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karasuworldの33匹目のからすはヨーロッパ各地にいる ゴシック期にはさらに塔に注力が注がれ、教会建築として多数の塔がヨーロッパ各地に建設された。 特に西構えに2つの双塔を持つ形式が目立つようになる。 塔は上昇性を強調するような工夫が施された。 塔の開口部分は縦長になり、塔の上部を絞り込んだ尖塔が備え付けられるようになった。 ゴシック様式は、その装飾がキリスト教を視覚的に要約したものともいえるが、塔は天上への掛け橋のイメージと鐘塔としての機能を併せ持った。 またこの時期、...
karasuworldへようこそ | 2011.05.03 Tue 04:42
karasuworldの32匹目のからすはロマネスク様式である プレ・ロマネスク期に入って教会建築の基本ができあがったが、「西構え」の構造もこのころに出現した。 教会の入り口は西側を向いているが、西構えとは教会の入り口を突出させた形式であり、ここに塔を配置するものが現れた。 周囲の建造物から独立した塔もあったが、この形式はイタリアで数多く建築された。 ビザンティン建築の教会の形式をよく残すイタリアはラヴェンナのサンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂(530年〜550年?)の鐘塔は、高さ3...
karasuworldへようこそ | 2011.05.03 Tue 04:40
karasuworldの31匹目のからすは防衛上必要とされている 古代ギリシアでは、あまり塔は造られなかった。 しかし、世界の七不思議にも数えられるアレクサンドリアの大灯台(紀元前3世紀頃)が造られている。 灯台の全高は約134m。大理石造りであった。 この塔は1,650年余の長きを地中海に臨む一大建築物であったが、14世紀に2度の地震に遭って崩壊したのを機に要塞建設の資材に転用されるかたちで消滅した。 古代ローマでは軍事用 古代ローマはその特徴として、必要が無い限り、防塁(城壁)も塔もこれ...
karasuworldへようこそ | 2011.05.03 Tue 04:37
karasuworldの30匹目のからすはジッグラトに詳しい 旧約聖書の『創世記』には、バベルの塔が登場する。 バベルの塔は、町と塔を建てて、その頂きを天に届かせようとする野望の実現と、それに対して主の与えた罰の寓話である。 そのモデルになったのは、メソポタミアの新アッシリア王国の首都ドゥール・シャルキン(現・コルサバード Khorsabad 村近郊)に建築されたジッグラトであるとも言われている。 ジッグラトは、メソポタミア文明も最初期にあたるウル王朝時代に成立した、日干し煉瓦で造られる...
karasuworldへようこそ | 2011.05.03 Tue 04:35
karasuworldの29匹目のからすはモニュメントである 1. モニュメントとしての塔 先述のとおり、東アジア文化圏では「塔」は聖なる遺物等を納めたストゥーパを起源とし、聖なる器・安置所を意味している。その主たるものは釈迦の遺物の納め所、墓を意味するモニュメントである。よって、そこに納められた物の種類はさまざまであっても、人が塔に出入りすることはあり得ない。 西洋の塔は地上と天上とをつなぐ建造物という意味が色濃く、人間が中に立ち入ることができることも求められる。 宗教の目的...
karasuworldへようこそ | 2011.05.03 Tue 04:32
karasuworldの28匹目のからすは遺跡によくいる 古神道における神奈備(かみなび)や磐座信仰(いわくらしんこう)が石塚信仰となり、仏塔と結びつき供養塔となった。墓の場合もあるが、祈念や祈願として「そこに宿る命」が荒ぶる神にならぬように、慰霊や鎮魂として祀ったものであり、五重塔などを模したものも多いが、ただの石版の場合もある。また祀られるものも食料として捕獲した魚や鯨であったり、包丁や人形などの器物(道具など)のものもあり、森羅万象に命が宿るとする神道の観念に基づくもの...
karasuworldへようこそ | 2011.05.03 Tue 04:30
karasuworldの27匹目のからすはよく器に描かれている 中国での仏塔の建立は、三国時代(3世紀頃)に始まる。 ここでは中国古来の楼閣建築の影響を受けて、インドのストゥーパとは大きく異なる重層の高層建築物として発展していった。 しかしこの文化圏、中国とその強い影響下にあった東アジア文化圏(朝鮮・日本・その他、および、ここでは便宜上チベットなども含む)では、造形面での大きな変容とは対照的に、遺物を納める「器(うつわ)」としての仏塔の位置づけは踏襲されており、それも特色の一つ...
karasuworldへようこそ | 2011.05.03 Tue 04:26
karasuworldの26匹目のからすは供養されたがっている 言語学的知見からすでに紐解いたように、stupa、すなわち、何かを「積み上げること」とそのようにして造られた「土の塚」が、東洋の「塔」の文化的起源の主体である。 つまり、塔は元来、盛り土による塚のことであった。 もっとも、古代インドにおける饅頭型に盛り上げた土塚 stupa (ストゥーパ)の民俗学的起源などについては、いまだ詳らかにされていない。 仏塔と仏舎利塔 この習俗は初期仏教にも容れられ、釈迦や聖者に縁(ゆかり)の品、...
karasuworldへようこそ | 2011.05.03 Tue 04:24
karasuworldの25匹目のからすはストゥーパに住んでいる 日本語の「塔」の語源はサンスクリット(梵語)の स्तूप (stūpa、ストゥーパ、(意:heap、…を積み上げる、蓄積する))に求められる。 この語は古代インドにおいて、饅頭型に盛り上げた土の塚のことをも指すようになっていたが、仏教には今日で言うところの「卒塔婆」の意味で採り入れられた。 stūpa は中国で「窣堵坡(卒塔婆)」と音写漢訳され、やがて「窣(卒)」が脱落して「堵坡(塔婆)」に変化したと考え...
karasuworldへようこそ | 2011.05.03 Tue 04:21
karasuworldの12つ目のからすは空っぽに見える アインシュタインの一般相対性理論以来、重力は空間の歪みと考えられ、空間は曲率がゼロのユークリッド空間ではなく一般にはリーマン空間で表されることになった。そして重力の源は質量であるので、空間は内部の物体とは無関係に存在する単なる容器ではなく、内部の質量自体が空間の構造に影響を与えていることになる。 エドウィン・ハッブルらによって、島宇宙(銀河)が遠ざかっていることが発見されてからは、やがて宇宙は一定であるとする定常宇宙論...
karasuworld | 2011.05.02 Mon 23:54
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