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好みの問題〜BL読書〜 | 2012.01.09 Mon 18:16
久しぶりのアンソロジーはミステリです。 短編のミステリって、テンポとかがすき。 好きな作家の名前があるとうれしいし。 あと、読んだことない作家さんもこういうとこで出会うんよね。 この中に入っている伊坂幸太郎の『バンク』。 これ、何度か読んでるはずなのに、やっぱりおもしろい。 ていうか、コレ、好き。 弊店直後の銀行に滑り込んだ学生が、銀行強盗の人質にされるって話。 ここで陽気なギャングたちが出会うんですね。 あのギャングたちの楽しいお話の、エピソードゼロ。 この前たまたまDVDでみた『ゴールデ...
読書三昧 | 2011.11.30 Wed 23:59
雪平夏見シリーズは、どちらかというと小説の方が好きかもしれない。 篠原涼子の雪平は、それはそれでいいキャラクターだと思うけど、 小説を読んでアタシがイメージする彼女は、若干違うのね。 雪平は銃弾を受け、後遺症により左手が動かなくなっている。 そしてもちろん配属先も移動となり、もう刑事、雪平ではなくなっている。 ……はずだったのに。 配属先の上司はおっとりとしたとてもイイ人。 上司に誘われて同僚の女性たちとともに自宅パーティに参加。 上司とその妻と同僚とで楽しいひと時を過ごしながら、 少し前...
読書三昧 | 2011.11.07 Mon 13:00
久しぶりに辻村さんの小説を読んでみたけど、 アタシが持っている作者の印象とはちょっと違う感じ。 なんとなく鬱屈とした印象が強くて、読後に爽快感はない。 イメチェン??なのかな? 田舎の小さな町のムラ意識。 良くも悪くも狭い世間。 この閉塞感はアタシよく分かる気がする。 ムラの人たちはちっとも悪気はないんだろうけど、 いたたまれないほどの居心地の悪さを感じたりして。 そんなムラに暮らす高校生の広海。 彼の父親はその小さな村の首長。 冷静で温厚で理解ある父親のことを、 息子なりにいい首長だと...
読書三昧 | 2011.10.07 Fri 21:09
JUGEMテーマ:推理小説・ミステリー 【中古】afb/名探偵浅見光彦のニッポン不思議紀行 本文抜粋 『じつは修善寺では千社札はお断りで、手水所の建物にだけ許されていることを、センセは知らずに書いた。』 (P.22より) 実は浅見さんも内田先生も、とてもオチャメな方なんだなってのが、本を読んでいて伝わってきました。 浅見さんによる“センセ”呼びとか、内田先生の意地っ張りなところとか。 これ一冊で、日本中の名所を知った気になってしまいます(*^^)v 私の地元も、この本の中でちょっぴり紹介されちゃってます(...
beautiful life | 2011.10.04 Tue 14:23
25周年記念の3部作というののこれが最終版かな。 25年も作家やってんですね。すごいですね。 この3部作、最初の『麒麟の翼』は加賀恭一郎、 次の『真夏の方程式』は湯川学と シリーズモノの主人公が出てきているが、 この3作目は違って、若い刑事が登場。 都内で起きている連続殺人事件。 次の事件が起きる場所が推理された。 それは都内の高級ホテル。 このことから刑事がホテルに従業員として潜入操作をする。 この作戦で、ホテルのフロントに配置された新田。 そこで彼の上司となるのは山岸。 彼女はとても優秀な...
読書三昧 | 2011.09.24 Sat 22:36
ずいぶんと前から読もうと思って積んだままになっていた小説。 なんか面白そうなタイトル。 装丁はあんまり好みじゃないんだけど。 そのうえ、いつもアタシの好みに割と近いところにある本屋大賞にもノミネートされてたらしいし。 というようなことで、ようやく読む番が回ってきた。 で、感想はといえば、正直言って肩透かし。 なんだろう。そんなにハードル高くしていたわけでもないんだけど。 なんていうのかしら。 全体的に薄っぺらな印象が強い。 まぁ、この作家は実際知らないので、もともとこういう作風なんだろう...
読書三昧 | 2011.09.13 Tue 23:56
今回は報道フロアが舞台。 人気報道番組で取り上げるニュースと、 今まさに判明していく事件の概要。 興味深く読みました。 ただ、この小説のメインキャストはフリー扱いの記者。 腕は確かにすごいが、組織の中での協調性とかは皆無。 まったくのマイペースで仕事を進めていき、 仕事が済んだらふらりと飲み歩く。 というふうに、ちょっとアウトローで非常に魅力的なはずなのに、 彼のキャラクターがいまひとつパッとしない。 そこだけがちょっと残念に感じた一冊。 JUGEMテーマ:読書JUGEMテーマ:最近読んだ本JUGEM...
読書三昧 | 2011.09.02 Fri 12:36
私が夢中になった、ジェレミー・ブレッドの「シャーロックホームズの冒険」の中で、とても好きな作品が「青い紅玉」。邦題そのものが「青い紅い玉」と矛盾しているのはご愛嬌として、登場人物の多くが心優しき人たちで構成されているところが気に入ってます。 特に良かったのが、物語の中盤で、ワトソンが「もう寒いから明日にしよう」と泣き言を言っているのに、最後の局面では食事を取るところで濡れ衣を着せられた容疑者を助けに警察へ向かおうとホームズを説得するところは、「いいとこあるじゃん、ワトソン君!」と心が温まり...
売れっ子プロ作家 松本肇 のブログ | 2011.07.08 Fri 00:09
関西最大の都市・浪速で新型インフルエンザ「キャメル」が 発生した。 経済封鎖による壊滅的打撃、やがて仄見える巨大な 陰謀。 ナニワの風雲児・村雨府知事は、危機を打開できるのか? 村雨が目論む、この国を破滅から救うための秘策とは――。 近未来を透視するメディカル・サスペンス! なんかオモシロそう。 ということで、久しぶりの海堂サンの新作を読んでみた。 もちろんベースは医療関係。 それに警察や検察、そして省庁と官僚、そして地方自治体が絡む。 いつもよりも、医療外部の登場が多いのかな。 キーマ...
読書三昧 | 2011.05.26 Thu 15:00
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