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サンキュー・スモーキング(2006)

 25年吸い続けたタバコは止めてしまったが、それでも個人的には一つの文化としてタバコあるいは喫煙者という生き方は在って良いと思っている。むしろこの文化を黒歴史のように塗りつぶそうとする体制には懐疑的である。  科学的な根拠はまったくないが、タバコがなくなったとしてもそれが原因とされる病死は全く減りもしなければなくなることもないだろうと断言できる。これはあくまでも直感なので理由を答えることはできないが。ようするに人間は明らかにできない死の因子の一つとして、煙たくて臭いタバコをスケープゴートにした...

東 京 都 オ タ 区 | 2011.09.23 Fri 22:11

Mr.ビーン(1990)

 今さらながらという感じで初めて観た。  映画ではなくTVシリーズの1巻目である。面白かったが、ずっと続けて何本も観たいとまでは思わなかった。なぜなら、このテイストは昔、飽きるほど観た記憶があるものだったから。  一番分かりやすい例えで言うと、ドリフのショートコントである。もちろんメインキャストはMr.ビーン一人だけだが、ドリフのコントでもほとんどの場合、主役をやる人以外はエキストラに徹しているので、似たようなものだと思う。ただし、Mr.ビーンでは毎回愛車のミニが活躍するため、オープニングとエンディン...

東 京 都 オ タ 区 | 2011.09.20 Tue 00:27

今日も僕は殺される(2007)

「デビルマン」のようなダークヒーロー物と表現したレビューが非常に的を得ていた。それもどちらかと言うと原作ではなくTVアニメの方(原作では人間の主人公が悪魔の身体を乗っ取る/アニメでは悪魔が人間の身体を乗っ取って改心する)。  しかし内容的に考えて、このシナリオを書いた人は日本の漫画・アニメの「デビルマン」をパクったわけではないだろう。もしも意識して作ったのだとしたら、むしろ脚色が上手すぎるくらいだ。  とは言え作品自体はあくまでも低予算のB級映画であり、自分を含めた多くの原作ファンが想像するよう...

東 京 都 オ タ 区 | 2011.09.12 Mon 17:22

モール・コップ(2009)

 偶然だが、前記事と二つも内容が重なった。そのキーワードは「ギタコン」と「ダイ・ハード」。    予想をはるかに上回る傑作コメディー!  ここ最近、B級映画やコメディーをいろいろ観て来たが、ようやく大ヒット作に巡り会えた。どちらかと言えば、もっと下品なギャグ満載の「裸の銃を持つ男」シリーズや「オーズティン・パワーズ」のような作品を求めていたが、この映画は完璧に自分のツボにはまった。  総体的にはラブコメディーのジャンルに入る作品だが、主人公が事件に巻き込まれて以降は完全に「ダイ・ハード」のパロ...

東 京 都 オ タ 区 | 2011.09.06 Tue 21:04

M:I-2(2000)

 何の思いつきだったか理由は思い出せないが、懐かしのTVドラマ「スパイ大作戦」最初の映画化「ミッション:インポッシブル」は劇場で観て、意外にもかなり楽しめて気に入ったのだが、逆に続編が作られて「シリーズ化かよ!」と興ざめして以来観ていなかった。  そして今、現実逃避の一貫として掘り出し物の映画を探していた時に「M:I-4」の予告を観て、初めて続編を観てみようと思い立った。今さら調べて分かったことだが、1作目はブライアン・デ・パルマ、2作目はジョン・ウーと著名監督によるものだった。しかし3作目以降はそれ...

東 京 都 オ タ 区 | 2011.09.03 Sat 21:59

私は、ボクシングに出会ってから人生が360度変わったんです。(ガッツ石松)

▶ファイトナイト ラウンド4/EA SPORTS/XBOX360  ジュニアヘビー級のベルトを入手した前回のプレイでヘビー級に転向した俺のボクサー:ボッコ・ボコは、いよいよランキング1位に上りつめ、残るはベルトの奪取のみ。というかベルトを持っている三人は「ジョージ・フォアマン」「マイク・タイソン」「モハメド・アリ」です。。。。。帰っていいですか? とりあえず誰にも勝てる自信がない。  このモンスターたちへの挑戦は次回にしよう、そうしよう。どれか一つでもベルトが取れたらめっけもんと思っ...

東 京 都 オ タ 区 | 2011.08.25 Thu 06:57

ストランデッド(2002)

 事故で亡くなった船長の代理として指示を出すスザナがこの映画の監督だったとは。DVDパッケージでは名の知れたヴィンセント・ギャロを主役のように扱っているが、この映画の主人公は冒頭からラストまで記録ボイスとしてナレーションするスザナだ。  ストーリー上この展開は仕方がないとは言えるが、どの人物も遭難によって感情をあらわにして人間的な短所を強調しすぎており、現実の宇宙飛行士たちの選ばれた勇敢なエリートというイメージから乖離していたところにリアリティーを感じられなかった。船長のスザナ以外の面々は火星探...

東 京 都 オ タ 区 | 2011.08.23 Tue 07:41

オーメン 最後の闘争(1981)

 ダミアン(=サム・ニール)の演技も雰囲気や音楽も素晴らしかったが、ラストがやけにしょぼかった。やはり宗教的な対決のフィクションはこんな風にお茶を濁して終わるしかないというわけか。それでもこの完結編の後にまた新しい悪魔の子を登場させてしまう「オーメン4」なんていうお門違いの続編を観るよりはここで終わってもらわないと、もう何がなんだか分からなくなる。  ホラームーブメント以前のオカルト映画全盛期、中でもとくに好きだったのがこの「オーメン」シリーズだったが、観たい観たいと思いながらずっと観ていなかっ...

東 京 都 オ タ 区 | 2011.08.17 Wed 21:10

キャンディマン(1992)

 DVDが届くまで全然気づかなかったが、昔読んだクライヴ・バーカー「マドンナ 血の本5」の一話「禁じられた場所」が原作の映画だった。  もっとも広く知れ渡るクライヴ・バーカーという作家のイメージとしては、やはりホラー映画「ヘルレイザー(1987)」(原作「ヘルバウンド・ハート(「魔道士」改題)」)が一番大きいだろう。続編が7作も作られている超人気シリーズで、まだシリーズ化前に1作目だけを観た。  当時はゾンビ物やスプラッター系の映画を敬遠してほとんど観ていなかったため、途中で吐き気を催してしまった記憶がある...

東 京 都 オ タ 区 | 2011.08.17 Wed 11:04

ゲド戦記(2006)

 このとき、劇場鑑賞前に原作の外伝以外のメインストーリーを読了。アーシュラ・K・ル=グウィンは昔「闇の左手」を読んだが面白かったという記憶はなく「ゲド戦記」によって初めてその魅力を知った。タイトルは20年前から知っていたがまさか児童書コーナーにあったとは(読書好きにも関わらず学校の図書室と無縁だった)。  監督・宮崎吾朗が「ゲド戦記」を知らないように批判するのは間違い。昔からの愛読書であり、企画会議の席でその作品に対する熱意とビジュアルイメージを見せられたことから、鈴木プロデューサーが監督に推した...

ヤル子とナス子とダメな僕 | 2011.08.14 Sun 13:25

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