   胴太く刀太けれ菊人形   姦しき浪花の人と遍路かな   うつ...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.03.31 Tue 19:00

星野立子『句集 笹目』(七洋社)より

  昭和25年 「玉藻」主宰 第4句集   ストーブにかざしゐし手を髪にあげ   約束の多き一ト日よ冬日和   薄氷の上を流るゝ水少し   春寒やもの欲し欲しといふ女   吾(わ)も春の野に下り立てば紫に   春雨に濡るゝもまゝよ旅衣   防風のありと手招く人遠く   夜の秋や電話のベルを庭にきく   月涼し百萬の蟲遠のきて   とぢし本又開け讀むや夜の長き   風なぎて暫くありて降る落葉 ...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.03.29 Sun 20:46

第414回坐忘会 令和8年弥生句会

JUGEMテーマ:俳句 開催日:令和8年3月22日(日) 場 所:本部道場 剣道場会議室 参加者:12名  投句者:8名    今年度最後の会の後、参加者の皆さんで、今後の会の運営を新しくするための話し合いを行いました。16年弱務められた蕉山さんの会長職を翠玉さんに交代、その他、投句の方法など運営方法を更新することになりました。  最高得点者はまたまた“真澄さん”でした。  今回の兼題は「彼岸」「春霞」「卒業」「蜆」   ------各自の高得点句を紹介します。-----...

座禅修行だより | 2026.03.27 Fri 17:59

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