[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]
TAG:#評・感想 ゴールスキー版「ドン・キホーテ」ほど恋の駆け引きが陽気に描かれる作品はないのではないでしょうか。キトリとバジルの登場直後のやり取りのみならず、バルセロナの広場の男性はこぞって女性にキスをしようとし、女性はそれを跳ね返します。 そんな洒落た男性の代表格がエスパーダ。12月5日マリインスキー・バレエ「ドン・キホーテ」で、最も強烈な印象を残したダンサーは、この役を演じたコンスタンチン・ズヴェレフです。1幕、マントを身体の前後にかけて振り回し背中をそらす名...
下降の旋律 | 2018.12.06 Thu 17:21
昨日はサークルB(大人バレエ)でした🌹 センターレッスンの最後に一気にバレエ感。 これがちゃんとバレエに見えるかどうかは、 いかにバーレッスンで色々を意識できてたか、 自分を自分で丁寧に動かせるか、 にかかってるわけです。 が、 頭ではわかっていても足運びだけでいっぱいいっぱい、 なんてことはほんとに大人バレエではあるあるなことも事実で。 音楽に合わせるほんの些細なタイミングまで、 雰囲気だけじゃない"ちゃんとバレエ&...
猫とクリスマス | 2018.12.06 Thu 11:19
TAG:#評・感想 勅使川原三郎は照明が見事な演出家だと思います。12月4日に東京芸術劇場にて鑑賞した「ロスト・イン・ダンス」は、暗い中に円が照らし描かれるところから始まりました。 しばらくすると光の円がふわっと消え、まるで平坦な舞台へと転換されたような気分になります。そうかと思うと、次には四角く照らし出され、そこはあたかも荻窪のカラス・アパラタスのような場所に。大掛かりな装置なしに、照明だけで舞台転換を雄弁に感じさせる手腕に脱帽します。 この作品は「ダ...
下降の旋律 | 2018.12.04 Tue 23:42
TAG:#評・感想 「マリインスキーのすべて」というタイトル通り、プリンシパルからコール・ド・バレエまでマリインスキー・バレエ団の総力を感じさせる公演でした。鑑賞日は12月3日。 第1部はフォーキンの「ショピニアーナ」。フィリップ・スチョーピンは足のラインが美しく、一方のエカテリーナ・オスモールキナは可憐で、かつアームスが柔らかく絶品です。 「眠れる森の美女」のオーロラか。いずれにせよ愛らしさが感じられるダンサー。 ロマンティック・バレエへのオマ...
下降の旋律 | 2018.12.04 Tue 16:15
TAG:#評・感想 新国立劇場中劇場にて行われた東京バレエ団による「20世紀の傑作バレエ?」は、いずれも特色のある傑作を上演し、20世紀バレエの多面性を示してくれました。私は12月2日に鑑賞。 本上演は、ジョン・ノイマイヤー振付「スプリング・アンド・フォール」から始まりました。使用曲はドヴォルザークの「弦楽セレナーデ ホ長調」。それ以外にはありえないと思うほど、澄明で美しい作品です。 途中、3〜4組の男女がそれぞれ別の組を気にすることなく、全く異なったパ・ド・ド...
下降の旋律 | 2018.12.03 Mon 16:43
TAG:#評・感想 解釈と表現言語の巧みさが際立つ作品です。 12月1日、東劇にて上映されている、イングリッシュ・ナショナル・バレエ団によるアクラム・カーン振付「ジゼル」IN CINEMAを見に行きました。 例えば、村人たちが十字を組み、中心を固定して回転する場面。古典の「ジゼル」では、十字の端にいるジゼルとアルブレヒトは、視線で村人たちの姿を縫って目を合わせます。 一方、カーン版では、カーン特有のうねりのある群舞による数の論理に圧倒されます...
下降の旋律 | 2018.12.02 Sun 17:47
TAG:#バレエ入門・見方/講演会・レクチャー チャイコフスキーの「くるみ割り人形」は、同作品を振付予定だったマリウス・プティパの指示書に沿って作られました。11月30日、新宿村スタジオにて行われたバレエカレッジ「バレエ音楽の魅力と秘密 《第3回》巨匠の確信と追求〜チャイコフスキー『くるみ割り人形』」では、台本にも似た指示書を参照しながら、バレエ指揮者・井田勝大氏の解説が行われました。 チャイコフスキーの音楽がまんべんなく聞ける新国立劇場の予告編。 なぜ副題は「巨匠...
下降の旋律 | 2018.12.01 Sat 15:06
TAG:#DVD・Blu-ray・VHS 「…お道化者のマキューシオの瀕死の場面は、他の版では、その性格づけのままに滑稽な行動をとり、ペーソスに満ちていることが多いが、クランコのもとでは、滑稽さは一切なく、もっぱら早逝の無念さや喪失の悲しみに満たされている」 2015年シュツットガルト・バレエ団来日公演のパンフレットで読んで以来、忘れられない村山久美子氏の評論です。クランコ版「ロミオとジュリエット」ではマキューシオの死の他でも、必要以上の性格・感情付けは行わず、自然な表現と...
下降の旋律 | 2018.11.30 Fri 12:40
TAG:#評・感想 同じ役柄であっても、ダンサーごとに、また同じのダンサーでも年齢を重ねるごとに解釈は異なっていきます。それぞれに面白さを感じるものですが、時たま、私の理想像のストライクゾーンに入ってくるダンサーがいて、そのような作品を見ると熱狂してしまうことがあります。 近年、私の心臓のど真ん中を射てきたのが、エドウィン・レヴァツォフによるノイマイヤー振付「椿姫」のアルマンです。 View this post on Instagram ...
下降の旋律 | 2018.11.28 Wed 11:25
window.dataLayer = window.dataLayer || []; function gtag(){dataLayer.push(arguments);} gtag('js', new Date()); gtag('config', 'UA-129794014-1'); TAG:#バレエ入門・見方/講演会・レクチャー 私が上京して初めて見た公演が2012年の世界バレエフェスティバルでした。 当時、実家にあったDVDはほぼ古典作品。ノイマイヤーは「椿姫」しか分からないし、DVDが出ていなかったクランコ作品は「オネーギン」すら見たことなし。プログラムには聞いたこともないベジ...
下降の旋律 | 2018.11.26 Mon 20:28
全1000件中 111 - 120 件表示 (12/100 ページ)